農家の味をそのままビン詰め。山梨県アンテナショップの絶品「ふき味噌」

―【アンテナショップで見つけたご飯のともでおいしいレシピを提案(53)】―

女性誌の料理企画の編集歴はウン十年。フードコーディネーターの顔ももつ、編集者兼、出版プロデューサーの坂口明子さんが、山梨県のアンテナショップ「Cave de ワイン県やまなし」で見つけた、「ふき味噌」を使ったおいしいレシピをご紹介します。

農家の家庭の味をおいしくそのまま

農家の家庭の味をおいしくそのまま

 久しぶりに訪れた東京・日本橋にある山梨県のアンテナショップ「Cave de ワイン県やまなし」。山梨ワインが豊富にそろっていますが、今回はワインではなくご飯のおともに注目。棚に並ぶ商品のなかで目を引いたのが「ふき味噌 斉藤春恵提案」(486円 140g/ヤマフジ)。

 ロングセラーの人気商品のこちら、添加物は一切なし、国産のフキノトウにみそ、菜種油、砂糖、みりん、カツオエキスのみ、農家の家庭の味をそのままにつくり続けているそうです。

ふき味噌 斉藤春恵提案

 いわゆるみそものは甘いみそ味の商品が多いなか、こちらはフキノトウがメインになっている仕上がりです。ご飯にのせると、フキノトウの香りがふんわり、独特の心地よい苦味とほんのり甘味が絶妙なバランスがたまりません! ぬくもりのある手づくり感は、リピーターが多く、長く愛されている理由がわかります。

フキノトウの香りがふんわり

「ふき味噌」でコクとうま味をプラスしたつけつゆ

そうめん ふき味噌入りめんつゆ

 そうめんや冷やしうどんが食卓に登場する回数が増える季節。いつもの味をバージョンアップさせたくなったら、おすすめなのが「ふき味噌」入りのめんつゆです。冷製はもちろん、温かいつけつゆでもおいしくいただけます。

●アレンジレシピ「そうめん ふき味噌入りめんつゆ」

 いつものめんつゆを少し薄めにして、ふき味噌、ネギ、ショウガ、ゴマの薬味を混ぜるだけ。フキノトウの香りや味が、めんの味を引き立てます。

【材料】2人分
めんつゆ(つけめん用を少し薄めに)…120cc
「ふき味噌」…大さじ1
長ネギのみじん切り…1/4本分
おろしショウガ…小さじ1
いりゴマ(白)…小さじ1
そうめん…2~3束(好み)

【つくり方】
①めんつゆに「ふき味噌」を入れて溶き、長ネギ、ショウガ、ゴマを加えてよく混ぜる。よく冷やすか温めるかは好みで準備。
②そうめんを表示どおりにゆでて、水に取って冷まし、ざるに上げる。氷水とともに器に盛る。①のつゆを添える。

「ふき味噌」はおつまみやおかずづくりに重宝

揚げのふき味噌チーズ焼き

 火をとおしてもおいしい「ふき味噌」は、豆腐にのせて田楽風にしたり、肉、魚のソテーにのせたりもおすすめです。ここではチーズと組み合わせて、おつまみにもおかずにもなる簡単レシピをご紹介します。

●アレンジレシピ「揚げのふき味噌チーズ焼き」

 ふき味噌はとろけるチーズとの相性が抜群。油揚げのほか、厚揚げやパン、ゆでジャガイモ、ポテトフライでもおいしくつくれます。しっかりした味なので、ご飯のおかずにもお酒のおつまみにも! 家人にも大好評でした。

【材料】つくりやすい分量
油揚げ…1枚
「ふき味噌」…適量
ピザ用チーズ…適量

【つくり方】
①油揚げの上に「ふき味噌」を塗る。
②ピザ用チーズを全体に散らす。

揚げのふき味噌チーズ焼き

③アルミ箔にのせ、オーブントースターに入れ、チーズが溶けてこんがりするまで焼く。

揚げのふき味噌チーズ焼き

④食べやすく切って、器に盛る。

「ふき味噌」は山梨県のアンテナショップ「Cave de ワイン県やまなし」で購入しました。季節によっては売りきれてしまうかもしれませんが、見つけたらぜひお試しください!

Cave de ワイン県やまなし

Cave de ワイン県やまなし
住所:東京都中央区日本橋2-3-4
日本橋プラザビル1F
TEL:03-3241-3776 (物販スペース)
営業時間:平日/11:00~20:00、土・日曜、祝日/11:00~17:00
定休日:年末年始・ビルの点検日

<撮影・文・料理制作/坂口明子>

―【アンテナショップで見つけたご飯のともでおいしいレシピを提案】―

坂口明子さん
編集者、編集プロデューサー、フードコーディネーター。女性のライフスタイル全般(料理、グルメ、旅、ほか)の企画提案から、執筆、スタイリングなどの製作、WEB媒体でのアンテナショップめぐりの連載、企業の商品開発アドバイスなどを行う。長年の料理企画編集者として培った料理の腕は料理家並。おいしいレストランにも詳しい。「ご飯のとも」の識者としてテレビ出演も多数。