カレーやビールetc.意外とあちこちにある、青いお土産
ブルーブルー、ようこそハッピーハッピーむらへ。青いバラが希少なように青い食べ物も珍しいものですが、青いお土産って意外と存在するんです。
青いビールこと北海道の「流氷ドラフト」や、カレーだけでも茨城県の「ネモフィラカレー」、北海道の「オホーツク流氷カレー」、山梨県の「青い富士山カレー」などなど。今回は美しいブルーなお土産特集ということで、青いプリンと青いお茶、静岡県「深海プリン」と長崎県「藍の青いお茶」を実食してみたいと思います。
深海をモチーフにした、沼津市の青いプリン
まずは、静岡県沼津市にある「沼津深海プリン工房」さんの「深海深深海セット」から。「深海プリン」と「深深海プリン」2種の青いプリンの詰め合わせ商品です。
こちらのお店は、沼津港のおすし屋さんがオープンしたプリン専門店。日本一深い湾といわれる、駿河湾をモチーフにつくられたのがこの深海プリン。大ヒット商品で、オープン1か月で累計2万個を売り上げたのだそう。
さてふたをあけると…思ってたより青い! 青い部分の正体はラムネのジュレで、すくうとふるふると輝いてとてもきれいです。
「深海プリン」は青いジュレと黄色のカスタードの2色、「深深海プリン」は青いジュレ、水色のラムネ味のミルクプリン、黄色のカスタードの3色から構成されています。青と黄色は補色(反対色)同士なので、コントラストも映えますね!
お味の方は、さわやかなラムネのジュレはのどに心地よく、その下のプリンもかなり口どけなめらか。つるっとひとびん食べてしまいました。賞味期限はそれほど長くありませんが、万人受けするなめらかなプリンで、とくにお子さんには喜ばれそうなお土産だなーと感じました。
雲仙の草木染め工房がつくった、藍が原料のお茶
お次は、長崎県雲仙市で草木染め工房を営む「アイアカネ工房」さんの「藍の青いお茶」。そう、こちらは糸や染料を扱うお店がつくった「藍を食べる」シリーズの1つなのです。
タデ科の植物である藍は、古くから染料としてだけではなく、薬草として解毒・解熱・消炎などのために使われてきたんだとか。工房で育てられた藍の葉は染料に使われ、茎・根・花・種を使ったオリジナル食品が「藍を食べる」シリーズ。
今回いただく青いお茶以外にも藍の粉末、塩、ふりかけなどのラインナップがあります。
ティーバッグにお湯を注ぐと…アラヤダ私物のティーポットなもんだから茶渋やらなんやらまで写真に写っちゃってるわ…映えないわホント…
さーっと青いお茶がポットに広がります。これは美しい、テンション上がりますね。農薬・化学肥料不使用にこだわり、毎朝手摘みと天日乾燥された藍と、バタフライピー(蝶豆)とをブレンドした茶葉です。
味はほのかに酸味を感じる優しいハーブティーという感じ。ちなみに、「藍のお茶」の方も飲んでみたのですが、こちらはとくに青くなく普通に透き通った黄色でした。「藍の青いお茶」の青はバタフライピーの色なのかも?
ちょっとがんばった日のティータイムに、友達を驚かせたいときに、とても上品で美しいお土産なのでは。
というわけで、青いおみやげ特集いかがだったでしょうか? 青という色には人を落ち着かせ、リラックスさせる効果があるといいます。慌ただしい毎日のなかに1つ青いお土産をアクセントとして、ほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。
沼津深海プリン工房
『深海深深海セット』
2,680円(税込)
日持ち ★★☆☆☆
配りやすさ ★★★☆☆
カスタードとのコントラスト ★★★★★
*沼津深海プリン工房は現在、臨時休業中です。
アイアカネ工房
『藍の青いお茶ティーバッグ入 (小)』
864円(税込)
日持ち ★★★★★
配りやすさ ★★★☆☆
インディゴブルーの美しさ ★★★★★
西園フミコ
漫画家。「コミックDAYS」で2018年から全国のおみやげをとりあげる「おみやげどうしよう?」を連載(全4巻)。
Twitter→@fnishizono