「香川といえば、うどん」。反射的にそうイメージする人も多いのではないでしょうか? それほど全国的な知名度と人気を誇る香川のうどんですが、まだまだ「うまいもん」が揃っているようです。そんな、うどんだけじゃない香川の名産品が堪能できる「さぬきうまいもん祭り in 東京」がロイヤルパークホテル(東京中央区)で開催されました。
ハマチ、牛、豚、地鶏……オリーブを使った名産品が目白押し!
じつは国産オリーブ出荷量の9割以上を占めている香川県。小豆島は日本のオリーブ栽培発祥の地としても知られています。小豆島で初めてオリーブが植栽されたのが今から111年前。日照時間が長くて降水量が少なく、通気性と水はけのよい土壌である小豆島が、オリーブ栽培には最適だったんだとか。
そんなオリーブの果実や葉を食べて育ったのが、今回会場でふるまわれた「オリーブハマチ」「オリーブ牛」「オリーブ豚」「オリーブ地鶏」といった香川県イチオシのブランドシリーズ。もともと香川の名産となっていたハマチや讃岐牛などがオリーブと出会うことで、「香川だけの味」としてさらなる進化を遂げたそうです。
香川が誇る讃岐牛とオリーブが融合した「オリーブ牛」、讃岐夢豚に採油後のオリーブの果実を飼料に混ぜて育てた「オリーブ夢豚」、同じく讃岐コーチンと瀬戸赤どりに採油後のオリーブの果実を与えて育てた「オリーブ地鶏」、オリーブの葉の粉末を添付した餌で育った「オリーブハマチ」……どれもオリーブを食べて育ったからか、本来のジューシーさやコクがありつつも、後を引かないさっぱりさと優しい味わいが印象的。実際にオリーブを与えることで、抗酸化作用が増す、肉質が柔らかくなる、旨みが増すというメリットがあるんだとか。
こうした香川のオリーブ産品を使ったメニューは、東京・新橋のアンテナショップ「香川・愛媛せとうち旬菜館」2階のレストラン「郷土・せとうち料理 かおりひめ」にて期間限定で舌鼓が打てるそう。香川が誇る旬のこだわり食材に触れて“うどんだけじゃない”魅力を体感してみては?
<取材・文・撮影/カラふる編集部>