果物をくり抜いてゼリーを流し込む
10月とはいえ、まだ気温が高い日も…。こんな日にはサッパリかんきつ系ゼリーなんかいかがでしょう。
今回ご紹介するのは京都府京都市、金閣寺近くにあるというフルーツパーラー「クリケット」さん創業以来の看板商品、レモン・オレンジ・グレープフルーツの3種のゼリーです。
1974年の創業以来、「果物のある生活」の豊かさを伝えたいと果物専門店を営まれてきたこのお店。分かります、わが家でも(とくに子どもたちのために)フルーツを毎朝食出していますが、あるとないとでは生活の彩りが違うんですよねェ~…エンゲル係数とのにらめっこの毎日です。
さて、白地に金の上品な包装をあけていきますと、丸い包みと付属のクリームが出てきます。単なるゼリーではなくて、果実をそのままくり抜いてゼリーを流し込み固めた形ですね。
京都市フルーツパーラー「クリケット」のゼリーを食べ比べ
ゴロゴロと現れる、レモン、オレンジ、グレープフルーツたち。ふたをあけるとジューシーそうなゼリーがあふれ出んばかりに。すでにかんきつのさわやかな香りが鼻をくすぐってますし、テンションも上がってきました。
まずは「レモン」から。
大きくて立派なレモンですね。レモンゼリーって意外と食べたこと無いので期待が高まります。さて…、うま!!! え~、めっちゃおいしいですこのレモンゼリー。
果実そのもののイメージより酸味は強くなく、それでいてレモンのもつ複雑な味わい、苦味までも味わえる、ややゆるめのゼリーです。ちょっと想像を超えてくるおいしさでした。添付の生クリームとあわせてより豊かに味わえるように甘さはひかえめ…とありましたが、甘くなくてもレモンのジューシーさで十二分においしい。
お次は「オレンジ」。
オレンジもフレッシュで甘すぎず、おいしいです。オレンジそのものの味わいをツルツルしたのど越しで味わえる幸せ。わが家はゼリーをきらすと怒る幼児が存在するため、いつもスーパーでミカンやオレンジのゼリーを購入していますが、さすが果物専門店。一般的な市販品とは一線を画すおいしさがあります。
3つ目は「グレープフルーツ」。
これもとってもおいしい。酸っぱすぎず甘すぎず、食感とみずみずしさが違う。皮もあるから香りが違うのでしょうか。オレンジとグレープフルーツはとくに一玉が大きいのでたっぷり食べられるのもうれしいですね。
いちばん人気はグレープフルーツのゼリーだそうで、シーズンによってユズや三宝柑、甘夏のゼリーも楽しめます。個人的にはレモンがとてもおいしかったです。今回わたしがこの3種を注文しただけであって、組み合わせは自由(価格がそれに合わせて少し変わります)。
フレッシュさにこだわっていらっしゃるため、お取り寄せなら消費期限は到着日を含め3日間と短め。スピード感は必要とされますが、お持たせや来客時には大活躍すると思います。ぜひ。
クリケット クリケットゼリー3個詰め合わせ(レモン・オレンジ・グレープフルーツ) 2600円
日もち ★☆☆☆☆
配りやすさ ★☆☆☆☆
フレッシュでサッパリとリフレッシュできる感 ★★★★★
※紹介した商品は、取材時に販売されていたものです。同じ商品がない場合や価格変更、すでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。
西園フミコ
漫画家。「コミックDAYS」で2018年から全国のおみやげをとりあげる『おみやげどうしよう?』を連載(全4巻)。コミックエッセイ『ゴミ屋敷住人の祖父母を介護した話』が好評発売中!