お茶業界はペットボトルが普及して以降、価格が下がるなど苦しい状況に陥りましたが、こだわりをもって工夫している生産者の商品は別格です。いれたてのお茶のおいしさを味わいたくなる、手軽でギフトにも最適な3品を、ふるさとチョイス広報部に教えてもらいました。
有機にこだわり大分県ではじめてJAS認証を取得
まず紹介するのは、緑茶・ギャバ茶・紅茶の3種類の粉末を詰め合わせた返礼品です。大分県臼杵市(うすきし)にある髙橋製茶では、親子2代で有機栽培にこだわりながら茶葉を生産しています。
お客さまに安心・安全なお茶を飲んでもらうため、有機栽培にこだわる髙橋製茶さん。平成13年に、大分県で初となる有機JAS認証を取得しています。
さらに、農林水産省主催の「全国環境保全型農業推進コンクール」にて生産局長賞(大賞に次ぐ最優秀賞)を受賞。独自の栽培技術だけでなく、小学校や中学校の生徒を受け入れ、茶摘体験や職場体験を受け入れている点も評価されました。
代表格の緑茶は、そのまま溶かして飲むのはもちろん、お料理やお菓子、手づくりケーキの材料としても大人気の商品です。
ファンも多いギャバ茶には、ギャバ成分が含まれており、血圧の上昇を抑える・ストレスを和らげる・睡眠の質を高めるなどの効果があるといわれています。
有機のお茶でつくった紅茶は、綺麗な紅色が特徴。ギフト用にも大人気の一品です。
世界農業遺産認定の茶草場農法でつくる深蒸し茶
日本を代表する茶どころ、静岡県掛川市から深蒸し茶のセットをご紹介します。普通の煎茶よりも2~3倍長い時間蒸す「深蒸し掛川茶」は、濃厚でコクと甘味を味わえるのが特長です。カテキンやビタミンC、さらに食物繊維、ミネラルなどを多く含み、健康効果が高いとも言われています。
「三重大製茶」さんでは、世界農業遺産に認定された茶草場農法実践茶園でつくられた茶葉を丁寧に仕上げ加工しています。ススキやササを主とする草を茶園の畝間に敷くことで、自然環境に優しく、生物多様性維持に貢献し、土壌の栄養価も高まり、お茶の風味がよくなるのだそう。
そんな三重大製茶さんは、日本茶AWARD2017の「希少品種・さえみなみ」で、全国より405点の出品茶の中から18点に選ばれ、プラチナ賞を受賞しました。
返礼品では、いつでも新鮮な状態でお茶を楽しめるよう、窒素充填された個包装でお届けします。プレゼントするもよし、ご自分で楽しむもよしの最適品です。
お湯とカップさえあれば、手軽にドリップティーとしてお楽しみいただける「ドリップフィルター」も同梱しています。これからの季節、旅行やキャンプなど外出先でもいれたてのおいしいお茶を楽しむことができますね。
食事中に飲むのがおすすめ。桑の葉はクセのない健康食品
岩手県北上市の北端に位置する、更木地区の桑園で育てられた「更木桑茶 茶葉セット」をご紹介します。桑の葉は昔から蚕のエサとして活用されていましたが、養蚕業の衰退とともに、桑畑はほとんど見られなくなりました。
しかし近年では、桑にはビタミン・ミネラル・食物繊維などが多く含まれ、健康作用が高い葉として知られるようになりました。桑茶をはじめ、青汁やハーブティーなどの健康食品として、桑の葉が活用されています。
提供する「更木ふるさと興社」さんは、桑の研究や産業振興に日々取り組んでいます。忘れられつつある桑という地域の資源を食文化として発信し、桑の新しい価値をつくることを目指します。
こちらの茶葉セットでは、 大さじ1杯にお湯300〜400mlで、2〜3杯分のお茶がつくれます。急須やティーポットに茶葉を入れ、沸騰したお湯を注ぎ、お好みの濃さになるまで数分(この場合1分30秒〜2分が標準的)待つとでき上がりです。
ノンカフェインでクセのない味わいを持つ桑茶は、食事中に飲むのがおすすめです。夏はお湯で入れた桑茶を冷やしたり、水出しなどでもおいしく召し上がることができます。
<取材・文/ふるさとチョイス広報部>
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