東京都台東区で女性2人が立ち上げたグラノーラ。意外な組み合わせが楽しくておいしい

―[ビビっとくる日本全国おみやげ日記]―
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東京都「and/or」のグラノーラ5種をお試し

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 朝から食欲がわかないときや、パンを焼く気すら起きない…。そんなときにはグラノーラですよ。ただ、市販のグラノーラって意外とバリエーションが少なくて、今度は飽きとの戦いへ…。

 そんなときに見つけたのが、東京都台東区にあるグラノーラ専門店「and/or」さん。大手ECサイトで事業の立ち上げやマーケティング、プロモーションなどに携わってきた森谷由華さんと管理栄養士・料理家のひろのさおりさんがタッグを組んで立ち上げたブランドなんだとか。ふたりとも子もちのママさんであるところも個人的に刺さり、さっそくお取り寄せ。

トライアルセット

 送料込みのこちらのトライアルセット、包装も簡素かつかわいくてイイですね。

<ラインナップ>
#01チョコ
#02メープル
#03紅茶
#04塩胡椒
#06ほうじ茶

中味

 こちらのグラノーラは化学調味料、保存料、着色料、人工香料、人工甘味料、トランス脂肪酸、遺伝子組み換え食品はすべて不使用。フードロス、エコ素材の利用など環境保護や社会貢献活動にも取り組んでおられます。

 ドライイチヂクもついてきました。すでに食べたことないグラノーラのフレーバーばかりでワクワクですが、いただいていきましょう。

「健康に長生きするために必要な食事」を考えてつくったグラノーラ

#01チョコ
 有機オレンジピール、カカオマス、もち麦、発芽玄米パフのざくざくなビターチョコレートグラノーラ。ナッツ類やカボチャの種が本当にゴロッゴロと入っていて、見た目・食感ともに非常にぜいたくです! 一生懸命かむので満腹感もあるし、なんならパフよりナッツが勝る。チョコ風味にオレンジピールがとてもよく合います。オレンジピールのチョコがけって、おいしいもんね。

チョコ

#02メープル
 有機ドライイチジク、有機キヌア、玄米のナチュラルメープルグラノーラ(砂糖不使用)。これもまた大ぶりなナッツやドライフルーツがうれしく、イチヂクの甘さがふんわりと広がります。砂糖不使用とは思えない甘さで、おいしいグラノーラだなあ~! と素直に感動。

#02メープル

#03 紅茶
 ドライイチゴ、クルミのスーパーフードたっぷりアールグレイグラノーラ。茶色くパラパラしたのがおそらく茶葉だと思いますが、確かに袋を開けた瞬間から紅茶のいい香りが立ち込め、牛乳をかけたらそりゃもうミルクティーですよ。紅茶フレーバーのグラノーラは初めてですが、ドライイチゴとの相性も抜群においしく、組み合わせの妙だなあと。

#03 紅茶

#04 塩グラノーラ
 粗塩、黒胡椒、雑穀、黒大豆、スーパーフード、甘酒入り塩グラノーラ。ここに来て、塩! という驚きがありますが、甘じょっぱ系の食べやすい味。甘酒の甘さのアクセントに塩をひとつまみ、って感じですね。黒大豆も絶品でグラノーラの無限の可能性を感じさせてくれます。

#04 塩グラノーラ

#06ほうじ茶
 ピーカンナッツ、ヒマワリの種、チアシード、ホワイトチョコ入り香ばし有機ほうじ茶グラノーラ。紅茶のグラノーラがうまいならほうじ茶もうまいに決まっています。そしてホワイトチョコという組み合わせがまた絶妙で、不思議とまとまってますし、香ばしくて甘くておいしい。

#06ほうじ茶

 そんなこんなで5種食べ終わりましたが、個人的にはとくに「紅茶」と「ほうじ茶」が好きでしたでしょうか。ただ、食べたことない組合せだけどおいしい! と思えるものばかりで、まるでアイスクリームのように豊富なフレーバーの数々はとても新鮮でした。

 ホームページによると、代表を務める森谷さんは、子どもが心臓に疾患を持ち生まれてきたこと、さらに生後半年の頃ご自身に進行がんが見つかったことから、人生や健康について見つめ直し。

「病気を予防し、健康に長生きするために必要な食事とはなんだろう?」という問いの答えとしてこのグラノーラブランド立ち上げに至ったとのこと。こんな力強いストーリーに支えられて、ほかにないグラノーラたちが生まれたんだなと感じました。

 実店舗での販売や通販に加え、量り売りやギフトサービスなども。個包装のものは配りやすいし保管しやすく、朝食、昼食、おやつに、ギフトとさまざまな場面で活躍してくれそうです。

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and/or 人気5種類のグラノーラお試しセット(5個入り) 3530円
日もち ★★★★
配りやすさ ★★★★☆
グラノーラの無限の可能性を感じさせてくれる輝く健康食品 ★★★★★

※紹介した商品は、取材時に販売されていたものです。同じ商品がない場合や価格変更、すでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。

―[ビビっとくる日本全国おみやげ日記/第106回]―

西園フミコ
漫画家。「コミックDAYS」で2018年から全国のおみやげをとりあげる『おみやげどうしよう?』を連載(全4巻)。コミックエッセイ『ゴミ屋敷住人の祖父母を介護した話』が好評発売中!