―[地方創生女子アナ47ご当地リポート/第6回:荒木麻里子(静岡県)]―
全国47都道府県で活躍する女子アナたちがご当地の特産品、グルメ、観光、文化などさまざまな角度から地方の魅力をお届け。第6回目は元静岡放送の荒木麻里子アナがリポートします!
こんにちは! 元静岡放送アナウンサーで、現在はフリーアナウンサーの荒木麻里子です。私は神奈川県出身ですが、結婚を期に静岡へ移住。現在2歳と4歳の子育てに慌ただしくしながらも楽しさを感じています。そんな私が、静岡市の子育て事情についてリポートしたいと思います。
元祖・子育てしやすさランキング1位:静岡市の実力
ちょうど息子を出産した2015年、日経DUALが行った「共働き子育てしやすい街ランキング 地方編」で静岡市は第1位になりました。当時、メディアなどでもこのランキングが大々的に取り上げられ、超新米ママだった私は、自分の住む街の吉報にとても勇気づけられたことを鮮明に覚えています。
ちなみに、このとき同ランキングの全国編でも静岡市は映えある第2位に選ばれました。もちろん、さまざまな素晴らしい子育てしやすさポイントがあるんですが、ここからは、私が同市で5年近く育児をしてきた経験やエピソードをもとに、子育てのしやすさを紹介していきたいと思います。
まず、静岡市が「子育てしやすい」と思うポイントは3つです。
年間平均気温は16.5℃の温暖な気候
海に面した静岡市は県内でも温暖で、年間を通してとても過ごしやすい土地です。そのため真冬でも子供と一緒に公園遊びをはじめとする外遊びができ、子育てのしやすさにつながっています。
海と山に囲まれていて食育と自然の遊び場に恵まれている
海と山に囲まれた静岡市は、海の幸山の幸にもとても恵まれています。スーパーでも安価で新鮮な野菜や海の幸が手に入り、子供たちへの食育にも取り組みやすい環境です。また身近でさまざまなフルーツ狩りなども楽しむことができ、子供たちは楽しみながら新鮮な野菜や果物に触れられます。
また、山間部では、自然の環境で大いに体を動かせる体験学習が盛んに行われており、海や川も身近にあるため、子供の遊び場に困ることはありません。個人的には日常的に見られる大きな富士山が毎日の癒しであり、子供とともに毎日富士山の表情を眺める事で子供の心も大きく育ってくれるように期待しています。
東京まで新幹線で1時間と、都会との格差が少ない
意外に思われるかもしれませんが、静岡駅から東京駅までは東海道新幹線でちょうど1時間です。日帰りすることも可能ですし、静岡在住で都内まで通勤している人も少なくはありません。例えば子供が都内の大学に進学しても、上京と通学の選択肢が考えられます。地方でありながらも、子供の教育への選択肢も広い環境だと思います。
このように簡単に思いつくだけでも、上記のポイントが子育てのしやすさにつながっていると思います。
ママイベント「mama HUG」も企画
そんな子育てしやすい街だからこそ、私は楽しく子育てに取り組めています。3年ほど前からは読み聞かせやマルシェを中心とした地域の子育て応援イベント「mama HUG」を企画・運営。3回目を開催した昨年は初めて屋外で開催することもできました。
私はママアナウンサー仲間とともに読み聞かせを行い、30を超えるブースではマルシェやライブ、ヨガなども行われました。
「mama HUG」には2日間で1000人以上のお客さんが訪れ、家族層にとって自然の中でのイベントが喜ばれることに手応えを感じました。このような環境でイベントができたこと、子育てができることにあらためて喜びを感じた出来事でもあります。
地方への関心が高まる今、私の中で静岡はとても子育てがしやすく最も都会から近い田舎だと感じています。通過点になりがちな静岡ですが、機会があればぜひ、立ち寄ってみてくださいね!
<取材・文・撮影/荒木麻里子(地方創生女子アナ47)>
■女子アナ■
荒木麻里子さん
大学卒業後、静岡放送のアナウンサーに。その後フリーに転身し、TBSニュースバードや地元の湘南ベルマーレの応援番組を担当。地方局、キー局、BS、CS、ケーブルテレビ、ラジオとさまざまな局、媒体で仕事をしアナウンサー歴は12 年。現在は2人の育児をしながら、静岡、東京、神奈川などでフリーアナウンサーとして活動中
―[地方創生女子アナ47ご当地リポート/第六回:荒木麻里子(静岡県)]―
地方創生女子アナ47
47都道府県の地方局出身女子アナウンサーの団体。現在100名以上が登録し、女子アナの特徴を生かした取材力と、個性あふれるさまざまな角度から地方の魅力を全国にPRしている。地方創生女子アナ47公式サイト(https://jana47.com/)