全国的に気温が下がって肌寒い日が多くなってきました。そろそろカキのシーズン到来! カキと言えば広島! ということで、広島市のおいしいカキをいただいてきました。カキ以外の広島のうまいものもあわせてご紹介。
生産量、消費量ともに日本一の広島のカキを堪能
広島のカキは生産量と1人あたりの年間消費量が日本一。本格的な旬を迎える前に、広島市の食のPRイベントが開催されました。
まず、提供されたのは王道のカキフライ。カリッとした衣に包まれた、柔らかくてジューシーな身は、海の風味をたっぷり堪能できます。
今回はこれに同じく全国一の生産量を誇る、広島産レモンを使ったレモン塩麹とレモン甘酒をあわせていただきます。
レモン塩麹はレモンの絞り汁と皮を、塩麹、油、豆乳と混ぜ合わせたもの。麹にレモンという意外な組み合わせがあと引くおいしさ。
レモン甘酒はレモンの絞り汁と皮、甘酒、油、塩でつくりますが、レモンの酸味と甘酒の甘味の取り合わせがよく、上品なドレッシングのよう。
そして、レモンといえば今はやっているレモンサワー。お店でも家庭でもよく飲まれていますが、これがカキフライにもぴったり! 今回は市内の有名バーテンダーさんが特別に考案したサワーをいただきましたが、黒コショウが振られていたり、オリーブオイルが入っていたりと普通のものとはちょっと違った味わい。でも、カキフライの油分をさっと流してくれて、いくらでも食べられそう! 飲みすぎそう!
現在、広島では「瀬戸内かき海鮮食堂」というイベントを開催中。
約100か所のお店や施設で実施されていて、500円からのお手頃価格で瀬戸内海の海のおいしい名物を味わうことができます。
カキ以外にもアナゴや小イワシなど、旬の海の幸がいっぱいあるので、広島に行ったらこのイベントのパンフレット片手に食べ歩きも楽しそう。
広島じゃ有名!「がんす」「花ソーセージ」って知ってる?
カキに続いて紹介されたのは、「がんす」と「花ソーセージ」。
どちらも広島ではメジャーな食べ物ですが、「がんす」は七味唐辛子を混ぜ込んだ揚げかまぼこで、あとからピリッとくる刺激がくせになりそうな味わい。
創業100年の老舗メーカーが新鮮な材料を使って、丁寧に手づくりしています。
今回はこのがんすをパンにサンドしたものをいただきましたが、じんわり拡がるうま味と油分がパンにもよく合う! まったく違和感なくおいしくいただけました。
一方の花ソーセージは断面が桜の花びらの形になる、70年前からつくられているソーセージ。脂分が少ないのであっさりした味わいが特徴です。
この日はハムカツになって登場しましたが、さっぱりした味わいが衣の油と相まって、いくらでも食べられそうな軽い口当たり。 これもレモンサワーと相性ばっちりです。
このほかにも、最近話題の酸っぱくて辛い調味料「レモスコ」や広島産のクラフトジン「SAKURAO JIN」など、広島のうまいものがたくさん。
この冬はぜひ、広島を訪ねてうまいもの巡りをしてみてください。 <取材・文/カラふる編集部>