都内約80店舗を展開するアンテナショップ。今回は、「わかやま紀州館 」に並ぶ和歌山の県産商品に注目。2022年4月から2023年3月までの「総合売上額」、「冷凍＆チルド商品の販売個数」の各トップ3と、「ショップスタッフさんおすすめ商品」ベスト3を一挙にご紹介します。
梅やミカンの加工食品がバラエティ豊か！「わかやま紀州館」
年間を通して比較的温暖な和歌山県。店内には、生産量全国一位を誇る梅やミカンの加工食品が充実。注目は、北山村原産のかんきつ「じゃばら」の加工食品。ユズよりも果汁が豊富で、まろやかな風味が特徴です。ほかにも、伝統のかまぼこづくりの技法を生かした「なんば焼」や、ゴボウにすり身と魚の皮を巻き上げた「ゴボウ巻き」など、おかずとしてはもちろん、地酒とともに楽しめる紀州の名物品が並びます。
紀州の自然の恵みが凝縮！総合売上額トップ3
1位 じゃばらいず北山「じゃばら100％果汁」 360ml・2376円（税込）
2位 JA紀州「はちみつ梅紅」 280g・688円（税込）
3位 小南農園「田村みかんフルーツまるごとゼリー」 1個（250g）・479円（税込）
1位は、和歌山県北山村に自生していたかんきつ「じゃばら」を絞ったストレート果汁。花粉症対策の商品として注目が集まり、売上トップ商品に。皮が柔らかく果肉が厚い、梅の高級品種「南高梅」を使った「はちみつ梅紅」が2位に。はちみつを使い、酸味を抑えた味つけが好評です。3位の「田村みかんフルーツまるごとゼリー」は、果肉がゴロッと3個入ったぜいたくなゼリー。柔らかな弾力の果肉は、驚くほどジューシーで、豊かな甘味が口いっぱいに広がります。
和歌山の風土から生まれた、冷凍＆チルド商品の販売個数トップ3
1位 玉林園「グリーンソフト」1個・216円（税込）
2位 たな梅「なんば焼き」1枚・1404円（税込）
3位 垣内みそ店「金山寺みそ」 300g・853円（税込）
1位の「グリーンソフト」は、和歌山県民のソウルフードとして知られる抹茶味のアイスクリーム。さっぱりとした甘さと、抹茶の風味が一度食べたら虜に。2位は、県の特産品として知られる焼きかまぼこ「なんば焼き」。近海で取れた新鮮なエソやグチをうすですり、成型後に焼き上げたひと品。1㎝程度の厚さに切り、ワサビしょうゆで食べるのがおすすめ。3位の「金山寺みそ」は、ナスやウリ、ショウガなどの野菜を米や麦、大豆の麹で漬け込んだおかずみそ。ご飯のおともとしてはもちろん、焼いたお肉や野菜にディップしていただくのも美味です。
スタッフが自信をもっておすすめするベスト3
1位 JA紀州「とまと梅」 120g・650円（税込）
2位 天乙商店「つまみミックス」 150g・405円（税込）
3位 松尾「ももドリンク」 200ml・540円（税込）
1位は、高糖度ミニトマトの果汁で漬け込んだデザート梅干「とまと梅」。「ミニトマトの甘さと風味が、梅干の酸味を和らげてくれます。梅干が苦手な方でも非常に食べやすいので一度お試しください」（物産担当・橋本真明さん）。2位の「つまみミックス」は、魚のすり身を油であげた天ぷら（揚げかまぼこ）。5種類の味が楽しめるのも魅力で、トースターなどで軽く温めてからどうぞ。3位は、県産ブランド「あら川の桃」の皮をむき、ピューレ状にすり潰した果汁を60％使用した「ももドリンク」。桃の実をそのまま食べたような果実感が満喫できます。
＜取材・文＞寺川尚美
