京都市「京つけものニシダや」漬け物4種食べ比べ。ご飯のおともに酒の肴によし

2025/04/26

グルメ・特産品

京都府「京つけものニシダや」の漬物を食べ比べ

　
　オイシイお漬物で山盛り炊きたてご飯が食べたい！　というわけで、今回取り上げるのは京都「京つけものニシダや」さんのお漬け物つめ合わせ。保存のきくお漬け物もまたお土産の王道（京漬物なんかとくに）だと思うのですが、当コラムでは取り上げてこなかったこともあり、さっそくお取り寄せ。

　つめ合わせも色々あり迷ったのですが、今回は「千枚漬セットA」を。ラインナップは以下4種。
・しば漬け風味おらがむら漬
・ごましそ漬け
・千枚漬け
・柚子大根

　なぜこのセットにしたかというと…、私は漬け物のなかでも千枚漬けが死ぬほど好きだからで～す!!　また、年間売上40万個を誇る「しば漬け風味おらがむら漬け」がニシダやさんの看板商品にあたるそうなのですが、しば漬けも同時に死ぬほど好きなのでワクワクが止まりません。ぬかりなく炊飯器をセットし、いざ実食。

　
＜しば漬け風味おらがむら漬け＞
　そもそも「しば漬け」とは、ナスをメインにキュウリ、ミョウガなどをシソの葉とともに塩漬けしたもの。京都の大原地区は赤しその生産が盛んで、「すぐき漬け」「千枚漬け」とともに「京都三大漬け物」と呼ばれているそう。

　
　そんななナスメインのしば漬けをキュウリメインに創業者が工夫したものが「おらがむら漬け」。私はどっちかというとしば漬けのとくにキュウリが好きなのでもう、ドンピシャですね。

　感想はというと、「久々に食べたけど、しば漬けってやっぱめちゃめちゃおいしい……！」。キュウリ、ナス、ミョウガ、ショウガ、シソの葉が入っているのですが、キュウリのコリコリ食感も、ミョウガのじゅわっとした食感も、ショウガのサクッとピリッとした感じも、すべてが最高です。白米がしこたま進みました。

＜千枚漬け＞
「千枚漬け」は、薄切りにした聖護院カブを塩漬けにした漬け物。聖護院カブも京の伝統野菜ですね。ほかの漬け物と違い長期保存用のものではないそうで、ニシダやさんでも冬季限定商品になっています。

　薄くて大きな円形なので、カットして食べよと書いてあるのですが、もう好物なのででっかいまんまいっちゃいます（お行儀悪い）。あ～この、やわらかくちょっとツルッとした歯ごたえ、甘味、酸味。千枚漬けにしかないおいしさ。ありがとうニシダやさん、ありがとう聖護院カブ。

　ごましそ漬けってなんですの？　と思っていたのですが、キュウリ、ショウガ、ナス、ミョウガ、青しそをごまとさっぱり漬けにしたもの…ということで、しば漬けの青しそバージョンと言いますか、野菜の構成は似てるけど漬け方が違う、ということでしょうか。

＜ごましそ漬け＞
　味のほうは、かなりさわやか！　ゴマ感は意外と薄めでしたが、スッキリした酸味と辛味でご飯何杯でもいけます。店主イチオシ、おらがむら漬けよりこっち派の人もいる、というコメントもあったのですが、納得の味わい。

　
＜柚子大根＞
　オーソドックスな組み合わせに思えますが、ニシダやさん人気No.2の品なんだとか。パッケージを開けた途端に大根そしてユズの香りがぶわ！　と広がります。辛味はなく、さっぱりした酸味とユズの香りが上品でとても食べやすい。万人受けしそう、かつ、やめられない止まらないあと引きがすごい。