新型コロナウイルスの流行を機に郊外での暮らしにスポットが当たるなか、東京都青梅市にも広い家や豊かな自然を求めて移住する人が増えています。青梅での暮らしの魅力をより広く知ってもらうため、青梅市では移住・定住PR事業を開始。動画コンテンツやデジタルアートコンテストなどSNSと連動した取り組みを進めています。
テレワーク時代に合うライフスタイル
東京北西部、埼玉県との県境に位置する青梅市。霊峰・御岳山を擁し、奥多摩への入口であることから山のイメージがある青梅市ですが、じつは面積の約40%が市街地エリア。江戸時代に青梅街道の宿場町として栄えた歴史の街でもあります。
青梅市が注目されている理由は、まずそのアクセスのよさ。電車で新宿駅へは最短約60分、東京駅へは最短約75分。働き方改革やコロナ禍でテレワークが定着するなか、週の半分は都心へ出勤、半分はテレワークというように「都心も郊外も」というライフスタイルも選択できます。
そして、多様性のある暮らし。多摩川や霞川に沿った市街地エリアは、行政や医療サービス、買い物などの機能が充実。宿場町エリアは、古い建造物や商店街のレトロな雰囲気とカフェや家具工房などが共存します。里山エリアではハイキングや渓流釣りなどアクティビティを。自然と街とがほどよい距離感にある青梅だから可能なのです。
先輩移住者5組のリアルストーリーを公開
青梅の多彩な魅力を市内外に発信するため、青梅市では、「移住・定住PR事業」を展開し、コンテンツを制作・公開しています。注目は、移住のきっかけや青梅市に決めた理由、実際の暮らしについて先輩移住者5組に語ってもらったインタビュー。
子育てに最適な環境を求めて移住した一家、移住×古民家リノベーションを実現したカップル、青梅の自然にインスパイアされるアーティストなど5組5様のリアルストーリーは必見。インタビューはYouTube(市公式アカウント内の「My Home, My Ome」)で視聴できるほか、移住・定住ポータル
やガイドブックで記事を読むことができます。
ガイドブックは青梅市内各所のほか、2022年11月11日よりTOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ池袋、TOHOシネマズ立川立飛、TOHOシネマズ府中にて、11月18日からイオンシネマむさし村山にて数量限定で配布予定。ガイドブックの表紙と特設ウェブサイトのキービジュアルは、イラストレーターの坂内拓氏による青梅市をイメージした描きおろしなのも注目です。
青梅の魅力を発信!SNSで投稿キャンペーン実施中
また、SNSと連動したキャンペーンとして、自分にとっての青梅の推しポイントを写真やイラストにし、InstagramかTwitterで投稿する「#おうめ推し デジタルアートコンテスト」を実施中で、締め切りは2023年2月28日。審査によって選ばれた優秀10作品の投稿者に青梅市の特産品(1万円相当)をプレゼントします。応募の詳細はキャンペーンページにて。
青梅市では、市民も一緒に盛り上げていけるよう一般市民・市内事業者それぞれを対象にSNS講座を開催します。一般市民向けには、SNS総フォロワー数560万人、フィリピンでもっとも影響力のある日本人インフルエンサーのFumiya(三海郁弥)氏を迎え、SNSの上手な活用方法を講義。各SNSの特徴やSNS発信でのマナー・心構えなども学ぶことができます。日時は 11月17日(木)20:00~21:30、12月15日(木)14:00~15:30(いずれも同じ内容)。会場はネッツたまぐーセンター(文化交流センター)3階研修室B。申込みは専用フォームにて。
事業者向けでは、基礎編「情報発信のきほん」と応用編「情報発信の応用・実例・実践」からなる講座で、情報発信の基礎と他の自治体での成功事例とを共有します。講師はポニーキャニオン・エリアアライアンス部部長の村多正俊氏。日時は 11月17日(木)18:00~19:30と12月15日(木)16:00~17:30(いずれも同じ内容)。会場はネッツたまぐーセンター(文化交流センター)3階研修室B。申込みは専用フォームにて。
青梅市では、今後も青梅市移住・定住ポータルやインスタグラムで住みよい街・青梅の情報を続々発信していく予定。ぜひチェックを!
<文>土倉朋子