―［アンテナショップで見つけたご飯のともでおいしいレシピを提案（38）］―
女性誌の料理企画の編集歴はウン十年。フードコーディネーターの顔ももつ、編集者兼、出版プロデューサーの坂口明子さんが、大阪府のアンテナショップ「浪花のえぇもんうまいもん 大阪百貨店」で見つけた、「だしマヨ」を使ったおいしいレシピをご紹介します。
ありそうでなかった、だし風味のマヨネーズ
東京・有楽町の交通会館は、全国のアンテナショップがいくつか入っている人気のスポット。その1階にある大阪のアンテナショップ「浪花のえぇもんうまいもん 大阪百貨店」で見つけたのは「だしマヨ」（270円税込 205g／キユーピー株式会社）。
あのマヨネーズの大手、キユーピーと大阪鉄板会議×日本コナモン協会のコラボ製品です。カツオと昆布のだし風味って、ありそうでなかった、お好み焼きにこれとソースでカンペキ！とイメージできるマヨネーズです。
ポテトサラダ・マニアの筆者は、早速和風のポテトサラダをつくってみました！
●アレンジレシピ「明太ポテトサラダ」
ジャガイモとタマネギ、明太子と「だしマヨ」でつくる和風ポテトサラダです。ゆでたてのジャガイモにすし酢で下味をつけるのは、どのポテトサラダでもおすすめ。甘くしたくないならワインビネガーや米酢でも大丈夫です。そして味の決め手は「だしマヨ」。ほかの味つけは不要で、おかずにも酒の肴にも合う味に仕上がります。
【材料】つくりやすい分量
ジャガイモ…中3個
タマネギ…1/4個
明太子…1腹
すし酢…小さじ2
「だしマヨ」…大さじ2
塩…少々
【つくり方】
① ジャガイモは皮も向いてひと口大に切る。タマネギは薄切りにして、水にさらす。
② 鍋にジャガイモとひたひたの水を入れて火にかけ、塩少々を加えてゆでる。火がとおったら水を捨てて、余分な水分をとばし、粉ふき芋イモしたら火を止め、①のタマネギの水気を絞って加え混ぜる。
③ ジャガイモが熱いうちに、すし酢を加え混ぜ、ボウルに移す。
④ 粗熱が取れたら、「だしマヨ」と明太子を薄皮から出して加え、全体に混ぜたら、器に盛る。
さらにキュウリの薄切りを塩もみにして加えても。
「だしマヨ」をちょいたしでおかずのレパートリーが増える
●アレンジレシピ「ブロッコリーとコーンのだしマヨ炒め」
ブロッコリーとトウモロコシをだしマヨ炒めに。それぞれさっと下ゆでするか、電子レンジで2～3分加熱ししておくとさっと炒め合わせるだけで上手につくれます。仕上げの香りづけにしょうゆをたらり、でご飯がすすむおかずに。朝ご飯にもおすすめです。
【材料】つくりやすい分量
ブロッコリー…1/2個
トウモロコシ…1/2本
「だしマヨ」…大さじ2
しょうゆ、塩…各少々
【つくり方】
①ブロッコリーは小房に分け、さっと塩ゆでにしてざるに上げる。トウモロコシはラップに包んで、600Wの電子レンジに約3分かけ、芯から実を削り取る。
②フライパンの中央に「だしマヨ」を入れて火にかけ、①を入れて、炒め合わせる。仕上げにしょうゆをふって混ぜ、器に盛る。
●アレンジレシピ「サーモンとアボカドどんぶり」
サーモンをさっとめんつゆ漬けして、アボカドと盛り合わせ、仕上げに「だしマヨ」。サラダどんぶり感覚のどんぶりは、やみつきになるおいしさです。
【材料】2人分
すし飯…茶碗2杯分
いりゴマ（白）…少々
サーモンの刺身…6切れ
アボカド…1個
めんつゆ…大さじ1
わさび…少々
レモン汁…少々
「だしマヨ」…適量
【つくり方】
①すし飯にゴマを混ぜて、器に盛る。
②サーモンは約1㎝角に切り、わさびを溶いためんつゆに5分漬ける。
③アボカドは、皮と種を取り、約1㎝角にきり、レモン汁をまぶす。
④ ①に②と③を盛り、「だしマヨ」をかける。
●アレンジレシピ「タコ焼き風お好み焼き」
最後はタコ焼き風お好み焼きです。フライパンでつくるなら、返しやすく、食べやすいように小さめにつくります。カツオ節や青のりをかけなくても「だしマヨ」とソースでおいしくいただけます。
【材料】つくりやすい分量
キャベツ…1/4個
ゆでタコの足…1本
お好み焼き用の粉…50ｇ
水…70ml
卵…1個
お好み焼き用ソース・「だしマヨ」…各適宜
万能ネギの小口切り…少々
七味唐辛子…好み
サラダ油…適量
【つくり方】
①キャベツは粗みじん切りにする。タコは約1㎝角に切る。
②ボウルにお好み焼き用の粉を入れ、水と卵で溶いたら①を入れてよく混ぜる。
③フライパンにサラダ油を熱し、②を直径6センチぐらいの円にのばしていくつか並べ、両面をこんがりと焼く。残りも同様に焼く。
④器に盛り、好みでソースと「だしマヨ」、万能ネギ、七味唐辛子をつけていただく。
そのほかにもタルタルソースにしたり、卵サンドに使ったり、ツナマヨおにぎりにしたり、応用は自在な「だしマヨ」。ちょっと和風になるのがポイントで、普通のマヨネーズとともに両方を常備したくなりました！
「だしマヨ」を購入した「浪花のえぇもんうまいもん 大阪百貨店」は、買い物以外にもイートインコーナーでタコ焼きやどて焼き、豚まんなどB級グルメが楽しめます。
＜撮影・文・料理制作＞ 坂口明子
―［アンテナショップで見つけたご飯のともでおいしいレシピを提案］―
坂口明子さん
編集者、編集プロデューサー、フードコーディネーター。女性のライフスタイル全般(料理、グルメ、旅、ほか)の企画提案から、執筆、スタイリングなどの製作、WEB媒体でのアンテナショップめぐりの連載、企業の商品開発アドバイスなどを行う。長年の料理企画編集者として培った料理の腕は料理家並。おいしいレストランにも詳しい。「ご飯のとも」の識者としてテレビ出演も多数。
