特製クリームにクリの甘露煮がゴロゴロ。こだわりたっぷりのダノンが人気

パン好き必携の資格として注目を集めている「パンシェルジュ検定」。合格するとパンシェルジュとしてパンにまつわる仕事にいかせたり、特別なイベントや体験会への参加もできます。今回は千葉県のパンシェルジュがおすすめする、添加物・保存料不使用、小麦の味や香りが楽しめるパンが登場です!

ハード系から総菜パンまで種類の豊富さも魅力

ダノワ
フルーツも楽しめる「ダノワ」にも注目

 旅行に行くときは、必ずパン屋さん巡りを旅程に入れるほどパンが大好きな千葉県在住のyocoさん。パン屋さんのパンやカフェのパンなど、気になるものを日々チェック。そんなyocoさんのおすすめが、千葉県鎌ケ谷市に構える、こだわりのパン工房「palaoa(パラオア)」。店内で出会えるのは、食事パンや菓子パンや総菜パン、サッドイッチなど約100種類。「パン好きの方も、そうでない方にもおいしいといってもらえるパン」を目指して、職人が丹精込めてつくりあげています。

ハード系
ハード系の豊富さも人気の理由

 パンラックには、多種類のパンがずらり。とくに、ハード系が充実しています。不動の人気は、国産小麦100%使用で、長時間熟成製法、仕込みから焼きあがりまで3日間かかる「バゲット」。氷温で熟成させることで小麦のうま味を引き出しているそう。また、ライ麦生パンにたっぷりの黒ゴマと白ゴマを加えた「セーグル・オ・セザム」、フランスパンで栗の甘露煮とチョコを包んだ「栗ショコラ」など変わり種も。そのほか、食べ応えのある総菜パン、スイーツにぴったりの菓子パン、そして、見た目も華やかな「ダノワ」。目移りするほどのメニューの中から、yocoさんがおすすめする3つをご紹介。

上品な甘さの栗の甘露煮がのった「渋皮栗のダノワ」

栗
渋皮栗のダノワ367円(税込)

「ダノワ」とは、フランス語でデンマーク風のパンを意味し、英語では デニッシュのこと。palaoaの代表格のひとつで、20種類以上のメニューがラインナップ。なかでもイチオシが「渋皮栗のダノワ」。北海道産フレッシュバターの分量を抑えめに使用し、高温で焼き上げているためサクサク食感が楽しめます。自家製の栗クリームに、渋皮栗の甘露煮がゴロゴロとのったケーキのような1品。上品な甘さに仕上げてあるのでペロリといただけます。旬の時季に登場する、鎌ケ谷産の梨を使ったダノワもおすすめです」(yocoさん)

小麦の風味と香りがやみつきになる「リュスティック」

リュスティック
リュスティック248円(税込)

リュスティック

 palaoa自慢のフランスパンのひとつ「リュスティック」は、キタノカオリをメインに3種類の北海道産を使用。48時間以上冷蔵熟成させた生地を、高温の窯に入れて短時間で焼き上げているのが特徴です。「小麦の味を最大限に引き出すため、焼きすぎないように工夫しているそう。軽くトーストして、なにもつけずに食べるのがベスト。小麦の香り、もっちりとした食感、生地の甘味とうま味がしっかりと感じられ、毎日食べても飽きません!」(yocoさん)

オリーブとドライトマトがたっぷり入った「フーガス」

フーガス
フーガス302円(税込)

 食欲をそそる総菜パンのなかでもおすすめがこちらの「フーガス」。カナダ産の小麦粉をメインに使用。20時間程度冷蔵発酵させ、若めに摘んだグリーンオリーブとブラックオリーブにセミドライトマトを包んで焼きあげています。「約15cm×12cmのお皿にあふれるほどのボリューム感。これでもか!というほどぜいたくに入っているオリーブとドライトマトはパン生地と相性がよく、あっさりとして食べやすいのが特徴。総菜パンはほかに、ハム、チーズ、ミートソース入りの『包み焼きピッツァのカルツォーネ』や、浅漬けセロリとチーズがクセになる『セロリチーズ』など、オリジナリティあるメニューもおいしいですよ」(yocoさん)

コンフィチュールやデザートもおすすめ

ピーナツ
千葉県といったらピーナッツ!パンとの相性は最強

 店内では、パンをより楽しむためのコンフィチュールも販売しています。「なかでも、千葉県産の濃厚な味わいのピーナッツバターやジャムは、自宅にストックしておきたい1品です」(yocoさん)

パンプディング
これからの季節は冷やしたパンプディングがおすすめ。253円(税込)

 また、焼き菓子やデザートも充実。「とくにおすすめが『パンプディング』。プリン液がパンにしっかり染み込んでいて、フルフルとした食感もたまりません。冷やして食べるととても美味です」(yocoさん)

テラス席
テラス席

 白を基調としたおしゃれな店舗。周辺には香ばしいパンの香りが漂います。「入口の横にはテラス席が用意されているので、天気のよい日にはここで焼きたてパンを頬張るのもおすすめです」(yocoさん)

■ショップ情報

ショップ

 2009年に千葉県白井市にて開業し、現在は新鎌ケ谷駅徒歩10分ほどの場所で営業中。ハワイ語で「パン」や「小麦」を意味するpalaoa(パラオア)。保存料や添加物を使用せず、小麦本来が持つうま味や香りを引き出す素材選びや、メニューに合わせた製法が多くのお客様を虜にしている。

店名/palaoa(パラオア)
住所/千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷4-6-28
営業時間/木・金・土・日 9:00~19:00 ※商品がなくなり次第終了
定休日/月・火・水

<協力/パンシェルジュ検定運営事務局>
<取材・写真/yoco、文/寺川尚美>

◆パンシェルジュyocoさん(パンシェルジュ1級)
旅行に行くときは、パン屋さん巡りを旅程に入れることを欠かさない。はじめて訪れる土地では、まずはパン屋さんについて調べる。それくらい大好きなパンなら楽しく学ぶことができるのでは? とパンシェルジュ検定に挑戦。現在はパン画にもハマり中。「今後は、パンシェルジュの資格をいかしてパンに関わるさまざまなことにチャレンジしたいです」