2022年5月29日、関越自動車道花園ICの近接地に誕生した、キユーピーが手がける複合型施設「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」。体験農園、レストラン、マルシェ、レストランなど、野菜の魅力を五感で体験できる話題の新スポットについてレポートします。
深谷市にオープンした野菜を楽しむ複合施設
キユーピーが、埼玉県深谷市の進めている「花園IC拠点整備プロジェクト」の一環としてオープンした複合型施設。コンセプトは、「野菜にときめく、好きになる! みんなの笑顔を育むファーム」。子どもから大人まで、野菜をテーマにさまざまな切り口で楽しめて、いつの間にか野菜が好きになっているという施設の登場です。
前日の5月28日には隣に「深谷テラスパーク」が。さらに2022年秋には、「ふかや花園プレミアム・アウトレット」がオープン予定と、ますます目が離せないスポット。秩父鉄道・ふかや花園駅より徒歩約5分、関越自動車道・花園ICより車で約4分と、アクセスのよさも魅力です。
「夏の日差しを浴びてスクスクと育つ野菜の生命力や、みずみずしい新鮮な旬野菜のおいしさ、カラフルな野菜の美しさを五感で感じて、楽しめるように準備してお待ちしています。とくに夏は、どんどん野菜が育ちますので、何度お越しいただいても楽しめます!」(深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム 代表・海老沢智幸さん)
色とりどりの野菜に触れ合える体験農園
敷地面積約17600㎡の3分の1を占めるのが、命と彩りを感じられる体験農園。常時30種類以上、年間では100種類ほどの野菜が栽培される予定。ガイドツアーののち、農園で旬を迎えた野菜2~3種類を収穫して持ち帰りができます。収穫体験は約75分。
収穫だけでなく、それぞれの野菜の花など、成長過程を観察するのも楽しみのひとつ。多品種栽培のため、見て歩くだけでもワクワクするはず。体験プロブラムの最新情報は、公式Twitterに公式にアップされているのでチェックしてみてください。
野菜ソムリエが常駐するマルシェ
食べ頃や食べ方が分かるマルシェでは、深谷市やその周辺の農家から仕入れた旬の野菜を取り扱っています。POPなどのディスプレイだけではなく、長ネギは立てて、ジャガイモは暗所に置くなど、野菜ごとの保存方法にあった売場什器にも注目。旬な野菜を大切に、よりおいしく味わえるよう、随所に工夫が施されています。
店内には、野菜ソムリエの資格をもつスタッフが常駐し、野菜の特徴や調理法をアドバイスしてくれるのもうれしいポイント。野菜をまるごと1個買っても、むだにせずおいしく使い切れる方法、購入後の日数ごとの食べ方や、部位ごとの食べ方、新顔野菜の食べ方も丁寧に提案してくれるので安心です。
地産地消のレストランで旬の味を満喫
おなかが空いたら、旬の恵みに出会えるレストランへ。「農園の中の一軒家」をイメージし、客席からは農園が一望できる落ち着いた雰囲気。地産地消を提唱し、野菜のもち味を生かしきる調理法に定評のある、音羽和紀シェフ・音羽創シェフ監修によるメニューが楽しめます。旬の野菜や食材の魅力を引き立てる料理を提供するため、グランドメニューは用意していないそう。また、キッチンからの声や音、香りがそのまま伝わってくる、オープンキッチンが食欲をそそります。
おすすめは、地元の旬の食材をシンプルかつ、おいしく仕上げた「シェフズサラダ」。カラフルで楽しい、野菜の種類もボリュームもたっぷり堪能できる1皿です。ほかにも、マルシェで販売している野菜を使った「本日のスペシャリテ」も要チェック。
テイクアウトのソフトクリームも人気
農園や館内を巡ったあとは、テイクアウトのスイーツでクールダウンを。季節の果物や野菜を使ったフレーバーのソフトクリームは必食です。帰りに、隣接する「深谷テラスパーク」にたち寄っても。
取材協力/深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム
<取材・文>寺川尚美