マグロをもっとおいしく。焼津市と関市のふるさと納税コラボが話題

養殖ものが増えるなか、静岡県焼津市が誇るミナミマグロは100%天然。そのぜいたくすぎる味わいと、岐阜県関市とのふるさと納税コラボについてもご紹介します。

濃厚な味わいが魅力! 静岡県焼津市のミナミマグロ

脂ののったマグロの切り身

 種類豊富なマグロのなかでも、大トロがとれる高級魚として人気が高いミナミマグロ。焼津でマグロといえばミナミマグロといわれるほど、市内では古くから親しまれています。南緯40度の冷たい大海原を回遊するため身がしまっており、その色の鮮やかさから「赤いダイヤ」とも。赤身はクセがなく、ねっとりと濃厚な味わい。トロは嫌みのない甘い脂が口の中でとろけます。

冷凍したマグロを吊り上げるマグロツリー

 漁獲直後に活〆にするミナミマグロは、鮮度をキープするために船上で急速凍結。港で水揚げする際の「マグロツリー」と呼ばれる迫力満点の光景も人気です。

マグロのおいしさは包丁の切れ味で決まる!

包丁で切り分けたマグロの刺身

 そんなミナミマグロの焼津市が、「これからのふるさと納税は自治体同士の『競争』ではなく、ともにつくっていく『共創』でありたい! 日本一同士がタッグを組めば、よりよいものをお届けできるはず」と、岐阜県関市に提案。
「食材のおいしさは包丁で決まる」ということから、「新鮮な海の幸を、切れ味のいい包丁で最高においしく食べてもらいたい!」と、焼津市のマグロと関市の包丁のコラボ企画が実現。話題を呼んでいます。

日本一の水産の町が、日本一の刃物の町とコラボ

焼津市と関市がふるさと納税でコラボ

 年間400億円以上の水産物が水揚げされる焼津市は、全国2790の港のなかで、なんと4年連続水揚げ額がトップ! とくにマグロ漁とカツオ漁が盛んで、全国で食べられているマグロとカツオの半分以上が焼津市で獲れたものなのだとか。

焼津港

 一方、関市は包丁やハサミなど刃物製品の出荷額全国1位。その歴史は700年以上前、関の地が日本刀の産地として隆盛を極めたことに始まり、刀鍛治の技術が刃物づくりへと受け継がれました。現在も、イギリスのシェフィールド、ドイツのゾーリンゲンと並び、世界三大刃物産地と称される関市。「MADE IN SEKI」の刃物製品は、世界的に認められたブランドです。

関の包丁をとぐ

 そんな2市が「ふるさとチョイス」内の両市のページに、焼津市のマグロと関市の包丁、それぞれを紹介する特集ページ「静岡県焼津市の【静岡県焼津市×岐阜県関市】切れ味の良い包丁で、お店クオリティの刺身を自宅で楽しもう!!」 を開設し、お互いの魅力をPRしています。ぜひ、チェックしてみて!

<撮影/林 紘輝 取材・文/カラふる編集部>

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