―[アンテナショップで見つけたご飯のともでおいしいレシピを提案(14)]―
女性誌の料理企画の編集歴はウン十年。フードコーディネーターの顔ももつ、編集者兼、出版プロデューサーの坂口明子さんが、都内アンテナショップで見つけた「ご飯のとも」やご当地調味料を使ったおいしいレシピを紹介します。
新鮮で、安全なおいしいものにこだわった美作の福神漬け
アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」は、その名の通り、岡山県と鳥取県の名産が揃っています。瀬戸内海に面した穏やかな気候の岡山は、海の幸だけでなく山の幸も豊か。おいしいご飯のおともを探してみると、冷蔵コーナーで目に入ったのがこの「福神漬け」(¥346/西本農園)です。
福神漬けというと、カレーライスの薬味として添えられる、濃い色の甘い漬物を思い浮かべますが、こちらは浅漬け風。なんだかとってもおいしそうなので、購入しました。
「新鮮で、安全なおいしいもの」にこだわる岡山県美作(みまさか)市にある西本農園のもの。国産の大根、ニンジン、レンコン、昆布、ショウガ、梅干し、唐辛子、シソ、木クラゲ、しょうゆ、みりん、砂糖、塩、酢の調味液に漬けてあります。見た目どおり浅漬け風で野菜の食感が楽しめて味も濃すぎず、あえもの感覚でいただけます。
あっさり「福神漬け」なら野菜ちらしずしが簡単!
西本農園の「福神漬け」なら、白いご飯はもちろん、すし飯に混ぜれば、あっという間に野菜ちらしずしが完成します。野菜たっぷりがうれしい仕上がりです。
●アレンジレシピ【野菜ちらしずし】
すし飯に混ぜるだけでいいのですが、アレンジレシピなので、ひと工夫(笑)。ゴマとキュウリ、青ジソをプラスしました。さらに卵焼きの角切りを混ぜるか、錦糸卵をのせれば、ちょっとしたごちそう風になります。
【材料】2人分
ご飯 240g(軽めの茶碗2杯分)
すし酢 大さじ2
白炒りゴマ 大さじ1/2
「福神漬け」 大さじ2
キュウリ 1/2本
塩 少々
青ジソの千切り 4枚分
【つくり方】
1 ご飯はボウルに入れ、冷めていたら温め、すし酢とゴマを混ぜる。
2 キュウリは小角切にして、塩少々をふり、5分置いて水気をふく。
3 1に2と「福神漬け」を加えて混ぜ、器に盛る。
4 仕上げに青ジソをのせる。
ファッションに取り入れたい、岡山デニムのマスク
番外編でご紹介するのはデニムのマスクです。不織布のマスクをつけるのにそろそろ飽きてきていませんか? マスク装着はまだまだ続きそうなので、いろいろ試してみたくなるこの頃、デニムのマスクを見つけました。マスク(880円 税込/ZERO&ZERO)。
サイズ表記が〈大〉なので、大きく顔を覆うタイプですが女性でも顔に沿うデザインになっています。
耳にかけるゴムの長さは調整できますし何度も洗えます。おしゃれなマスクで気分もリフレッシュ。
アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」には、このマスク以外にもさまざまなデザインが揃っていますよ。
<取材・文・料理/坂口明子>
―[アンテナショップで見つけたご飯のともでおいしいレシピを提案]―
坂口明子さん
編集者、編集プロデューサー、フードコーディネーター。女性のライフスタイル全般(料理、グルメ、旅、ほか)の企画提案から、執筆、スタイリングなどの製作、WEB媒体でのアンテナショップめぐりの連載、企業の商品開発アドバイスなどを行う。長年の料理企画編集者として培った料理の腕は料理家並。おいしいレストランにも詳しい。「ご飯のとも」の識者としてテレビ出演も多数。