ご当地アイスの代表格!鹿児島「白熊」をお取り寄せ
今年も暑い季節がやってまいりました。体感的には春夏夏夏夏夏秋冬冬ですが、こんなときこそ、ご当地アイスで冷えていきたい。
今回取り上げるのはご当地アイスの代表格とも言える鹿児島の「白熊」。その中でも有名店・天文館むじゃきの「選べる白熊(ビッグサイズ2個セット)」をお取り寄せしました。
さて、ひと目見ての印象はシンプルに「でかすぎんか」。その日人類は思い出した―これ750mlあるということを。
加糖練乳+果物+小豆あんなど、といったスタイルのかき氷が「白熊」と呼ばれるのですが、「上から見ると白熊に似てた」「商品ラベルに白熊の絵が描いてあった」など、名前の由来には諸説ある様子。
天文館むじゃきさんのものだけでも、現在チョコレートにコーヒーのヨーグルトetc.バリエーション豊かな白熊が存在するのですが、今回はオーソドックスな白熊とストロベリー白熊の2種類をお試し。
天文館むじゃきの白熊ビッグサイズを食べ比べ
私のファースト白熊インプレッションは、おそらく「某曜どうでしょう」における白熊対決(おじさんとおじさんが白熊の早食い競争をし、頭痛に苦しむ番組)だったかと思います。それもありこちらの白熊にしようと決めたわけですが、この750mlは天文館むじゃきさんのノーマルサイズなんですね。
そもそも公式HPにも「大の大人でも全部食べきるのは至難の業です」「シーズンオフには、小さめのベビー白熊をお出ししていますので、ご安心ください」とまで書いてあります。逆にシーズンオフにならないと小さめサイズはもらえないところが、強い。
素直に小分けにしていただきます。…うーん、このシャリシャリ冷たい食感と練乳たっぷりミルクかき氷の感じ、やっぱりおいしいです。練乳かき氷はどうしても後半水っぽくなり、薄まる感がありますが、白熊は最後までミルク味が濃いのが魅力的。
フルーツはミカン、白豆、黄桃、パイン、サクランボ、プルーン、ブドウ。印象的だったのはプルーンで、アイスにプルーンは珍しい印象ですし、ねっとり食感が意外と相性◎です。
ちなみに冷たいものに対して頭がキンキンするアレ、「アイスクリーム頭痛」という正式な医学名称がついているそうです。「のどにある三叉神経への刺激から脳が冷たさを痛みと勘違いしてる説」「冷えたのどや口腔を温めるため血流量が増え、血管が膨張するから説」の2つが有力とされてるんだとか。
で、私これあんまりならないんですよね。逆に夫はすごく苦しむ派です。アイス類を夫婦で食べるたびに妻はケロッとしているが夫は悶絶、という構図になりがち。
予防法としては、口に入れてもすぐに飲み込まないことだそうで。神経への刺激を減らすんですね。つまり「ゆっくり味わって食え」と。そりゃ白熊早食い対決なんかしたらキンキンもしますね。おそらく夫氏も飲むように食べている可能性が高い。
それでは次にストロベリー白熊を。こちらはイチゴミルク味+上にはイチゴ果肉入りソースのぜいたく仕様。うーんこちらもでかい。
イメージする「イチゴミルクかき氷」とは微妙にニュアンスの違う、もっとマイルドな甘さですね。「自家製ミルクと蜜」でできているそうなので、その塩梅なんでしょうか。どっちかって聞かれたらノーマル白熊が好きですが、イチゴも抜群においしいです。
そんなわけで大人複数人が数日かけてビッグサイズ2つ完食…! わが子たちったら兄(3歳)はアイスがそこまで好きじゃない系幼児だし、弟(1歳)に至っては卵アレルギーで食べられないという、まさかのキッズ戦力外。
裏を返せば、いつでも冷凍庫に白熊が常備されている状態がキープされていてQOLが上がりましたね。
こちらの白熊は通販はもちろんのこと実店舗でも提供されています。鹿児島は個人的に自分のルーツの地であり、死ぬまでに訪れてみたい場所。訪れた際にはぜひお店で、キンキンしないようゆっくり味わいたいものです。
天文館むじゃき
天文館むじゃき 選べる白熊(ビッグサイズ2個セット) 1600円(商品価格)
日もち ★★★☆☆
配りやすさ ★☆☆☆☆
本当にでかい、そしてうまい ★★★★
※紹介した商品は、取材時に販売されていたものです。同じ商品がない場合や価格変更、すでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。
西園フミコ
漫画家。「コミックDAYS」で2018年から全国のおみやげをとりあげる『おみやげどうしよう?』を連載(全4巻)。