紅イモやおからを使った沖縄の優しい味「しまドーナッツ」6種食べ比べ

[ビビっとくる日本全国おみやげ日記]

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優しい沖縄のしまドーナッツ

しまドーナッツ

 ドーナッツって…おいしいですよねえ…どうしてあんなにおいしいのか? なぜあの輪にここまで心躍ってしまうのか? 思い起こせば小学生の頃から友達と「ドーナッツ店に集ってしこたま食う会」を催していたくらいで、チェーン店に近所のパン屋にと、今でも隙あらばパクついています。

 そんなドーナッツ大好き人間として試してみたかったのが沖縄県名護市で評判だという「しまドーナッツ」さん。沖縄県北部、やんばると呼ばれる自然豊かな地域の古民家でつくられるこちらの商品は、島豆腐のおからや豆乳、羽地鶏の卵(やんばるたまご)を使用した優しい「焼きドーナッツ」なんだとか。

 早速「おまかせ6点セット」をお取り寄せ。おまかせと言いつつ苦手なものや希望の種類を聞いてもらえる親切設計なので、こちらでしか食べられなさそうな「じーまーみー」と「紅芋」は入れてください~とお願いしてみました。

保存料不使用で、解凍した日が賞味期限のドーナッツ

しまドーナッツ

 冷凍で届き、自然解凍。トースターで軽く温めてもおいしいそうです。届いたのは「プレーン」「紅芋」「じーまーみー」「ベリー&クリームチーズ」「チョコ」「ココナッツ」。どれも素朴な見た目で、おいしそうです。

しまドーナッツ

「お子さまにも安心して食べていただけるよう、材料にこだわりました。」とあり、保存料などを一切使用していないため、解凍した日が賞味期限となります。九州産の粉類、全粒粉を配合し、甘味は三温糖と黒糖を使用しているんだとか。それでは早速いただきます!

しまドーナッツ6種類を食べ比べ

しまドーナッツ

■プレーン
 さすがおから&豆乳、ふんわりした口どけの奥に黒糖の甘さを感じるようなドーナッツです! 本当に優しい甘さで、チェーン店の甘~い揚げドーナッツとは完全に別物(どっちも好き!)。このプレーンが黒糖の風味をいちばん感じられました。

■ベリー&クリームチーズ
 クランベリーとチーズ入りですがあくまでアクセントという感じで主張しすぎません。食感は「蒸しパン」っぽさもありやわらかく、本当に小さい子にもバッチリだ!と思い、息子(1歳)にあげたところ、大事に大事にチビチビ少しずつ食べてました。これはおいしいものを食べてるときのリアクションです。

■ココナッツ
 ベリー&クリームチーズと同じく、表面のしょりしょりしたココナッツ以外はほぼプレーンと同じおいしさ。あっさりして小ぶりだからいくらでも食べられてしまうな…。

しまドーナッツ

■紅芋
 紅芋は沖縄本土で栽培される紫色のサツマイモで、本土では「紫芋」の呼び名が一般的。沖縄みやげ「紅芋タルト」も定番ですよね。もともとの生地の優しい甘さに紅芋の優しい甘さが加わって、食べ応えもupしたドーナッツです。

■チョコ
 生地にチョコが練り込んである+チョコチップが入っていますが、ほかの種類同様に食感や風味はそこまで強くないです。チョコチップがたまにサクサクと感じられ、味はふんわりチョコ風味かな? というイメージ。

■じーまーみー
「じーまーみー」は琉球語で落花生のこと。黒糖と落花生でしょうか、表面がしゃくしゃくじゃりじゃりとした独特の食感で、香ばしくてうまい! このお店でしか食べられない感じ、個性があってとてもいいです。

しまドーナッツ

 6種をあっという間に食べきってしまった感想として、好みの順位は以下のとおり。

3位 紅芋
2位 プレーン
1位 じーまーみー

「紅芋」はホクホク食感と甘さがこのドーナッツにはとてもよくマッチしていました。「プレーン」は生地そのもの・黒糖そのもののおいしさを感じられたという点がとてもよかったです。「じーまーみー」は今まで食べたことのないおいしさで、「これが沖縄の『しまドーナッツ』か!」という新鮮さがありました。

しまドーナッツ

 沖縄の店舗ではイートインも可能、ただ人気のお店で売りきれもよくあるのだとか。日もちは厳しいですが、無添加の証拠でもあるので難しいところ。老若男女誰に贈ってもに喜ばれそうな、ふんわり優しいおいしい焼きドーナッツ。お取り寄せや現地でぜひ、おすすめです。

しまドーナッツ

しまドーナッツ ※今回はこちらから購入
「ドーナッツ おまかせ 6個セット」1,500円 (税込)
日もち ★★☆☆☆
配りやすさ ★★★☆☆
優しさ ★★★★★

[ビビっとくる日本全国おみやげ日記/第35回]

西園フミコ
漫画家。「コミックDAYS」で2018年から全国のおみやげをとりあげる『おみやげどうしよう?』を連載(全4巻)。