新名産品の洋風・洋菓子は地元の特産品を感じさせる逸品ぞろい
瀬戸内海の魚介、桃をはじめ特産のフルーツ、高原育ちの乳製品などおいしいものが満載の岡山県。お土産としても知名度が高いのが「きびだんご」ですが、実は、きびだんご以外にも岡山県にはお菓子の逸品がたくさん。長く愛されている銘菓のほか、地元の厳選素材を用いたり、お菓子づくりの伝統を発展させたり。新感覚のスイーツも豊富です。
そんな岡山ライクなお菓子でも注目のアイテムがアンテナショップ『とっとり・おかやま新橋館』にて販売されます(2021年2/8~/14「ESSE×岡山 お菓子フェア」)。その中から洋菓子風の4種類をご紹介。フェアに足を運ぶのはもちろん、旅行でのお土産やお取り寄せの参考にもぜひ!
古墳の形がインパクト大。1袋で3つの味が楽しめるのクッキー
まるっとした頭と台形を組み合わせたフォルムが何ともキュート。岡山県に数多い古墳をかたどった、その名も「でぇれぇ古墳クッキー」(30g×3袋入り ¥540 シャルマン)。製造・販売のシャルマンは、県内でも史跡や伝説が豊富な総社市にあるおやつと雑貨の店。地元のシンボルをモダンにデザインしたのは、さすが雑貨店ならではのセンスです。もちろん、味も「でぇれぇ」(岡山県の方言で「すごい」の意味)おいしさ。
プレーン・チョコ・抹茶の3つの味は、それぞれの風味が濃厚で、歯ごたえのあるクッキーをさくっと噛むと口の中いっぱいに味わいが広がります。3つの味が入った袋を3セットにし、リボンできゅっと結わえたのもかわいらしく、プチギフトにもぴったりです。
自然な環境で育てた卵を使用。卵屋さんがつくる低糖質で優しい味
岡山の自然な環境で養鶏を行う卵屋さんがつくるミニサイズのお菓子が「みんせん」(25g ¥324 卵娘庵)。平飼いでストレスなく育った鶏の卵のおいしさをスイーツでも届けたい、との思いのもと、使っているのは有精卵と米粉、少しのてん菜糖のみ。ナチュラルでシンプルなおいしさが楽しめます。
食感はさっくりと軽く、味わいはたまごボーロのよう。ダイエット中にうれしい低糖質、はちみつ不使用なので乳幼児もOKなのもうれしいところ。地元の高校が商品開発に参加し、「子どももお年寄りもペットも食べられるみんなのせんべいに」との思いから「みんせん」と名づけたエピソードも心温まります。ジップ付きの薄い袋入りなのでバッグにしのばせ、小腹が空いたときにさっと食べるのもおすすめ。
イチゴ柄もおしゃれ。きびだんごの老舗が手がけた新感覚焼き菓子
きびだんごの製造を手がける菓子舗の中でも「元祖」として揺るぎない地位を築いているのが安政3年(1856年)創業の廣榮堂。伝統の製法にこだわる老舗の味は岡山土産で食べたことがある人も多いのでは。その廣榮堂謹製の洋風焼き菓子が「はれまーじゅ苺」(25g×6個入り ¥1080 廣榮堂)。
瀬戸内産のイチゴを使用したあんをしっとりとした生地で包み、イチゴジャムをトッピング。北欧のお菓子を思わせる華やかな見た目が何とも魅力的です。味わいは、まんじゅうの生地が甘酸っぱいイチゴのフレーバーと溶け合い、和洋折衷以上の相性のよさ。お菓子づくり165年の実力とセンスが存分に感じられます。イチゴの柄入りの包装もおしゃれで、女友だちへの手土産にすれば喜ばれること請け合い!
おからベースでグルテンフリー。健康と美容を意識しコスパも満足
クラフト風パッケージと英文字がおしゃれで、一見外国のオーガニック食品のようですが、中身は「ザ・岡山」。地元豆腐店の100%国産大豆の生おからと岡山県産米粉を使用したヘルシーなお菓子が「倉敷おからクッキー・米粉プレーン」(160g ¥540 もとや)です。小麦不使用のグルテンフリーなので、アレルギーがある人やダイエット中の人も安心。さらにミネラルが豊富な鹿児島産の粗糖の使用、良質なコラーゲン入りなど健康と美容を意識しているのもうれしいですよね。
堅焼きのクッキーは、おからから想像するパサパサ感がまったくなく、噛みしめるほどに深い味わい。甘味もほどよく、飽きがこないおいしさです。少量で満足感があるので間食はもちろん朝ごはんの代わりとしてもおすすめです。
とっとり・おかやま新橋館
住所:東京都港区新橋1-11-7 新橋センタープレイス1階
TEL: 03-6280-6474
取材・文/土倉朋子