スマホでポイントみたいに使える「電子感謝券」が便利で楽しい

ふるさと納税には、電子ポイントのように使える「電子感謝券」というサービスがあります。あまり知られていないこのサービスを、ふるさとチョイス広報部の田中絵里香さんが教えてくれました。

「ふるさとチョイス 電子感謝券」は、旅行先で活躍

「ふるさとチョイス電子感謝券」とは、ふるさと納税のお礼の品として、自治体が定めた加盟店での食事や宿泊、レジャーなどの費用の支払いに利用できる電子化された感謝券です。使い方はとても簡単、まずはスマートフォンに専用アプリをダウンロード。自治体を選択し、お礼の品に「電子感謝券」を選んで寄付すると、専用アプリに電子ポイントが付与されます。「電子感謝券」を利用できる加盟店に行き、お店に置かれているQRコードを読み取るだけで、支払いが完了。

●メリット1
寄付したその場でポイントがもらえるので、旅行先でも使いたいときにいつでもすぐに利用できます。

●メリット2
加盟店は地域によってさまざま。食事や宿泊、レジャー体験やお土産の購入など1ポイント1円で利用可能。

●メリット3
「ふるさとチョイス電子感謝券」は現金との併用も可能です。1万円の寄付で3000円ポイントが付与されますが、たりない分は現金で支払うこともできます。

今回は「ふるさとチョイス電子感謝券」が利用できる、全国各地のおすすめのスポットをご紹介します。

イチゴ狩りにクラフトビールバル、まち歩きに大活躍

和銅農園
バリアフリー対応なので、車いすでもイチゴ狩りできる

 埼玉県秩父市は、秩父盆地を中心とした自然が豊かなまちですが、都心から特急でおよそ80分と気軽に行くことができ、山でのハイキングなどを楽しめるスポットとして大人気の地域です。

 そんな秩父市で、今の時期におすすめなのが「イチゴ狩り」。

 秩父のイチゴ園「和銅農園」は、地面から1メートルほどの高さで栽培しているため、しゃがまずに苺をとって食べることができ、バリアフリー対応となっているので、車イスに乗ったまま、イチゴ狩りを楽しむことができます。また、なかなか市場に出回ることがない幻のイチゴ「あまりん」を直売所で手に入れることが可能。

「ただかね農園」では、最大5種類のイチゴの食べ比べができ、品種によって異なる甘味や食感の違いを楽しむことができます。「イチゴそのままのおいしさを味わってもらいたい」との思いから、コンデンスミルクは使用不可という農園のこだわりも魅力的です。

まほろバル
地元の秩父麦酒や内外のビールを試飲できる

 ほかには、最近人気のある地ビールを楽しめるクラフトビール専門店で「ふるさとチョイス電子感謝券」を利用できます。秩父の地ビール「秩父麦酒」のオフィシャルタップルームである「まほろバル」では、常時10種類の「秩父麦酒」樽生だけでなく、国内外のビールも6~10種類ほどあり、飲み比べることができます。

 そのほか、ゲストハウスや温泉宿での宿泊、おそば屋さんや秩父銘仙の着つけ体験などにも利用できます。

●秩父市の電子感謝券

待ち時間ゼロ。その場でもらえるお礼の品

坂井市アンテナショップ
東京品川区にある坂井市のアンテナショップで使える電子感謝券

 ふるさと納税は、寄付をしてからお礼の品が家に届くまでの待ち時間も楽しみの1つですが、福井県坂井市の「ふるさとチョイス電子感謝券」は、地域の特産品を取りそろえた都内のアンテナショップで、坂井市の特産品と交換することができます。

 品川区・戸越銀座にあるアンテナショップには、坂井市のふるさと納税のお礼の品でも人気の甘エビはもちろん、一度食べたらやみつきになる焼きサバずしや、福井県民のソウルフードでもあり、その厚さに驚かずにはいられない油揚げなどが販売されています。

坂井市アンテナショップコンシェルジュ
アンテナショップのコンシェルジュが、詰め合わせもつくってくれる
 
 ここで販売している坂井市の特産品の購入に「ふるさとチョイス電子感謝券」が利用できます。また、店舗にはコンシェルジュがいて、まちの紹介や特産品の説明だけでなく、金額に応じた特産品の詰め合わせをつくってくれます。

 自分でいろいろな特産品を自由に組み合わせることもできるので、ほしいものを必要な分だけ特産品に交換できるのもうれしいポイントです。

●坂井市の電子感謝券

空飛ぶブランコやツリーハウス、大人も子どももはしゃぐ1日

久住高原 童心回帰農場
東京ドーム4個分の敷地に広がる童心回帰農場

 大分県の南西部に位置する竹田市は、山々に囲まれ、1日に数万トンの湧出量といわれる湧水群のある自然豊かな地域です。竹田市では、大自然のなか、大人も子どもも楽しめる施設で電子感謝券を利用できます。

 日本百名山の名峰に囲まれた大自然の中、東京ドーム4つ分の広大な敷地を有する童心回帰農場には、一面に広がる草原の中につくられた巨大なブランコや、秘密基地のようなツリーハウス、ソリ遊びができる長い斜面などがあります。子どもはもちろん、大人も童心に戻って1日思いきりはしゃいで楽しめる施設です。

クアパーク長湯
木材がふんだんに使われている「クアパーク長湯」

 童心回帰農場で遊んだ後には、自然炭酸泉で知られる長湯温泉で1日の疲れをゆっくりいやすのがおすすめ。2019年にオープンしたばかりの「クアパーク長湯」には、高濃度重炭酸泉を源泉かけ流しで楽しめる運動浴や、温泉の中を片道50メートル歩く歩行浴などの温泉施設に加えて、長期滞在可能なコテージタイプの宿泊棟や、地元の野菜を使った自然食レストランがあります。

 世界的な賞を受賞した建築家によって設計された建物は、木材がふんだんに使われているため、温泉だけでなく木の温もりにもいやされます。

 竹田市では、ほかにも道の駅や飲食店など、市内のさまざまな店舗で「ふるさとチョイス電子感謝券」を利用できます。

●竹田市の電子感謝券

<取材・文/ふるさとチョイス広報部 田中絵里香>