ひと月1000個以上売れた!干しイモ自動販売機が密かに人気

[地方創生女子アナ47ご当地リポート/第22回:有働文子アナ(茨城県)]

全国47都道府県で活躍する女子アナたちがご当地の特産品、グルメ、観光、文化などさまざまな角度から地方の魅力をお届け。今回は女子アナ47メンバーで、茨城放送のレポーターとして、県内各地800か所以上を取材してきた有働文子アナが担当。茨城県ひたちなか市にある「干しイモ販売機」を紹介します。

国道沿いに出現する赤と黒の自動販売機

自動販売機
茨城県ひたちなか市の国道沿いを走っていると現れる赤と黒の自動販売機

 茨城県ひたちなか市を走る国道沿いに、ひときわ目を引く自動販売機があります。赤と黒のモダンな自動販売機。缶ジュースなどに混じって売られているのは、なんと干しイモなんです。取材時にも、販売機をひと目見ようと、車から降りる方の姿が数名見られました。

ひたちなか市の農家がコロナ禍のなか販売機を設置

自販機アップ
650円で販売している

 販売機が設置されている茨城県ひたちなか市は、干しイモの生産量が全国1位。市内で農家を営む「ほしいもBASE TAKASHIYA」代表の黒澤太加志さんは「コロナ禍でおうち時間が増え、干しイモの売り上げが伸びていることから、接触しないで購入できる、干しイモの販売機の設置を決めました」と話します。

 夢は「日本一おいしくてカッコイイ干しイモ屋さん」という黒澤さん。頭文字を取った「HIB」のロゴは、ご自身がデザインしています。アルファベットを囲むハートは、紅はるかの葉をモチーフに考えました。お店やHPでは、自動販売機同様オリジナルロゴが入ったキャップなどのグッズも購入できます。

紅はるかの干しイモ2種類を販売

開封後のほし芋
購入した平干しホワイトはしっとり柔らかな半生状態

 自販機で販売している干しイモは、甘さが特徴の人気品種『紅はるか』。丸干しの「ゴールド」と平干しの「ホワイト」の2種類が購入できます。それぞれ透明カップに入ったもの(140g)と、真空パックに入ったもの(170g)を選択できます。

 早速、私も平干しの「ホワイト」を購入。開けてみると、パックに入った干しイモに、お店のロゴが印刷されたショップカードも入っていました。
「今年の1月半ばに設置した販売機ですが、商品は1か月で1000個売れていて、毎日補充に行っています」(黒澤さん)

 購入した商品を開封してみると、しっとり、やわらか~い半生状態の干しイモがお目見え。口に入れると、ほどよい甘さが広がり、1パックでも充分におなかが満たされます。オシャレなパッケージは、プチギフトやちょっとした御礼やお返しにピッタリ。販売機は、「ネモフィラの丘」で有名な国営ひたち海浜公園のすぐ側にあります。皆さん、今年のゴールデンウィークにお出かけの際は、「干しイモ販売機」もあわせて、チェックしてくださいね。

<取材・文・撮影/有働文子(地方創生女子アナ47)>

[地方創生女子アナ47ご当地リポート/第22回:有働文子(茨城県)]

有働文子アナ
大学卒業後、ケーブルテレビ大手j:comの社員として入社。地元大田区の情報番組「しぇいく.はんど~おおたの(笑)商店街~」では、松尾伴内のアシスタントMCを担当。また茨城放送の「スクーピーレポート」では、県内各地からの中継レポートを担当し、800か所以上を取材。お昼の情報番組「ハッピー・パンチ」では、歌手・KATSUMIのアシスタントを務めた。現在は、関東を中心にTV・ラジオ・ナレーションなどを幅広く担当。去年のラグビーW杯では、各地PVのMCや試合後のインタビューを担当し、活躍の場を広げている。2児の母

地方創生女子アナ47
47都道府県の地方局出身女子アナウンサーの団体。現在100名以上が登録し、女子アナの特徴を生かした取材力と、個性あふれるさまざまな角度から地方の魅力を全国にPRしている。地方創生女子アナ47公式サイト