宇佐市の国産ジビエ専門店「USA GIBIER LABORATORY」
ジビエ、お好きですか。私は全然詳しくないけれど、興味だけはめちゃくちゃあるタイプです。そんなわけで早速大分県宇佐市にある国産ジビエ専門店「USA GIBIER LABORATORY」から「ジビエバラエティーセット」を注文。
そもそもジビエとは、狩猟で得られた野生鳥獣の肉を指すフランス語。日本では鹿・猪・熊・野ウサギ・鴨・雉などが当てはまります。小さい頃、ばあちゃんに連れられて熊肉鍋を食べに行ったっけ。母は抵抗があって遠慮してたけど、2~3歳児の私はもりもり熊食ってたっていってたな。そんな思い出が脳裏に浮かびます。
「ジビエバラエティーセット」3種類を食べ比べ
さて話を戻して、この「ジビエバラエティーセット」のラインナップは以下のとおり。
・生ソーセージ×(鹿・猪)各2P 400g
・鹿 メンチカツ×2P 200g
・猪 ハンバーグ 40g×5個 200g
鹿と猪をバラエティ豊かに味わえそうでいいですね。早速鹿のソーセージからいただいてみます。
<生ソーセージ(鹿)>
冷凍のソーセージを解凍後、フライパンで油をしかずに焼いていきます。焼いてるとガンガン肉の脂が出てきてジューシー! キューキュー音がしながらソーセージが動き、縮んでいきます。生ソーセージって感じ。
そして食べてみると…やわらかい! 肉質や味わいは確かに牛豚鶏のどれとも違いますが、スパイスや塩っけも絶妙でとても食べやすいです。鹿です! と教えてもらわないと分からないまであります。それほど違和感なくおいしいソーセージです。
<生ソーセージ(猪)>
見た目はシカのソーセージとそれほど変わりありませんが、シカより弾力がある気がします。肉の味もやや脂を感じてワイルド。いやこれイノシシのイメージのプラシーボ効果…? なんにせよ食べやすく、おいしいという点は変わりありません。
<猪 ハンバーグ>
猪、鶏肉、豚脂、牛脂が入ってるハンバーグ。こちらも解凍後にフライパンで焼いていただきます。
弾力があり、ジューシーでおいしい! 息子のお弁当に忍ばせてもみましたが、好評でした。
<鹿 メンチカツ>
冷凍のメンチカツを約170℃の油で揚げていきます。
おお、ジューシーかつ、くどくない!やはり肉のムチムチした歯ごたえが印象的ですね。ソースをかけてちょうどご飯に合うくらいの塩加減。
そんなわけで全種いただきましたが、個人的には鹿も猪もソーセージが好きでしたね。業務用としてソーセージ1kg45本売ってるのを見て、ちょっとほしくなってしまった。
USA GIBIER LABORATORYさんのHPによると、大分県は鹿や猪などの捕獲頭数が全国2位を誇っている一方、その97%が破棄されていたそうです。鮮度にこだわり、おいしいジビエは人間が。それでも人には食べにくいものは、動物のえさや高級ペットフードに加工することで命を無駄にしない活動を行われています。
今回お試ししてみたジビエバラエティーセットなら、本当に初めての人でも「え?これジビエなの?」と思えるほどおいしく食べやすいですし、まさに入門編にはうってつけなのではないかと感じました。BBQやホームパーティーなんかに持っていっても喜ばれそうです。
USA GIBIER LABORATORY 「ジビエバラエティーセット」 3200円
日もち ★★★☆☆
配りやすさ ★★☆☆☆
ジビエの入口はこちら ★★★★★
※紹介した商品は、取材時に販売されていたものです。同じ商品がない場合や価格変更、すでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。
西園フミコ
漫画家。「コミックDAYS」で2018年から全国のおみやげをとりあげる『おみやげどうしよう?』を連載(全4巻)。コミックエッセイ『ゴミ屋敷住人の祖父母を介護した話』が好評発売中!