福岡県「かしわめし」と「かしわうどん」をお試し
北九州のソウルフード、かしわめし。山口の郷土料理である鶏(=かしわ)料理の流れをくみ、鶏だしの炊き込みご飯の上に甘辛く煮た鶏肉・錦糸卵・のりをのせるスタイルが一般的。駅弁としても売られているとか。
前々から気になる存在だったかしわめしを食べてみたく、今回は福岡にある「東築軒」さんの人気商品、「かしわめし」と「かしわうどん」の2種お試しセットをお取り寄せしてみました。
このセットはかしわめし・かしわうどんが冷凍で各2食分入っていまして、つくり方の説明書入りです。
かしわめしはご飯をチン→チンしたご飯でかしわ肉と錦糸卵を解凍→盛りつけ。かしわうどんは付属のだしでうどんをゆでる→解凍したかしわ肉を盛りつけ。早速やっていきます。
つくってる最中も、炊き込みご飯とうどんつゆの香りが漂ってきます。一度にこんなに炭水化物を取って血糖値は大丈夫なのか? という考えがふとよぎりますが、うやむやにしていきます。
さて完成~!! のり、錦糸卵、かしわと具をななめに盛りつけるのがポピュラーなやり方らしい。
ではまず「かしわめし」からいただきます!
代々女性にのみ受け継がれる一子相伝の味
甘辛く煮つけてあるかしわ肉がご飯に合いますね! 100%国産米を使用しているという炊き込みご飯の味つけは、門外不出の一子相伝・秘伝の味として代々女性のみに受け継がれているらしい。すごい。
ご飯もモチモチして冷めてもおいしそう。駅弁やお弁当にも最適というのにも納得です。
お次に「かしわうどん」をば。
うどんつゆは甘辛いというより、しょうゆのしょっぱい系でした。九州のうどんはさぬき系とは別物でコシがなくやわらかいとは聞いていましたが、これはこれでおいしいですねえ。飲むように食べてしまう。これまた甘辛いかしわ肉がうどんによく合います。
かしわめしも駅弁としてポピュラーだそうですが、かしわうどんは駅の立ち食いうどんそばとしても人気があるようですね。寒い冬なんかにかっこんだら最高だろうなあ。
全体的に味はちょっと「濃い目」で、そこだけ少し意外でしたが、九州のソウルフードを一度に2種堪能できて得した気分でした。
東築軒さんの商品はオンラインショップのほかにも近隣地域への配達、駅での駅弁販売、さらにJR折尾(おりお)駅ホームでは今でも駅弁の手売りが行われているそうですよ。新幹線や特急列車での車内販売すら縮小傾向の今、ホームでの手売りは本当に希少で、より旅情たっぷりにいただけそう。
さまざまな手段で入手可能な東築軒さんの「かしわめし」と「かしわうどん」、一度お試しになってはいかがでしょうか?
東築軒 2種お試しセット 2100円
日もち ★★★☆☆
配りやすさ ★☆☆☆☆
ソウルフードが手軽に試せる ★★★★★
※紹介した商品は、取材時に販売されていたものです。同じ商品がない場合や価格変更、すでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。
西園フミコ
漫画家。「コミックDAYS」で2018年から全国のおみやげをとりあげる『おみやげどうしよう?』を連載(全4巻)。