―［地方創生女子アナ47ご当地リポート／第75回：有働文子（茨城県）］―
全国47都道府県で活躍する女子アナたちがご当地の特産品、グルメ、観光、文化などさまざまな角度から地方の魅力をお届け。今回は、茨城放送のレポーターを務めていた有働文子アナが茨城県の野菜を使ったかき氷をリポートします。
茨城の野菜を使った「なめがたかき氷店DAICHI」
茨城放送のレポーターとして県内各地800カ所以上を取材してきた私にとって、茨城県はキラキラ輝く宝石箱のような場所です。今回は、茨城の野菜をふんだんに使った、行方（なめがた）市にある「なめがたかき氷店DAICHI」をご紹介。畑で自家栽培した小松菜のかき氷や、お隣の鉾田（ほこた）市産トマトのかき氷など、変わりダネをおいしく堪能できます。
茨城県は、北海道に次ぐ耕地面積を有する野菜王国。水と緑豊かな大地で育まれた、さまざまな食材の宝庫なのです。レンコン、ピーマン、白菜、レタス、サツマイモをはじめ、生産量が全国１位の野菜がたくさんあるのも特徴のひとつ。
「DAICHI」のある行方市は茨城県南東部の鹿行（ろっこう）地域に位置しており、東の北浦、西の霞ヶ浦というふたつの広い湖に挟まれた南北に長い市域。農業が基幹産業である鉾田市にも面しています。
しゃりふわ食感、野菜のかき氷を提供
かき氷専門店としてオープンした「DAICHI」は自然豊かな行方市のイメージを店名に、店舗には直売所として使用されていたログハウスを活用しています。
メニューは茨城県内で有名な稲敷郡阿見町のかき氷店「さくら氷菓店」が監修。氷はしゃりふわ食感が楽しめるよう、溶ける直前の状態を使うことにこだわりました。各メニューの味つけに使うものを「DAICHI」ではソースと呼び、野菜や果物など、時期によって県内で収穫できる場所を変えながら一年中、提供できるように仕込んでいます。
野菜かき氷のおすすめ「トマトミルクチーズ」（税込み1210円）は、ペースト状にしたトマト（ソース）の上にパルミジャーノチーズがふんだんにかけられているのが特徴で、さわやかな甘味とチーズの組み合わせがクセになる味。おやつ以上ご飯未満のような、不思議な満足感を味わえます。チーズを除いた「トマトみるく」味も。鉾田市産ミニトマトの目を引くトッピングは夏の時期限定とのこと。今回は終了していて間に合わず、来年ぜひ、トライしたいです。
リピーターが多い小松菜かき氷「グリーンの丘」（税込み1100円）は、店舗近くの畑で自家栽培した小松菜を使用しています。「青臭さは、どうかな？」という心配をよそに、ナムル仕立ての小松菜が冷たい氷にベストマッチでした。小松菜の冷たいおひたしがトッピングされて甘じょっぱく、こちらもあとを引くおいしさ。小松菜なので、抹茶のような不思議な甘味もあり、あっという間に完食してしまいました。
常時14～15種類のメニューが。秋の新作も
一般的にかき氷の営業は終了する残暑から秋にかけて、「DAICHI」では新作メニューがつぎつぎと誕生しています。シャインマスカットやサツマイモのかき氷に続き、今後はレンコンかき氷の予定もあるそう。
定番人気の「生いちごミルク」や「ほこたのメロンだより」などスタンダードメニューのほか、年配にも人気の和風テイスト「ミルクあずき」など、季節ごとに少しメニューの入れ替えはありますが、野菜かき氷を含め、全部で14～15種類を常時提供中。
かき氷を注文すると、運がよければポップコーンや自家農園で栽培された小松菜がおまけについてくることも。入口にはポップコーン（110円）の製造機があり、かき氷のお口直しに、つくり立てを購入することができます。
みなさんも茨城をドライブがてら、「DAICHI」でしか体験できない味わいを楽しんではいかがでしょうか。
＜取材・文／有働文子（地方創生女子アナ47）＞
―［地方創生女子アナ47ご当地リポート／第75回：有働文子（茨城県）］―
有働文子アナ
大学卒業後、ケーブルテレビ大手j:comの社員として入社。地元大田区の情報番組「しぇいく.はんど~おおたの(笑)商店街~」では、松尾伴内のアシスタントMCを担当。また茨城放送の「スクーピーレポート」では、県内各地からの中継レポートを担当し、800か所以上を取材。お昼の情報番組「ハッピー・パンチ」では、歌手・KATSUMIのアシスタントを務めた。現在は、関東を中心にTV・ラジオ・ナレーションなどを幅広く担当。去年のラグビーW杯では、各地PVのMCや試合後のインタビューを担当し、活躍の場を広げている。2児の母
地方創生女子アナ47
47都道府県の地方局出身女子アナウンサーの団体。現在100名以上が登録し、女子アナの特徴を生かした取材力と、個性あふれるさまざまな角度から地方の魅力を全国にPRしている。地方創生女子アナ47公式サイト
