より多くの人に町の魅力を知ってもらいたいと、鳥取県のほぼ中央にある町、琴浦町が新しいロゴを発表しました。北は日本海、南は中国地方最高峰の大山に面した琴浦町はまさに食材の宝庫。「小さいくせに ぜんぶある。」のキャッチフレーズどおり、恵まれた環境のもと、海産物から農産物、畜産物まで、じつに多くの食材が育まれてきました。そんな町のリブランディングに取り組む小松弘明町長に、ふるさと納税返礼品のなかからとくにおすすめの3品をうかがいました。
日本海のうま味がギュッと凝縮した松葉がに
「琴浦町は田舎の小さな町です。これまでは『あれがない』『これがない』と、ないものを探すばかりでした。でも、『あるもの』を探す視点で町を見つめ直してみたら、当たり前だと思っていたものがじつは宝物で、本当にたくさんそろっていることに気づいたんです」と、小松町長。海ひとつとっても、冬はダークグレーで荒々しく、春は波がなく穏やか、夏に向けて透明度が増してくるなど、四季折々に異なる魅力にあふれていると言います。
そんな琴浦町で、まず小松町長がおすすめする返礼品が「松葉がに」。カニの水揚げ量日本一を誇る鳥取県だけに、琴浦町でも冬限定ながら返礼品全体の5~6割をカニが占めているとか。「お歳暮シーズンに向けて高級感がありますし、返礼品はこれ! と決めている方も多いですね。不動の人気No.1です」。暖流と寒流が交じり合うプランクトンが豊富な漁場で育つため、日本海の上質なうま味が凝縮されて濃厚な味わい。カニみそも絶品です。
琴浦町で育った極上のブランド牛
続いてのおすすめは「東伯和牛」のステーキ肉。「肉のうま味はまろやかな脂肪の質がポイント」と、小松町長。東伯和牛はオリーブオイルの主成分でもある「オレイン酸」を豊富に含んでいるので、口どけや風味がよく、あと味があっさりしているのが特徴だとか。江戸時代から続く和牛の産地として、日本各地の多くのブランド牛や銘柄和牛のルーツでもある鳥取和牛。東伯和牛も鳥取を代表する黒毛和種のブランド牛として、琴浦町の豊かな自然環境のなか、味にこだわった飼料や飼育方法によって育てられています。
五ツ星お米マイスターが厳選するこだわりのブレンド米
「お米の博士号」ともいわれる資格をもつ「五ツ星お米マイスター」が琴浦町内の契約農家の米をプロの目利きで厳選。米の状態や季節に合わせて月ごとにブレンド内容を調節し、精米したてを一年間届けてくれる「『米蔵』特選米」も、小松町長おすすめの返礼品です。「そのときどきにマイスターが自信をもってすすめるおいしいお米を味わうことができます。毎月のお楽しみですね」。日本人はブランド志向が強く、単品のブランド米が人気ですが、「マイスターにいわせると、本当においしいのはブレンドしたお米。同じ品種でも季節や場所によって変わり、それをブレンドすることで一定の安定した味になるんです」。
まずは5㎏のお試しから、という人はこちら
「小さいくせに」なんでもある琴浦町。まずは豊富なふるさと納税の返礼品から、その魅力を味わってみてはいかがでしょう。
<撮影/林 紘輝(人物、海) 取材・文/カラふる編集部>
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