地元一丸となった上質な味に感動! 雑誌『ESSE』読者が選ぶ「ふるさとグランプリ2022」で肉部門1位に輝いたのは、生ハムやジャーキーなど宮崎県都城市産の5種の肉を集めた珍味セット。同じく同部門の各賞に選出された、おいしい返礼品とともにご紹介します!
生産者の思いがつまった珍味5種が金賞1位に
都城市の「都城産『牛・豚・鶏のフィンガーフード』&『宮崎牛ローストビーフ』」は、異なる生産者が一丸となって開発した返礼品。赤身と脂の絶妙なバランスの宮崎牛モモ肉を使用したローストビーフや生ハム、生ジャーキーなどをヒノキ箱につめた珍味セットです。プレゼンで生産農家の大変な現状とこの商品にかける思いを知り、「ほかでは食べられない部位の加工が絶品!」「複数の生産者のこだわりや技術がつまった上質な味」など称賛の声多数。子育てや新規就農者を支援する寄付金の使い道にも多くの賛同者がいました。
金賞2位は、肉厚でジューシーな牛タン
同じく金賞を受賞した岩手県北上市の「低温管理! 肉厚牛たん(タン元)500g」。うま味が凝縮した希少な根元のみを使用し、徹底した温度管理で臭みを抑えた厚さ1cm以上の肉厚牛タンに、「高級焼き肉店のよう」「肉質がやわらかく、歯ごたえがあるのにすっとかみ切れる」「塩ダレがおいしい」と、その絶妙な食感と味に大満足。寄付金でコミュニティーバスを運行させたことを聞き、「車イスのまま乗れるのがいい」「高齢者の行動範囲が広がりそう」と、賛同の声が集まりました。
うま味たっぷりのローストビーフも高評価
「想像をはるかに超えるやわらかさ!」と会場を沸せ、金賞3位となったのが鹿児島県曽於市の「鹿児島県産黒毛和牛使用ローストビーフ500g」。A4等級以上の黒毛和牛を低温でじっくり加熱。表面はこんがり、中はジューシーな味わいは、「うま味がギュッつまっていて、おいしい」「赤身と脂のバランスが最高です」と大評判。「教育に力を入れているので、子どもたちの将来が楽しみ」と、寄付金の使い道を評価する声も多くありました。
銀賞は、大容量&臭みのない鹿肉セット
通常、仕留めてから2時間以内にさばくところ、北海道別海町では1時間以内というこだわりの「鹿肉 お楽しみ 大容量 1.2kgセット」に、「臭みがまったくない」「ジビエは苦手でしたが、これはおいしい」「とても食べやすい。猟師さんの腕がいいのがわかりました」と感動の声。増加する鹿対策や、寄付金で地域の起業家をサポートし、町の人口減少を防ぐ取り組みにも応援コメントがありました。
塩コショウだけでおいしい羊肉に感動!
同じく銀賞を獲得した北海道標茶町の「北海道産 標茶サフォーク(羊肉)お試しセット300g」。リブロースとカルビ、モモ肉のセットで、付属の岩塩や黒コショウで食べるのがおすすめ。「独特のクセがなく、タレなしでも美味」「羊肉のイメージが変わった」「塩・コショウだけでも、おいしくいただけることに驚きました」と、シンプルな味つけが好評。寄付金で引退した競走馬を受け入れるなど、馬とともに暮らせる町づくりにも共感の声が。
老舗うなぎ料亭のタレで仕上げたとんてきも銀賞
創業100年を超える愛知県碧南市の老舗うなぎ料亭が、三河産豚肉を真空調理法でジューシーに仕上げた「プレミアム 三河とんてき 創業大正九年 日本料理 小伴天」。味の決め手は創業以来つぎたしのうなぎのタレ。「肉厚!」「お肉が大きく、やわらかくてびっくり!」「タレの味が最高」といった声のほか、「とんてき」の誕生秘話を交えたプレゼンも「特産品を支え、未来に向いている点に共感した」と高評価でした。
生活情報誌『ESSE』の読者インフルエンサーが、ふるさと納税返礼品を試食。そのこだわりや寄付金の使い道などを審査。
審査会場は、明治18年創業の老舗『料亭 大宮 一の家』。全国各地から届いた自慢の返礼品を、懐石料理風に提供してくれました。
取材・文/カラふる編集部 撮影/山川修一、星 亘