南国フレーバーがたまらない！ 生活情報誌『ESSE』の読者が選ぶ「ふるさとグランプリ2023」で菓子部門1位となったのは、鹿児島県龍郷町のジェラート。同部門の各賞に選出されたおいしい返礼品とともに、ご紹介します！
南国フレーバーのぜいたくジェラートが金賞1位
ドラゴンフルーツやたんかん、黒糖など、奄美産の素材をそろえ、生産者と障がい者就労支援施設が連携する仕組みも取り入れた龍郷町の「奄美の素材をたっぷり使った贅沢ジェラート詰合わせ 12個入」に、「着色料不使用でこの鮮やかさ！」「なかなかない南国フルーツのフレーバーは魅力」「黒糖の甘味がまろやか」「農福連携の取り組みがすばらしい」など賛辞の声が。寄付金が果樹の苗木育成や、伝統工芸品の本場奄美大島紬の成人式で着用するための購入助成に使われることも、「地域の産業や文化を大切にしている」と高く評価されました。
金賞2位は、ミルクたっぷりのカフェオレあんもなか
おいしさに込めた思いに感動する人が続出した、北海道別海町の「北海道おてつめ カフェオレあん最中」。別海産ミルクをたっぷり練り込んだカフェオレあんが「なめらかで本当においしい」「少しほろ苦く、斬新なおいしさ」と人気で、北海道産もち米を100%使用したサクサクの皮も大好評。プレゼンでは、飼料代の高騰などで厳しい状況の酪農を支えるため、購入しやすい常温の乳製品スイーツを開発したことが語られ、「酪農を支援する寄付はもちろん、おいしさを広めたい」との声が上がりました。
見た目以上のおいしさ！ ふわふわチーズケーキが高評価
金賞3位は、熊本県八代市の「匠チーズケーキ 5個入り」。18年前から地元で愛され、年間5万個も売れるというチーズケーキは、「ふわふわ、しっとり」「見た目は普通なのに、まったく違うおいしさ！」と驚きの声が。その秘密は、表面をパリッと焼き、中はじっくり火入れする製法。「ふんわりと濃厚の間の絶妙な味」「優しくとろける味で口じゅうが幸せに」「何個でも食べられそう」と、あちこちで笑顔がこぼれます。寄付金の使い道では18歳まで医療費無料など充実の子育て支援に、「親ならうれしい」と実感を込める人も。
銀賞は、高校生と開発した新感覚どら焼き
もち米をあくで炊く鹿児島の郷土菓子「あくまき」をどら焼きのフィリングにした返礼品が、鹿児島県曽於市の「あくドラ（あくまきどら焼き）12個セット」。「昔からあるあくまきと、どら焼きのコラボがすてき」「もちもち食感で、食べごたえがある」「地域の食文化をスイーツで楽しめるのも魅力」などの声が。高校生が開発に加わったことも「若い人からのアイデアが面白い」「次世代につなぐ取り組みが興味深い」と評価されました。
世界パラ陸上公認・焼き菓子セットの思いに共感
同じく銀賞に選ばれた、兵庫県神戸市の「神戸2024世界パラ陸上公認 手作り焼き菓子＆コーヒーギフトセット」。「スイーツのまちならではのお菓子」「ドリップコーヒーとセットなので、よりおいしく食べられそう」と好評で、神戸の有名パティシエがバックアップし、障がい者福祉作業所でつくられていることや、寄付金がパラ選手の応援などに使われることを聞き、「心がこもっている」「メッセージ性の高い返礼品」と共感を呼びました。
ヘルシーな手づくりドーナツも銀賞獲得
70歳で開業し、現在81歳の店主が手がけるのが群馬県千代田町の「ドーナツ 冷凍生クリームサンド 5個セット」。地元食材を使用し、すべて手づくりの味わいに、「70代だからこその発明とこだわり。あたたかみがある」「さらっとふんわり。懐かしい味」「地産地消でヘルシーなドーナツ」「かわいい形！ 子どもも喜びそう」「冷凍のままでも食べられ、解凍具合によって食感の違いを楽しめるのがおもしろい」などの声が。
ハードとソフト、2種のバウムクーヘンも大好評
福井県坂井市の「ル・クプル バ－ムクーヘン『バウムッシュ』と『バウマダム』」も銀賞受賞。卵の香り漂うソフトタイプとコク深いハードタイプの２種のバウムクーヘンは、「味わいがまるで違っておもしろい。交互に食べたくなるおいしさ！」「食べ比べが楽しい。マダムは紅茶、ムッシュは濃いめのコーヒーと合わせたい」と高評価。夫婦を意味する商品名に、「結婚応援都市宣言の思いが伝わる」の声が多数寄せられました。
生活情報誌『ESSE』の読者インフルエンサーが、ふるさと納税返礼品を試食し、生産者のこだわりや自治体の魅力、寄付金の使い道などを審査する「ESSEふるさとグランプリ2023」。
審査会場は、明治18年創業の老舗『料亭 大宮 一の家』。全国各地から届いた自慢の返礼品を、懐石料理風に提供してくれました。
取材・文／カラふる編集部 撮影／林 紘輝、中川菜美
