岩手といえばかもめの玉子
岩手土産の代表格、さいとう製菓の「かもめの玉子」。三陸の大自然を舞うカモメをモチーフにしたこのお菓子は、しっとり黄味餡をカステラとホワイトチョコで包んだ、なんとも優しい甘さが魅力です。
そんな岩手銘菓ですが、実は非常にバリエーション豊かでさまざまなバージョンがあることをご存知でしょうか？ 今回はそんな個性豊かな「かもめの玉子」を各種お取り寄せして食べ尽くす企画です！
今回用意したのは以下の5種類。
①かもめの玉子
②かもめの玉子 ばなちょ
③プレミアム かもめの玉子
④かもめの玉子 ショコらん
⑤りんご かもめの玉子
ほかにも、季節限定の「くり かもめの玉子」「奥州黄金文化 黄金かもめの玉子」「ＳＬ銀河Ｃ58 239」「紅白かもめの玉子」などなど気になるラインナップ盛りだくさんだったのですが、今回は5種で我慢…！
早速並べてみると、普通の「かもめの玉子」と「プレミアム」以外はミニサイズなんですね。
更に包装を取って並べてみます。意外や意外、「プレミアム」はゼリー状でぷるんとした形でした。「ばなちょ」はバナナチョコらしく、カラースプレーがついてますね。続いて断面を比べてみます。
全然きれいにカットできない！ 萎え断面ですがお許しを。
気を取り直して実食と参りましょう。
①かもめのたまご（ノーマル）
やはり安定のおいしさ。この黄身あんがやっぱり絶妙なんですよね。カステラもこの量がよくって、モサモサしすぎず、ホワイトチョコの食感とも合うんですよね。
②かもめのたまご ばなちょ
これはバナナチョコだわ！ バナナピューレ入りあんとバナナジャムで、再現度が高くて驚き。食感も微妙にバナナに似てるからかもしれません。岩手県立大学総合政策学部の学生さんとのコラボ商品とのこと。
③プレミアム かもめの玉子
これだけ毛色がだいぶ違います。「かもめの玉子味」のゼリーなのかと思ったら杏仁豆腐＋マンゴーソースでたまげました。ほどよく酸味。見た目と食感は温泉卵そのもの。
④かもめの玉子 ショコらん
意外とビターなチョコのお味。後味もしっかりカカオの苦味というか、チョコ感は強め。
⑤りんご かもめの玉子
リンゴ味のフルーティーさと、黄身あんの中の果肉の食感がしゃきしゃきと新鮮です。
そんなわけで5種食べ比べをしてみましたが…。結論としては、
・やはりプレーンの「かもめの玉子」が強い
・5種それぞれに個性があり、はっきり味が違う
ということでした……！
普通のかもめの玉子が飛びぬけておいしい
食べ比べしておいてこの結論はちょっと書くか迷ったのですが、やはり普通の「かもめの玉子」が頭一つ飛び抜けておいしく、堂々たる王者ぶりを見せつけられました。今回食べ比べに入ってなかった「ＳＬ銀河Ｃ５８ ２３９」「くり かもめの玉子」を実母が食べたそうなのですが、やはり同じ感想だったのであまりにも強すぎるのかもしれません。
そしてそれぞれの異なる味も（プレミアムは形状まで！）はっきりとした差別化がなされているなと感じました。今回食べた中では「ばなちょ」がイチオシですね。「チョコバナナだ！」という驚きの再現性の高さと、食感の相性のよさを感じて欲しいです。
今回は個別にいろんな種類を購入しましたが、よくよく調べたら食べ比べにバッチリな「味しらべ」(2,273円)をはじめ、バラ売り、詰め合わせの種類も豊富な様子。ぜひ店舗や公式通販サイトをチェックしてみてください。
さいとう製菓
『かもめの玉子』4個入り 540円
『かもめの玉子 ばなちょ』3個入り 480円
『プレミアム かもめの玉子』2個入り 600円
『かもめの玉子 ショコらん』3個入り 540円
『りんご かもめの玉子』3個入り 540円
日持ち ★★★☆☆
配りやすさ ★★★★★
プレーンの強さ ★★★★★
西園フミコ
漫画家。「コミックDAYS」で2018年から全国のおみやげをとりあげる『おみやげどうしよう？』を連載（全4巻）。
