老舗ホテルの女将が手づくり。個数限定の濃厚ホールプリンが話題に

[地方創生女子アナ47ご当地リポート/第25回:有働文子アナ(茨城県)]

全国47都道府県で活躍する女子アナたちがご当地の特産品、グルメ、観光、文化など地方の魅力をお届け。今回は、茨城放送のレポーターとして県内各地800か所以上を取材してきた有働文子アナが、茨城県神栖市にある創業50年「ホテル梅はら」の女将がつくる絶品ホールプリンを紹介します。

週30個限定!UMEHARA PUDDING “うめはらプリン”

ホールプリン

 茨城県神栖市で、団体・合宿向けのホテルを営む「ホテル梅はら」。鹿島アンドラーズのお膝元でもあることから、天然芝のサッカーグラウンドを完備し、多くのプロサッカー選手が合宿を行ってきたホテルとしても有名です。

 今年で50周年を迎える「ホテル梅はら」ですが、コロナ禍の影響もあり客足が伸びず、「待っているだけではなく、なにか自分たちにできることはないか?」と考え辿りついたのが、「UMEHARA PUDDING “うめはらプリン”」です。

 プリンをつくるのは、2012年に東京からUターンで茨城に戻ってきた3代目女将・梅原 千佳さん。1人で3時間かけて低温で丁寧に焼くので、一度につくれる量が限られており、現在は週に30個の生産が精一杯なんだそうです。

3時間かけて低温で焼き上げるプリン

女将たち

 プリンをつくるのは、2012年に東京からUターンで茨城に戻ってきた3代目女将・梅原 千佳さん(写真:左、右は2代目の典子さん)。Uターンしてから、アスリートフードマイスターの資格と調理師免許も取得したそうです。今は亡き、初代ホテル梅原・女将もプリンが大好きで、レシピはその当時からつくっていたオリジナルのもの。

 また「年末に伊達巻きをつくるのがわが家ではあたり前だったので、卵も私にとっては身近なんです」と梅原さん。幼い頃からお菓子づくりが好きで、友人にも「プリンを売ってほしい」と言われていたそうです。

絶品ホールプリンでぜいたくなひとときを

プリンを持つ著者

 UMEHARA PUDDING “うめはらプリン”の最大の特徴は、ホールプリンであること。ケーキのように切り分けて食べるので、なんともぜいたくな気もちを味わえます。弾力あるプリン生地をほおばると、甘さ控えめながらも濃厚な味わいに思わず笑みがこぼれてしまいます。

切り分けたプリン

 素材にもひとつひとつこだわりたいと、卵は県内養鶏場の卵を使用。梅原さんがいくつも食べ比べ、県北の平飼い養鶏場にたどりつきました。砂糖は、100%国産原料のきび砂糖を使用し、エッセンスに最高級のラム酒、自家製バニラエクストラクトとタヒチ種のバニラビーンズを使用しています。

おしゃれなパッケージ

 パッケージデザインも女将が担当。ホテルを利用していたアスリート選手を含め「男性にも気に入ってもらえるように」という思いで、シックな大人のデザインになっています。

 サッカーつながりから、プリンのうわさは広まり、サッカー元日本代表・前園真聖さんをはじめmattさんなど著名人もつぎつぎと「UMEHARA PUDDING “うめはらプリン”」をSNSに掲載。

 今後は、プリンをご家庭でも食べられるようにと、ニューアイテムを考えていたり、茨城県内のさまざまな場所での販売も予定しているとのこと。ますます人気が出そうな「UMEHARA PUDDING “うめはらプリン”」。ぜひ、みなさんもご賞味ください

<取材・文・撮影/有働文子(地方創生女子アナ47)>

[地方創生女子アナ47ご当地リポート/第25回:有働文子(茨城県)]

有働文子アナ
大学卒業後、ケーブルテレビ大手j:comの社員として入社。地元大田区の情報番組「しぇいく.はんど~おおたの(笑)商店街~」では、松尾伴内のアシスタントMCを担当。また茨城放送の「スクーピーレポート」では、県内各地からの中継レポートを担当し、800か所以上を取材。お昼の情報番組「ハッピー・パンチ」では、歌手・KATSUMIのアシスタントを務めた。現在は、関東を中心にTV・ラジオ・ナレーションなどを幅広く担当。去年のラグビーW杯では、各地PVのMCや試合後のインタビューを担当し、活躍の場を広げている。2児の母

地方創生女子アナ47
47都道府県の地方局出身女子アナウンサーの団体。現在100名以上が登録し、女子アナの特徴を生かした取材力と、個性あふれるさまざまな角度から地方の魅力を全国にPRしている。地方創生女子アナ47公式サイト