雑誌『ESSE』読者が選ぶ「ふるさとグランプリ2022」で、銘品部門金賞1位に輝いたのは北海道別海町のグラスバター。「バターだけを食べたくなる」という人が続出するなど、圧巻のおいしさで審査会場をわかせました。同じく同部門の各賞に選出された、おいしい返礼品とともにご紹介します！
「バターが主役」の言葉に一堂納得！
バター本来の味わいが楽しめるようにと昔ながらの製法でつくる、別海町の「酪農日本一・北海道 別海産 べっかいのバター屋さん グラスバター7個セット」。「バターが主役です」と断言するプレゼン効果もあり、「なめらかでクリーミー」「ひと口食べて、おおおおー！という感じ」「あまりにおいしくて、バターだけを食べたくなる」など、なめらかな口どけやコク、香りを実感した人多数。さらに、飼料高騰など酪農家の厳しい現状を聞き、「応援するためにも寄付したい」など、共感コメントが目立ちました。
金賞2位は完熟トマト100％のジュース
カロテンやリコピンが通常の2倍という福井県坂井市のブランド「越のルビー」の完熟トマトを100％使用。でき上りに納得しなければ出荷しないという、「完熟収穫にこだわったトマトジュース！ 『クレイジートマト』」のこだわりの味に、「ほのかな酸味で飲みやすい」「甘味の強さとトマトの果肉感がいい」「生産者の情熱が伝わってきた」など、感動する人多数。また、坂井市で就職する若者に奨学金の返還を支援する取り組みに、「すばらしい！」と花丸をつけた人もいました。
南房総の新鮮牛乳＆チーズが金賞3位に
毎朝牧場で搾乳された新鮮な牛乳と、その牛乳からつくるモッツァレラチーズ、なめらかでクリーミーなリコッタチーズのセットが、千葉県南房総市の「近藤牧場乳製品」。「牛乳が甘くて驚きました」「スイーツのようなチーズが美味」といった声のほか、牛にストレスを与えない飼育法や食の安全に力を入れている点も高評価。台風で被害を受けたビワ農家への支援にも、応援する声が多数ありました。
銀賞は、元気なお年寄りがつくる祝米
福島県西会津町山浦集落のベテラン農家が集結。60～80代の元気なお年寄りが丹精込めてつくった還暦米、喜寿米、米寿米を「祝米」としてセットにした「令和4年産 祝米（いわいまい） 450g×3パック」。「ひと粒ひと粒がおいしい」「生産者の年齢によって、お米の味がこんなに変わるのかとびっくり」といった声のほか、「年を重ねた人がつくるというコンセプトがおもしろい」「生産者のアツい思いに心を打たれました」などのコメントも。
もちもちの麺と優しい味のスープが好評
「弾力のある麺が優しい味のスープにからまり、とても美味！」「麺の食感とスープの甘味がいい感じ」「太くてもっちりとした麺があとを引くおいしさ！」と、味の評価が高かった岩手県北上市の「やまなか家 本場盛岡冷麺 冷凍6食セット」も、銀賞獲得。麺とスープ、キムチが入ったセットは冷凍保存もできるので、「忙しいときに便利」の声も。古い小中学校の和式トイレを洋式に改善する取り組みにも、多くの「いいね」がありました。
木曽地方に伝わる漬物に驚きの声が
同じく銀賞は、長野県木曽町の「すんき（無塩乳酸発酵漬物）」。地元のカブ菜を原料に、塩をいっさい使わず乳酸発酵させた木曽地方に伝わる漬物です。今回、みそ汁の具として提供された味に、「酸味がみそ汁と相性抜群」「初めて味わうおいしさ」「塩を使っていないのに、しっかりとした味とうま味がある」と驚きの声多数。寄付金が、里山の保存や伝統工芸の職人育成などに使われる点も好評でした。
甘さすっきり。クセのないはちみつも銀賞に
多くの人が「クセがなくて食べやすい」と絶賛したのが、福島県磐梯町の「磐梯養蜂場 磐梯はちみつ アカシア蜜 250g」。「舌の上でなめらかに溶ける」「サラッと自然な甘さで、そのまま食べてもしつこくない」「甘さすっきり。リピートしたくなるおいしさ」「蜜ぎれがよくて、液だれしない容器がいい」といった声のほか、寄付金が幼稚園の砂場整備や、野生動物の被害防止の電気柵設置に使われていることも注目されていました。
生活情報誌『ESSE』の読者インフルエンサーが、ふるさと納税返礼品を試食。そのこだわりや寄付金の使い道などを審査。
審査会場は、明治18年創業の老舗『料亭 大宮 一の家』。全国各地から届いた自慢の返礼品を、懐石料理風に提供してくれました。
取材・文／カラふる編集部 撮影／山川修一、星 亘
