3億個売れた北海道の人気商品「じゃが豚」
美食とおみやげの宝庫、北海道。魚介に酪農に野菜にスイーツと全方位に死角がなく、当コラムでも「白い恋人たち」「よいとまけ」「白どら」などなど取りあげさせてもらいました。
ほかにもまだ見ぬおいしいものがまだまだあるはず、しょっぱい系もそろそろいいわね…と思っていたところ、気になるものを見つけました。その名も「じゃが豚」。北海道産ジャガイモのモチモチ皮に、野菜と豚肉でつくられたあんを包んだ、出荷数3億個突破の人気商品なんだとか。
食べ方も「煮る」「焼く」「蒸す」とアレンジがききそう。早速お取り寄せしまして、今回はこの3とおりの調理方法で楽しんでみようと思います!
スープで、焼いて、蒸して。もちもちのじゃが豚とお試し
1箱に冷凍の「じゃが豚」が12個と、スープの素が2袋入り。これで2人前。まずはこのスープを使った1番シンプルな食べ方で試してみましょう。電子レンジと油で揚げる調理法はNGなんだそうです。
1人前500ccのお湯にスープの素を投入、10分前後ゆでたらできあがり。一回り大きくふくらんだじゃが豚がつるっとしてとてもおいしそうです。いただきます!
「もちもちつるんぷるん」というキャッチコピーに偽りなし! こりゃ~おいしいです。ジャガイモでんぷん使用という生地は厚みもあり、餅とも違うつるりとした食感。結構大きくて食べ応えも十分。肉あんもおいしいですね~。今回はじゃが豚だけにしてしまいましたが、くせのないスープなので、野菜たくさん入れてもおいしそう。ニンジンとかタマネギとか、ネギとか白菜とか。
中の豚肉あんはキャベツ、ニラ、ショウガが入っています。小籠包や餃子っぽい構成なのですが、やはりジャガイモ生地のおかげか、団子ともまんじゅうとも違う、独自の食べ物という感じ。お次は「焼き+酢じょうゆ」でお試し。
お、焼くと味がちょっと変わった! 香ばしい、パンや焼きもちのような風味が加わります。フライパンに油をひいて焼いていたら少しこげ&ひび割れてきたので、水入れて蒸し焼きにしてもいいのかも。
最後は「蒸し」で。冷凍のまま蒸し器で約7分、見るからにつやつやでおいしそうに蒸しあがりました。ポン酢や辛子も合うそうですが、これも酢じょうゆで(酢じょうゆが好き)。…おいしいです! より一層あんのやわらかさ、生地の食感を楽しめました。
お手頃価格で子どものいる家庭への贈り物にも
そんなわけでじゃが豚を「煮る」「焼く」「蒸す」と楽しんでみましたが、個人的には「蒸す」がいちばん好みかもしれません。ほかにも佃善さんではじゃが豚にチーズとカレーが加わった「じゃが豚チーズカレー」や、豚肉あんではなく紅ズワイガニとホッケのすり身入りの「じゃが蟹」、餃子に小籠包と気になるラインナップが盛りだくさん。
こちらはスープの具としても、おかず単品としても楽しめたので、非常に使い勝手のいいおみやげではないでしょうか。ほかにも佃善さんでは料理好きやお子さんのいるご家庭に贈るととくに喜ばれそうです。価格もお手頃なのもポイント。ぜひこのつるつる食感を試してみてください。
株式会社佃善
「じゃが豚」1,058円 (税込)
日もち ★★★★☆
配りやすさ ★★★☆☆
もちもちつるんぷるん感 ★★★★★
西園フミコ
漫画家。「コミックDAYS」で2018年から全国のおみやげをとりあげる『おみやげどうしよう?』を連載(全4巻)。