都内で約80店舗を展開するアンテナショップ。今回は九州エリアの、鹿児島県をクローズアップ。1階の食品フロアで販売する、2020年の売上額の総合、お菓子、個数別にトップ3の商品を一挙にご紹介します。
本格焼酎から銘菓まで揃う「かごしま遊楽館」
1階は食品販売・観光案内コーナー、2階にレストラン、3階には工芸品の展示と販売を行う鹿児島県のアンテナショップ。鹿児島グルメが集結する1階には、100銘柄以上の本格焼酎をはじめ、さつま揚げ、銘菓・かるかんなどがずらり。下駄の歯に似ていることから名付けられた郷土菓子「げたんは」や、煎茶「知覧茶おく一番」など、お土産にも喜ばれる商品が充実しています。
さつま揚げが首位を独占!総合売上トップ3
1位 月揚庵「さつま揚げ詰め合わせ」 8枚・ 540円(税込)
1位 有村屋「さつま揚げ詰め合わせ」 6枚・ 486円(税込)
2位 明石屋「明石屋軽羹スライス5枚入り」 972円(税込)
3位 お茶の春一番「知覧茶おく一番」 1080円(税込)
上位には、鹿児島名物「さつま揚げ詰め合わせ」がランクイン。甘さ控えめで、きめが細かく弾力のある食感の月揚庵と、「県産の地酒を加え、菜種油で香ばしく揚げた有村屋。ぜひ食べ比べてみてください」(副店長・久保さん)。知覧茶で有名な知覧町のある南九州市はお茶の市町村別収穫量日本一。渋さ抑えめで、甘味を感じる煎茶「知覧茶おく一番」が3位です。
ご当地感たっぷりのお菓子売上トップ3
1位 明石屋「明石屋軽羹スライス5枚入り」 972円(税込)
2位 明石屋「明石屋軽羹饅頭」 1個・162円(税込)
3位 寿屋「あく巻き」1本 562円(税込)
1位は、米粉・ヤマイモ・砂糖を混ぜ合わせ蒸した、江戸時代から伝わる郷土菓子「明石屋軽羹(かるかん)スライス」。3位の「あく巻き」とは、鹿児島地方の「ちまき」のこと。もち米を木灰汁にひと晩漬け込み、孟宗竹の竹皮で包んで4時間ほど煮てつくります。黒糖やきな粉をたっぷりかけてどうぞ。
1個ずつ楽しめる銘菓が人気! 個数売上トップ3
1位 明石屋「明石屋軽羹饅頭」 1個・162円(税込)
2位 薩摩蒸気屋「かすたどん」 1個・108円(税込)
3位 竜乃家「竜乃家かるかん」 1個・184円(税込)
1位の「明石屋軽羹饅頭」は、軽羹に小豆の餡を挟んだ上品な甘さの銘菓。県産の卵をたっぷり使ったカスタードクリームを、ふんわりスポンジで包んだお馴染み「かすたどん」が2位に。毎週木曜日のみの限定商品です。3位は、自然薯入りでもちもちした食感が特徴の「竜乃家かるかん」。300年以上の歴史を持つ薩摩の郷土菓子です。
<取材・文>寺川尚美