フードロスをなくすために考案された訳ありジェラート
アイスのお取り寄せはとっても楽しいしおいしいのですが、1つだけ懸念点があります。それは、クール便必須なこともあり、費用がかさむこと。当コラムで取り上げたい! と感じる氷果はあっても、おもに予算を理由に見送ったものもいくつかありました。
そこで目に飛び込んできたのが「訳ありジェラート6個入り1500円」の文字。送料800円(2025年3月現在)。えっ、お値打ち! ジェラート屋さんのジェラートがこの価格は「買い」でしょう! とさっそく注文。
こちらは創業100年以上歴史をもつ、富山県で最初にジェラートショップを開いた「氷見ジェラート」(川田食品)さんの商品。
実店舗でどうしても余ってしまうジェラートを、廃棄処分しないように考案されたのがこの訳ありセットで、「なにが来るかは開けてからのお楽しみ」というもの。フードロスをなくしつつ、お客さんはお値打ち価格でなにが届くかワクワクだわでいうことなし!
さてさて、今回私のもとに届いたラインナップは以下のとおり。
<今回届いたもの>
・クリスタルベリー
・ピスタチオ
・メロンシャーベット
・キャラメルマキアート
・ほうじ茶
・抹茶ティラミス
甘酸っぱ系からクリーミー系からシャーベットまでバリエーション豊かで、自発的にはあまり注文しない味も楽しめそうです。シンプル包装もむしろこれがいい。さっそくいただきます。
「氷見ジェラート」の訳ありジェラート6個を食べ比べ
<クリスタルベリー>
そこまで酸っぱくない、マイルドなベリー系ジェラート。赤いクランベリーと思しき部分がところどころ酸味のアクセントになっていておいしいです。
<ピスタチオ>
拙者ピスタチオ大好き侍なのでうれしいですね。ひと口目からあの独特の香ばしさと風味がガツンときてうまい! ピスタチオ味が濃い。
<メロンシャーベット>
シャクシャクとさわやかなメロンシャーベット。サッパリと味わいやすいお味。種類を選べない訳あり品とはいえ、こうしてフレーバーや食感のバランスを取ってくれているような感じがあり、ありがたいです。
<キャラメルマキアート>
王道、安定のおいしさ。キャラメルの主張はそこまで強くないタイプで、ややバニラっぽさが勝るタイプですね。
<ほうじ茶>
最初に甘さが来て、あと味に濃い〜ほうじ茶を感じます。口の中がお茶で一服した後の感じ。香ばしさと、苦味まで感じる本格的な味わいで、かなり大人の味。
<抹茶ティラミス>
抹茶ティラミスってなんだ? 聞いたことないな? と思ったのですが、これは確かに抹茶ティラミスですわ…! 抹茶にカスタードのようなチーズのような風味と、スポンジ生地が入っています。奥行きのある味でおいしい。
そんなこんなで6種食べ終わりましたが、まずこの価格でこの内容はかなり満足度が高いです。リピーターも多い人気商品だそうで納得。今回届いたもののなかでは、ピスタチオと抹茶ティラミスがとくにおいしく、次はなにが来るかな~と楽しみにまた注文したくなりました。
「氷見ジェラート」(川田食品)さんではアイスクリームの製造販売を手広く行われていて、人気の訳ありセットのほかにもしろえび・はとむぎ・チューリップ(!?)など富山県の名産品を用いた富山ジェラートセットなども扱われていて、そちらも大変気になります。
富山のおいしいジェラートをバシバシ楽しんで、元気に春を乗りきりたいところです。
氷見ジェラート(川田食品) アイスジェラート6個入り訳ありセット 1500円
日もち ★★☆☆☆
配りやすさ ★☆☆☆☆
高コスパでおいしい富山のジェラート ★★★★★
※紹介した商品は、取材時に販売されていたものです。同じ商品がない場合や価格変更、すでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。
西園フミコ
漫画家。「コミックDAYS」で2018年から全国のおみやげをとりあげる『おみやげどうしよう?』を連載(全4巻)。コミックエッセイ『ゴミ屋敷住人の祖父母を介護した話』が好評発売中!