名店がつくった「味のめんたいマヨ」パスタにもグラタンにも使える

―【アンテナショップで見つけたご飯のともでおいしいレシピを提案(62)】―

女性誌の料理企画の編集歴はウン十年。フードコーディネーターの顔ももつ、編集者兼、出版プロデューサーの坂口明子さんが、福岡県のアンテナショップ「ザ・博多 有楽町店」で見つけた、めんたいこマヨネーズを使ったおいしいレシピをご紹介します。

明太子の名店がつくった常備したくなる調味料

常備したくなる調味料

 今ではすっかりおなじみの明太子パスタ。これは日本で誕生した味です。東京渋谷に本店のある和風スパゲティ店「壁の穴」のシェフが、約60年前に考案した、タラコスパゲティが起源と言われています。今やすっかり家庭でも作る定番の味です。

 シンプルだけど食べたくなるその味が、たらこや明太子を常備していなくても、明太子入りマヨネーズを常備いておけば、いつでも簡単に楽しめそう。
 福岡県博多のアンテナショップ「ザ・博多」で見つけたのは、明太子の名店「ふくや」の「味のめんたいマヨ」(450円 230g/ふくや)。

「味のめんたいマヨ」(450円 230g/ふくや)。

「味のめんたいマヨ」(450円 230g/ふくや)。

 冷凍の明太子を解凍して戻してほぐす手間もなく、また専用のパスタソースより、マヨネーズの容器に入っているので好きな分量だけいろいろに使えます。
 サラダはもちろん、冷ややっこにかけてもおいしくいただけます。フライドポテトのディップもおすすめ。

好きな分量だけ使えるマヨネーズタイプ

まろやかでピリッと辛くパスタとポテトとの相性が抜群!

ピーマンとシメジ入りめんたいマヨ・スパゲティ

 基本、マヨネーズ料理ならすべて対応できますが、ここではとっておきの簡単レシピをご紹介します。

●アレンジレシピ「ピーマンとシメジ入りめんたいマヨ・スパゲティ」

 シンプルな明太パスタの味は抜群ですが、ランチには野菜もほしいと思ったら、こちらのレシピがおすすめ。1人分から手軽につくれます。パスタをゆでるときに、野菜も一緒にゆでるのがコツ。それで最後に「めんたいマヨ」であえるだけ。これで野菜の食感と彩りも加わり、満足感が倍増です。ここではピーマンとシメジを入れましたが、シイタケやニンジン、ホウレンソウやアスパラガスなどでも。

【材料】1人分
好みのパスタ…80~100g
ピーマン…1個
シメジ…1/4パック
「味のめんたいマヨ」…大さじ2~好み
塩・粗びき黒コショウ…各適量

【つくり方】
①表示通りに塩入りの湯でパスタをゆでる。タイマーの時間を表示ゆで時間の1分前にする。
②ピーマンは種を取って細切り。シメジは石づきを切って小房に分け、パスタのタイマーが鳴ったら①に加え、1分ゆでてパスタごとざるに上げて湯をきり、ボウルに移す。
③「味のめんたいマヨ」を加えてあえ、塩味を調える。
④器に盛り、粗びき黒コショウをふる。

●アレンジレシピ「めんたいマヨのポテトグラタン」

めんたいマヨのポテトグラタン

 ホクホクのポテトにとろとろのチーズ、ピリッとアクセントの「めんたいマヨ」が絶妙な組み合わせ。ご飯のおかずに、またワインやビールのおつまみに大好評なのが、このポテトグラタンです。電子レンジとオーブントースターだけで、さっとつくれます。組み合わせた長ネギが、またいい仕事をしているんです。ぜひお試しください!

【材料】作りやすい分量
ジャガイモ…中2個
長ネギ…1/2本
A(「味のめんたいマヨ」大さじ2、牛乳大さじ5)
ピザ用細切りチーズ…100g

【つくり方】
①ジャガイモは皮をむいて2mm厚さの薄い輪切りにする。長ネギは3cm長さの千切りにする。
②ボウルに「味のめんたいマヨ」と牛乳を入れて、よく混ぜる。

牛乳を入れて、よく混ぜる

③グラタン皿にジャガイモと長ネギを並べ入れ、ラップをして600Wの電子レンジに約4分かける。

600Wの電子レンジに約4分

④ ②のソースをかけ、チーズをかける。
オーブントースターに入れ、約8分、上がこんがりするまで焼く。好みでさらに粗びきコショウをふっても。

めんたいマヨのポテトグラタン

「味のめんたいマヨ」はJR有楽町駅前の東京交通会館地下1階にある「ザ・博多 有楽町店」で購入しました。ぜひ常備しておきたくなる1品です。

ザ・博多 有楽町店
アンテナショップ「ザ・博多 有楽町店」

<撮影・文・料理制作>坂口明子

―【アンテナショップで見つけたご飯のともでおいしいレシピを提案】―

坂口明子さん
編集者、編集プロデューサー、フードコーディネーター。女性のライフスタイル全般(料理、グルメ、旅、ほか)の企画提案から、執筆、スタイリングなどの製作、WEB媒体でのアンテナショップめぐりの連載、企業の商品開発アドバイスなどを行う。長年の料理企画編集者として培った料理の腕は料理家並。おいしいレストランにも詳しい。「ご飯のとも」の識者としてテレビ出演も多数。