子どものお祝いにも。木のぬくもりがうれしいこだわりのオモチャ

出産祝いや誕生日祝い、小さな子どもへのギフト選びには悩むことが多いもの。ふるさとチョイス広報部が、安心安全な質のよさと、相手を選ばないセンスのよさならコレ!と、こだわりの木のオモチャを教えてくれました。

さまざまな木を使った、手づくりのバランス積み木

バランス積み木(新・海物語)

 まずご紹介するのが、宮崎県日向市でつくられている、海の生物をモチーフにした手づくりの積み木セットです。魚、タコ、クジラなどの積み木は全部で25個。サイズ、重さ、厚み、木目や木の種類までさまざまで、どれひとつとして同じものはありません。

 子どもが小さいうちはシンプルに高く積み重ねたり、大きくなるにつれ、セットになっているバランサーに乗せてみたり、考える力がついてきたら、パズルのように並べ変え、記憶力を試すゲームをしたり。その遊び方は、なんと20通りもあるそう。子どもの成長と共に遊び方を変えて楽しめるのも、大きな魅力のひとつです。

 積み木のもとである木材は宮崎県産を中心にさまざまな種類を使用し、塗装はせず、ひとつひとつ面取りをして製作。そのため、触り心地がよく、木目や木肌のぬくもりを感じながら安全に遊ぶことができます。

製作者の眞志喜さん

 製作者の眞志喜さんは、NPO法人「芸術と遊び創造協会」が認定したおもちゃコンサルタントの資格を持つ本格派。製作だけでなく、オモチャを県内のイベントや児童福祉施設に無償で提供する活動も行っています。

「オモチャを通して多くの方々に木のぬくもりを感じてほしい。そして、子どもも大人も家族みんなで楽しんでもらいたい」。そんな思いがつまった、世界でひとつだけの積み木です。

こだわりの詰まった、やさしいままごとセット

木のままごとセット

 続いては、高知県安芸市から、かわいいままごとセットのご紹介です。野菜やフルーツ、お菓子、おにぎり、包丁、カトラリーなど、木とフェルトの組合せで丁寧につくり込まれたままごと道具が、セットの木箱に入って届けられます。野菜や果物には切りわけられる工夫も。箱には名前を入れられるため、ギフトにもぴったりの1品です。

食材や包丁、まな板も木

木箱には名前も

 原材料は、ヒノキ・スギ・サクラなどからできており、良質な香りに癒されます。着色されていないため、小さな子どもがなめても安心。野菜の葉などに使われているフェルトは、植物から染め上げる「草木染め」で着色されています。

 そんなこだわりのオモチャを手がけるのは、グッドトイ賞など数々の受賞歴を誇る「山のクジラ舎」のスタッフの皆さん。ままごとセットは、「2011年 魅力ある日本のおみやげコンテスト」で「国際森林年別賞」を受賞しました。

 スタッフは全員が高知で生まれ育ち、子育て中の女性が多く、ひとつひとつに愛情を込めて、やさしい木の道具をつくり続けています。

スタッフのみなさん

 寄付者からは「めいの誕生日プレゼントで贈ったら、自分の名前が入っていて喜んでいた」「高級感がありインテリアとしても使える」「木製なので子どもがしゃぶっても安心」と、大好評。自然豊かな高知でつくられた、こだわりのままごとセット、出産祝いや誕生日などのお祝い事に、大事な人へのプレゼントに、いかがでしょうか?

お話を自分でつくる、遠野の森の木の絵本

遠野の森の木の絵本

 最後に、岩手県遠野市から「遠野の森の木の絵本」を紹介します。これは、「だれが」「どこで」「なにを」「どうした」の4つのキューブを組み合わせて、お話をつくることができる木の絵本。ひとつのキューブは6面あるため、6×6×6×6で1296通りのお話をつくることができます。積み木遊びをしながら、物語も考えるので、ひとり遊びはもちろん、友達やきょうだい、親子で遊んでも想像の世界が広がりそうです。

木に書かれている絵

 遠野は古くから「民話のふるさと」と呼ばれ、昔話が受け継がれてきた土地。山に囲まれた盆地に位置するため、木は身近な存在です。そんな遠野の魅力がつまった木の絵本は、2012年度にグッドデザイン賞を受賞しました。

積み木遊びをしながら楽しめる

 代表の前川さんをはじめ、子育て中のお母さんたちが集まり、試行錯誤をして出来上がった木の絵本。「遠野のお話文化を未来へ繋いでいきたい」グッドデザイン賞受賞式でのスピーチで、前川さんはそう話していました。

<取材・文/ふるさとチョイス広報部>

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