鳥取の一大ブランド・白バラコーヒー
やたらおいしいコーヒー牛乳があるらしい。その名も「白バラコーヒー」。私がその存在を知ったのはSNSでたまたまフォローしていた人が日々常飲しており、買えなかった日はやさぐれた様子がつづられていました。そんなにおいしいのなら一度飲んでみたいものだと常々思っていました。
「白バラコーヒー」とは、鳥取県内産生乳を70%使用したシンプルなコーヒー牛乳のこと。生産から販売までを担っている大山乳業農業協同組合は、「白バラ」ブランドとして牛乳のみならず乳飲料、ヨーグルト、スイーツなどの生産・処理・販売を一貫して行っており、そのなかでも件の「白バラコーヒー」は看板商品というわけです。
そんな大山乳業農協が75周年を記念して「記念セット」を販売するとの情報をキャッチ。人気商品の詰め合わせをお得にお取り寄せできるということで、今回は「白バラ」ブランドを味わいつくすレポートをお届けしたいと思います。
「白バラ」75周年記念セットを味わいつくす
さて「75周年記念セット」のラインナップは以下のとおり。
(1) 白バラ牛乳500ml×1本
(2) 白バラコーヒー500ml×1本
(3) 白バラフルーツ500ml×1本
(4) 鳥取大山のむヨーグルト180g×3本
(5) 大山バター150g×1個
(6) 白バラ牛乳ロール×2個
(7) 大山高原生クリームヨーグルト4P×2P
これで送料込み2980円はかなりお得なのでは?
早速、ベースとなる「白バラ牛乳」からいただいてみます。…ってまあ言うても牛乳ですからね。おいしい牛乳ってレポート難易度高くない? 「うまい!」くらいしか言えないと思うんだけど。とか思いつつ一口。すると…
【白バラ牛乳】
おおこれは! 飲み慣れた牛乳とぜんぜん違います。サッパリしてマイルドとでも言いましょうか、矛盾しているようですが、重くなくスルスル飲めるのに味は甘味があって濃厚なのです。これはほかの商品も期待大。
【白バラフルーツ】
おおお、こちらも飲み慣れたフルーツ牛乳とは味わいが違いますね。りんご、バナナ、桃の果汁入りとのことですが少し違いバナナや桃が強めでしょうか。ミルクと合わさってうまい。
【鳥取大山のむヨーグルト】
甘さひかえめサラッとして飲みやすい、まさに「生乳のおいしさ」を感じました。母(60代)は一気飲みしたあと「半分残しておこうと思ったのにもうない!」とのこと。(そうですか)
【大山バター】
バター、かじるか? とも一瞬考えたのですがそれは野人すぎるので、スクランブルエッグに使用してみました。これも明らかに普段のバターよりおいしくなって驚きましたね。塩気は控えめに、うまみがアップという印象でした。
【白バラ牛乳ロール】
クリームとスポンジには白バラ牛乳を使用しているとのこと。やわらかい! これは飲めてしまう。全体的に甘さひかえめであっさり、クリームもさっぱりで何個でも食べたい。
【大山高原生クリームヨーグルト】
見た目はもったり、味はサッパリしてます。母(60代)は「昔の牛乳屋のヨーグルトに似てておいしい」と言っていました。昔の牛乳屋ってなに?
【白バラコーヒー】
そして最後は真打ち、白バラコーヒー。結構ハードル上がっちゃってるけど大丈夫か…と思いきや、うわーい! おーいしーい! 味が丁寧というか、濃厚というか、マイルドと言いますか。しっかり甘いのですが缶コーヒーなどに特有の後味がベタッとした感じもなく、なるほどこれは他のコーヒー牛乳と一線を画します。別物です。
そんなわけでひと通り食べてみましたが、個人的においしかったランキングは以下のとおり。
3位 大山高原生クリームヨーグルト
2位 白バラ牛乳ロール
1位 白バラコーヒー
さっぱりした味わいが気に入った「大山高原生クリームヨーグルト」が3位、甘さひかえめでおいしかった「白バラ牛乳ロール」が2位、1位はやっぱり「白バラコーヒー」といったところでしょうか。さすが幻のコーヒー、これはリピートしたいおいしさでした。某成城石井さんにあるとかないとか…探すか…。
今回はやたらと文中に「サッパリ」や「アッサリ」という形容詞が頻出してるように、どちらもサラッとしていて飲みやすい&食べやすいのですよね。これがきっと白バラ牛乳の魅力なのだろうなと感じました。
お試しの価値はある鳥取の「白バラ」シリーズ、おすすめです。ぜひ食べてみては。
大山乳業農業協同組合 「75周年記念セット」2980円
日もち ★★★☆☆
配りやすさ ★★★☆☆
他商品と一線を画すおいしさ ★★★★★
※紹介した商品は、取材時に販売されていたものです。同じ商品がない場合や、すでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。
西園フミコ
漫画家。「コミックDAYS」で2018年から全国のおみやげをとりあげる『おみやげどうしよう?』を連載(全4巻)。