富士山と湖が間近で楽しめ、夏の避暑地としても人気の河口湖エリア。観光の合間に立ち寄りたいのが、湖畔に広がる複合施設「富士山大石 ハナテラス」。富士山や湖、花や緑を愛でながら9つショップを巡れる注目のスポットです。
ロケーションも抜群の複合施設
河口湖北岸の湖畔に面し、夏はラベンダーの名所としても知られる大石公園。ダイナミックな富士山を望むこの公園に隣接しているのが、敷地面積約2000坪の複合施設「富士山大石 ハナテラス」。
『「ふじ」を愛で、「はな」を愛で、「とき」を愛でる。』のコンセプト通り、四季の花と富士山を眺めながら、食事やショッピングを楽しむことができます。
敷地内のガーデンでは、地域の植生を生かした季節の草花がお出迎え。夏は、アジサイ アナベル、エキナセア プリマドンナ、ロシアンセイジ、ナツユキカズラなどの草花が目を楽しませてくれます。
石畳と白壁が美しい河口湖の景色にマッチ
「富士山や湖などの優れた自然景観や、歴史や文化の息づく河口湖畔の景観を崩すことなく、低層の店舗をゆとりをもって配置。白い外壁が花の美しさを一層引き立たせています」(広報本部長・堀内久雄さん)
店舗を結ぶ石畳には、ハートが隠れた石ベンチや、絶滅危惧種の生き物オブジェ、石畳に描かれた甲州八珍果、斬新なアーティスト作品が点在。散策するだけでワクワクできる空間です。
旬のフルーツも堪能できる地産地消グルメ
散策やショッピングの合間には立ち寄れるグルメスポットは4軒。ブドウを中心に県産フルーツをぜいたくに使用したスイーツが楽しめるのは「葡萄屋kofu ハナテラスcafé」。季節のフルーツプレートやパフェ、ジュースなどを店内またはテラス席で。県産のブドウを使ったレーズンサンドも必食です。
ゾウさんマークの「武田牛乳」が運営するのが、「T’s cafe」。富士の麓で絞った生乳使用の濃厚ソフトクリームは、暑い夏に欠かせません。
「BRAND NEW DAY COFFEE」の2階テラス席からは、壮大な富士山を見ながら本格ピッツァや焼き立てのクロワッサン、スイーツ、アルコールも楽しめます。ピッツァは、桃と生ハムなど県産フルーツを使ったメニューも登場。
「HanaCafe Kikyou」は、自社の桔梗屋直営生花店 「Dolce vita」(山梨県甲府市貢川)がコーディネートする、ドライフラワーのインテリアが魅力のカフェ。山梨県の名物・桔梗信玄餅をアレンジした「桔梗信玄餅オムレット」や「桔梗信玄ソフト+」などを和洋折衷のスイーツに魅了されて。
旅の思い出に選びたい和雑貨も
山梨ならではのお土産が見つかるのも「富士山大石 ハナテラス」の魅力。「□〇堂(かくまるどう)富士大石」は、天然石やガラスなどでつくられたアクセサリーショップ。ブレスレットやネックレスなどのアイテムが並びます。
「めでたや」には、千年の歴史ある和紙の産地で生まれた和紙を使った和雑貨や文具がずらり。水に濡れても破れず丈夫な和紙「ナオロン」を使用したブランド「SIWA(紙和)」のトートバッグや小物入れなどおしゃれなアイテムが目をひきつけます。
山梨の伝統工芸品「印伝」のアイテムが特徴の「しるし」では、財布や小物入れ、バッグなど洗練されたおしゃれな逸品をチェックして。
富士北麓地域が特産地として誇る織物生地を用いたアイテムが揃うのは「富士桜工房」。ネクタイやストール、ハンカチ、タオルなど個性豊かな雑貨はギフトもぴったり。
また、国内外のドライフルーツやオリジナルのチョコレート菓子・甘納豆などが手軽に購入できる「壱の蔵」も必見。山梨県産の素材を使った商品も多数取り揃えているので手軽なお土産として重宝しそう。
「富士大石 ハナテラス」へは、河口湖駅から車で約20分。バス利用の場合は、自然生活館バス停で下車して5分ほど歩くと到着します。
取材協力/富士大石 ハナテラス
<取材・文>寺川尚美