都内約80店舗を展開するアンテナショップ。今回は「坐来大分(ざらいおおいた)」に並ぶ大分県特産商品に注目。2023年1月から2023年12月までの「総合売上額」、「テイクアウト用グルメ販売個数」の各トップ3と、「ショップスタッフさんおすすめ商品」ベスト3を一挙にご紹介します。
落ち着いた空間でコース料理と名産品を堪能「坐来大分」
大分県の魅力を発信する公式アンテナショップ。大分県産の孟宗竹(モウソウチク)を用いた格子の先はギャラリースペース。⼤分県を代表する豊後⽔道の⼀夜⼲しをはじめ、カボスやユズゴショウなどの食品を販売。⽵⼯芸品や⼩⿅⽥焼などアートの展示・販売も行っています。奥は、竹とうろうをイメージした照明や大分県の日田杉を配したレストラン。ランチ「豊の彩」(5500円・税込)やディナー「坐来コース(14520円・税込)などのコース料理を満喫できます。
職人技から生まれた逸品!総合売上額トップ3
1位 つえエーピー「ひた山椒」 12g・1200円(税込)
2位 大内工芸「ダイヤカット箸」 22.5cm・950円(税込)
3位 ざびえる本舗「ざびえる」 6個入り(金:ラムレーズン入り餡3個、銀:白餡3個)・750円(税込)
1位の「ひた山椒」は、寒暖差の大きい日田市で栽培された風味豊かな山椒。やわらかい食感とさっぱりした後味も特徴で、麻婆豆腐や焼き魚、ステーキなど幅広い料理に重宝。ミルつき容器に粒のまま入っているため、山椒の香りがより一層楽しめます。
2位は、県特産の孟宗竹を使い、使いやすさ、しなやかさを追求した「ダイヤカット箸」。先端部分は手づくりにしかできない細さに仕上げられ、小魚の骨なども取りやすくなっています。
大分県で50年以上愛され続ける銘菓「ざびえる」が3位に。バターの風味と白あんのコンビネーションが絶妙においしい異国情緒あふれる洋風和菓子。「金のざびえる」は、ラム酒に漬けたレーズンを刻み込んだあん、「銀のざびえる」は、洗練された純和風の白あん。2種類の味を堪能して。
手土産にも喜ばれる、テイクアウト用グルメ販売個数トップ3
1位 坐来大分オリジナル商品「金ごまフロランタン」10袋入り1箱・2800円(税込)
2位 坐来大分オリジナル商品「かぼすサブレ」10袋入り1箱・・2800円(税込)
3位 坐来大分オリジナル商品「かぼすケーキ」 1本・1500円(税込)
1位の「金ごまフロランタン」は、サブレにキャラメリゼしたナッツをのせたフランスの伝統的な焼き菓子「フロランタン」の坐来オリジナルバージョン。ナッツの代わりに希少な県豊後大野市清川町産の金ゴマをふんだんに使用し、食感を楽しめるようにサクッと軽やかに焼き上げた1品。香ばしい金ゴマの香りと、コクのある豊かな風味が楽しめます。
2位は、県の特産でもあるカボスを加えた新感覚のサブレ「かぼすサブレ」。散りばめられたカボスのアイシングが印象的な1品。果汁をふんだんに使用し、隠し味に加えられた天然海塩「フルールドセル」が、果汁の酸味を引き立たせている。カボスのかすかな苦味も感じられ、ワインやウイスキーとの相性も抜群です。
3位には「かぼすケーキ」がランクイン。かぼす果汁とピールを混ぜ合わせてしっとりと焼き上げた生地に、かぼすのゼスト(果皮)を丁寧に散りばめたアイシングで飾り付け。爽やかな香りとほのかな苦味がアクセントになった大人風味のスイーツです。
スタッフが自信をもっておすすめするベスト3
1位 旅館黒嶽荘 江藤光男「秘伝一年熟成製法 ゆずごしょう」 40g・650円(税込)
2位 合名会社まるはら「鮎魚醤」 100ml・900円(税込)
3位 鶴亀フーズ「鶴亀海苔(摘み海苔)」 15g・650円(税込)
1位は「秘伝一年熟成製法 ゆずごしょう」。「厳選した材料を用い、秘伝の製法をかたくなに守り、味・香りを大切に1年以上熟成した、追随を許さぬ逸品です。うどん、そば、そうめんのほか、鍋もの、汁もの、刺身の薬味にも。店内のレストランでも使用しています」(マネージャー・中村政樹さん)。
2位は、鮎と塩のみでつくった「鮎魚醤」。魚醤独特の臭みやクセがなく、和食・イタリアン・フレンチ・中華・エスニックなどジャンルにかかわらず活躍する万能調味料です。店内のレストランはもちろん、トップシェフやパリの三ツ星レストランでも使用されている優れもの。
3位の「鶴亀海苔(摘み海苔)」は、大分の海が育んだのりを、つみ取ったままの形で乾燥させ焼き上げた自然の味わい。「伝統的な加工方法で作り上げられた逸品で、使い勝手がよく、サラダや納豆、卵かけご飯など、さまざまなお料理との相性が抜群です」(中村さん)。
<取材・文>寺川尚美