全国のさまざまな返礼品を取り寄せている、ふるさと納税コンサルタントの小野くみさん。今回は「鬼嫁ブログ」が話題の青森県ご当地洋菓子を紹介します。読者プレゼントもあるので、奮ってご応募ください。
ご当地ゆるキャラをモデルにした洋菓子
リンゴと言えば青森県が日本一の生産地だと知っていても、代表的な品種ふじの発祥地が青森県藤崎町(ふじさきまち)だということを知っている方は少ないと思います。藤崎町は1991年のりんご台風の際、受験生向けに「落ちないリンゴ」を売り出し話題になりました。
弘前市に隣接し、リンゴのほかにもブランド米つがるロマン、お米を食べて育った鶏から生まれた卵、ときわにんにくなどが特産品の農業が主体の町なのですが、「どうして?」と思うほど名の知れた菓子店がいくつもある隠れスイーツの町でもあるのです。
洋菓子に和菓子、それぞれに個性があり住み分けされているようですが、なかでもお店のブログが話題になっているイシザワ菓子舗さんのお菓子、ジャン坊くんを紹介したいと思います。
ちょっと変わったネーミングですが、藤崎町のゆるキャラでおむすびのようなジャン坊くんをモデルにした、ワッフル生地の中にふわりとしたクリームがサンドされたふわふわづくしの洋菓子。
味は、小豆クリームとキャラメルクリーム&クラッシュアーモンドの2種類。どちらも軽い食感で、食べ比べを言いわけにペロリと2つとも完食。キャラ先行型かと油断して食べたのですが、どちらも負けず劣らずのお味。これなら子どもからお年寄りまで全年代に愛されるはず。
鬼嫁日記がネットで話題に
さて、このジャン坊くんを生み出すイシザワ菓子舗のブログのタイトルは「イシザワ菓子舗の鬼嫁日記」。「鬼嫁」という怖そうだけど素通りできないワードにひかれてのぞいてみると、店を取り仕切るお嫁さんではなく、仕事を別に持ちながら、菓子職人である夫の仕事をPRする優しい鬼嫁ちゃんがいました。ブログは毎回鬼嫁ちゃんのつぶやきとともに、季節のケーキやオーダーのあったお祝いのケーキが日々更新。そこに登場するケーキは主役の好みを反映した個性的なものばかり。
ドレスを着たお姫さまが箱から出てきた女の子、大好きな戦車の形をしたケーキを見た男の子、大好きなジャン坊くんを満足いくまで食べられる夢がかなえられた小学生。そんな子どもたちの喜ぶ笑顔が目に浮かび、こちらまで幸せな気持ちになってしまいます。
噂を聞きつけ遠方からの注文も
サプライズケーキをつくる過程で、「あーでもないこうでもない」とやりとりする夫と鬼嫁ちゃんのかけ合いも目に浮かぶよう。こんなにお客さまに寄り添った洋菓子店、全国見渡してもなかなかないのでは? 赤が目立つレトロな外観も昭和を感じる包装紙もますますいい味に思えてしまいます。
現在、イシザワ菓子舗では地元のお客さまだけではなく、今では鬼嫁ちゃんファンがはるばる首都圏、さらには九州からもお取り寄せをされる方がいらっしゃるそうです。鬼嫁ちゃんはブログを書くことをとおして、ご主人はジャン坊くんやアップルパイなど地元に根づいたお菓子をつくることをとおして、お店やお菓子だけではなく藤崎町をもPRしているのかもしれませんね。
パウンドケーキを5名にプレゼント
そんなイシザワ菓子舗さんより、今回「恋する乙女パウンド」を5名様にプレゼント!
目を引くパッケージの中には、藤崎町を代表するふじりんごと、藤崎町と地域間連携を結ぶ三重県紀宝町のレモンを使ったパウンドケーキが2つ。「恋する乙女のパウンド」なので、気になるパートナーと一緒のティータイムにもおすすめです。
下記のリンクから奮ってご応募ください。
応募締め切り 2021年8月15日
<取材・文/小野くみ>
小野くみさん
ふるさと納税コンサルタント。自治体や事業者と寄附者との橋渡し役や、返礼品の開発、記事の執筆、イベントの企画、セミナー、講演などを行う。また、ふるさと納税ブロガーとして『くみくみのふるさと納税返礼品の記録』を運営中。
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