まあるい味のミカンジュースと涼やか緑茶。ゆる薬膳でストレス解消

[日本全国アンテナショップでゆる薬膳vol.4/池田陽子]

美容や健康の観点から人気の薬膳料理。疲れた現代人を癒す薬膳の素は、全国各地に存在します。そこで、薬膳アテンダントの池田陽子さんがアンテナショップで入手できる選りすぐりの薬膳グルメを紹介。第4回目は前回に続いて「日本橋 長崎館」に置いてある、ストレス解消食材を紹介していきます。

ストレス解消にはかんきつ類とお茶がオススメ

長崎県産ザボンを使った絶品ゼリー
長崎県産ザボンを使った絶品ゼリー
 
 新たな環境がスタートするこの時期、慣れないことばかりでストレスもたまりがち。 

 ストレスがたまっている状態とは、中医学では気の流れが滞っている=「気滞」の状態と考えます。気の巡りは、西洋医学でいう自律神経に重なり、そのコントロールが効かなくなることでイライラ、情緒不安定といった症状が起こります。気が滞ると胸や脇に張った痛みがある、胃が張る、ゲップやガスが多い、生理前にイライラするといった症状が見られがちになります。

 しかも中医学的に、春は1年でもっともストレスがかかりやすい季節。「肝」と呼ばれる臓器の働きが過剰になり、自律神経を調整する機能がうまく働かなくなってしまうからです。

 ストレスを解消するには気を巡らせる食材を取り入れることが大切。おすすめは「かんきつ類」と「お茶」。さわやかな香りが気の流れをよくしてストレスを解消してくれるのです。緑茶にも同様の効果が期待されます。

 長崎県の食の幸がそろう、長崎県アンテナショップ「日本橋 長崎館」からかんきつ類を使ったとっておきのゼリーとジュース、貴重な緑茶を紹介します。

長崎発祥のザボンを使った絶品ゼリー

ザボンの優しい甘みが凝縮
ザボンの優しい甘みが凝縮し、一度食べればやみつきに

 長崎が発祥のかんきつ「ザボン」。中国原産で寛文7年(1667年)に、日本で初めてジャワからその種が長崎に持ち込まれ、西山神社に植えられました。今も境内には、原木があるそう。ザボンは、重さが2キロ近くにもなる大きな果実で、さっぱりとした甘味が特徴です。

 長崎県産のフルーツにこだわる諫早市の菓子メーカー「あじさい」の「長崎県産サボンゼリー」(324円)は、ザボンの果実をたっぷり使用。とろんとしたさわやかな風味のゼリーが、ザボンのやさしい甘味を引き立て、ほっこりした味わい。一度食べるとやみつきになるおいしさです。

リピーター続出!大人気のミカンジュース

「ストレートみかん 長崎県産」
「ストレートみかん 長崎県産」は100%のみかんジュース
搾りたてのおいしさをギュッと凝縮したジュース
搾りたてのおいしさをギュッと凝縮したジュース

 長崎県は全国有数のミカンの産地。温暖な気候、豊かな土壌に恵まれ大村湾を中心とした海岸地域で高品質のミカンが栽培されています。

 長崎県におけるミカンの栽培法は「シートマルチ栽培」。ミカンが成長する時期に、根元ををシートで覆い、根からの水分吸収を抑えることで味が濃く、甘くておいしいミカンを作ることができるのです。

 JA全農ながさき「ストレートみかんジュース長崎県産」(200ml/120円)はとことん味わいにこだわった、長崎の温州ミカンを使用した100%ストレートジュース。日本橋長崎館で大人気、多くのリピーターをもつジュースです。しぼりたてのおいしさをギュッとパックしたジュースは、1ミリも角がないやわらかで、まあるい甘味! まるで陽だまりを凝縮したようなコクがあり、まろやかな味わいが楽しめます。

三年連続日本一!まろやかすぎる「そのぎ茶」

「そのぎ茶 山の香」
「そのぎ茶 山の香」はヤブキタという品種の茶葉を使用
こだわりの銘茶
こだわりの銘茶はJR九州「ななつ星クルーズ」でも提供されている

 大村湾に面し、のどかな風景が広がる東彼杵町(ひがしそのぎちょう)は、日本有数のお茶処。朝晩の寒暖差が大きく、春には朝霧が立ち込める環境で育てられた茶葉を使用し、伝統ある手炒り・釜炒製法で作られた玉緑茶「そのぎ茶」は、全国の緑茶生産の約3%という希少なお茶です。

 甘味やうま味が強く、まろやかな味わいが特徴で「全国茶品評会 蒸し製玉緑茶の部」において3年連続日本一受賞を誇ります。

 東彼杵町「茶友」は、自社で茶葉を栽培、製造から販売までを一貫して取り組み、こだわりの銘茶はJR九州のクルーズトレイン「ななつ星クルーズ」でも提供されています。

「そのぎ茶 山の香」(756円)は、お茶の中でもポピュラーな「ヤブキタ」という品種の新芽を使用したお茶。甘く涼やかな香り、まるでビロードのようななめらかでとろけるような口当たり、湧き上がるようなうま味が堪能できます。

■SHOP情報■
「日本橋 長崎館」
※5月6日(水)まで臨時休業。また状況によって変化しますので、ご注意ください。

[日本全国アンテナショップでゆる薬膳vol.4/池田陽子]

池田陽子さん
薬膳アテンダント、食文化ジャーナリスト、全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。宮崎県生まれ、大阪府育ち。立教大学社会学部を卒業後、広告代理店を経て出版社にて女性誌、ムック、また航空会社にて機内誌などの編集を手がける。カラダとココロの不調は食事で改善できるのでは? という関心から国立北京中医薬大学日本校に入学し、国際中医薬膳師資格取得。食材を薬膳の観点から紹介する活動にも取り組み、食文化ジャーナリストとしての執筆活動も行っている。趣味は大衆酒場巡りと鉄道旅(乗り鉄)。さばをこよなく愛し、全日本さば連合会にて外交担当「サバジェンヌ」としても活動中。近著に『1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日』(JTBパブリッシング)ほか、『ゆる薬膳。』(日本文芸社)『缶詰deゆる薬膳。』(宝島社)『サバが好き』(山と渓谷社)『「サバ薬膳」簡単レシピ』(青春出版社)など