―【アンテナショップで見つけたご飯のともでおいしいレシピを提案(61)】―
女性誌の料理企画の編集歴はウン十年。フードコーディネーターの顔ももつ、編集者兼、出版プロデューサーの坂口明子さんが、福岡県博多のアンテナショップ「ザ・博多 有楽町店」で見つけた、ヒジキのふりかけを使ったおいしいレシピをご紹介します。
梅とヒジキをマッチングした人気のふりかけ
博多の名産、明太子の老舗・博多ふく富が販売している「無着色国産梅使用 梅の香(うめのか)ひじき」(756円 120g/博多ふく富)。2011年にTBSテレビ「めし友グランプリ」で九州・沖縄ブロックで優勝、全国で準優勝した実績をもつ、人気商品です。
「梅の香ひじき」は、開封前は直射日光をさけ、常温保存可能です。開封後は生ものなので冷蔵庫で保管を。
ヒジキの風味としっとりした食感、カリカリ梅の酸味、白ゴマがバランスよく合わさったおいしいソフトタイプのふりかけ。あたたかいご飯にのせるだけで、食欲がそそられます。
ほどよい塩味と酸味で、常備しておきたい万能食材
「梅の香ひじき」は、ヒジキと梅という健康志向の方も喜ぶ組み合わせ。ご飯だけでなく、納豆に混ぜたり、冷ややっこにのせたりしてもおいしくいただけます。またチャーハンやパスタにも合うこと間違いなし! 混ぜご飯にしておにぎりに。お弁当にも喜ばれます。
●アレンジレシピ「梅の香ひじき入りつくね 黒酢あんかけ」
鶏のつくねに梅の香ヒジキを入れてみました。下味としてもしっかり素材の味を引き立て、酸味と塩味がつくので、おいしくなることは間違いなし。ニンジンは食感を感じるようにたっぷり入れました。最後に黒酢の甘酢あんをかけましたが、お好みで全体にからめても。味が濃いめなので、お弁当のおかずにもぴったりです。
【材料】2~3人分
鶏ひき肉…200g
ニンジンのみじん切り…100g
タマネギのみじん切り…1/4個分
「梅の香ひじき」…大さじ2
卵…1個
酒…大さじ1/2
みりん…大さじ1/2
塩・コショウ…各少々
片栗粉…大さじ2
サラダ油…適量
シシトウ…適量
A(黒酢大さじ3、水大さじ2、砂糖大さじ1、酒小さじ1、しょうゆ小さじ1、鶏ガラスープ小さじ1/3)
水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1/2を水大さじ1/2で溶く)
【つくり方】
①ニンジンは、ラップに包み、600Wの電子レンジに1分かけて冷ましておく。
②ボウルに鶏肉、「梅の香ひじき」①のニンジン、タマネギ、卵、酒、みりん、塩、片栗粉を入れ、よく混ぜ合わせる。一口大の小判状にまとめる。
③フライパンにサラダ油を熱し、②を焼く。よい焼き色がついたら裏返し、中までしっかり火をとおしたら、器に盛る。シシトウを焼き、軽く塩・コショウをして器に盛る。
④ ③のフライパンによく混ぜたAを入れ、火にかける。沸騰したら水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、③のつくねの上にかける。
タマネギとニンジン、ヒジキがたっぷりのふわふわつくねです。
「梅の香ひじき」はJR有楽町駅前の東京交通会館地下1階にある「ザ・博多 有楽町店」で購入しました。ぜひ常備しておきたくなる1品です。
<撮影・文・料理制作>坂口明子
―【アンテナショップで見つけたご飯のともでおいしいレシピを提案】―
坂口明子さん
編集者、編集プロデューサー、フードコーディネーター。女性のライフスタイル全般(料理、グルメ、旅、ほか)の企画提案から、執筆、スタイリングなどの製作、WEB媒体でのアンテナショップめぐりの連載、企業の商品開発アドバイスなどを行う。長年の料理企画編集者として培った料理の腕は料理家並。おいしいレストランにも詳しい。「ご飯のとも」の識者としてテレビ出演も多数。