兵庫県の灘、京都府の伏見と並ぶ銘醸地のひとつ、広島県東広島市西条。JR西条駅周辺の「西条酒蔵通り」は市内屈指の観光スポットです。期間・数量限定で発売中の「ほろよい散歩クーポン」を使って、夏の酒蔵通りを散策してみませんか？
7つの酒蔵が並ぶ西条酒蔵通り
広島空港からバスで約25分、広島駅からは電車で約35分と、アクセスもよいJR西条駅。駅を降りてすぐの西条酒蔵通りには東西約1kmの範囲に7つの酒蔵が軒を連ね、日本酒の試飲や購入、酒蔵見学のほかランチやカフェ、ショッピングなどが楽しめます。
江戸時代、この地域は旧西国街道の宿場町として栄えましたが、すぐ北にそびえる龍王山の伏流水や酒づくりに適した盆地特有の気候に恵まれ、今では全国有数の銘醸地として知られるように。2024年2月には「西条酒蔵群」が、酒蔵として初めて国の史跡に指定されました。赤レンガの煙突やなまこ壁、西条格子といった独特の風情のあるまち並みを歩いていると、どこか懐かしい気分に包まれます。
西条酒蔵通りをお得に散策できる「ほろよい散歩クーポン」
西条酒蔵通りのすべての酒蔵やカフェ、和菓子店などの参加4店舗と観光案内所で使える「ほろよい散歩クーポン」が、2024年9月16日（月・祝）までの夏季限定で発売中。使う枚数に応じてお酒やオリジナルグッズなどの特典と交換できるお得なクーポンです。
酒蔵通りの魅力をより深く知ってもらいたいという思いで、2013年にこのクーポンの元となる「ほろよい散歩セット」が誕生。コロナ禍の中断期間を経て2022年の冬に「ほろよい散歩クーポン」として復活し、以来、毎年夏と冬の2回実施される人気企画になりました。
「日本酒の初心者さんからベテランファンまで、幅広い世代に購入いただいています。毎回楽しみにしてくださるリピーターの方も多いですが、このクーポンがきっかけで初めて西条を訪れたという方もいらっしゃるんです」（西条酒蔵通り観光案内所 市川幸子さん）
クーポンでしか試飲できない日本酒も登場
「ほろよい散歩クーポン」の特典は全28種類。なかでも人気特典のひとつが限定試飲酒です。たとえば、2023年のG7広島サミットで提供されたことでも知られる賀茂鶴酒造の「純米大吟醸 広島錦」はクーポン1枚で試飲（50ml）可能。普段は少し手を出しづらいお酒をお得に楽しめるのは、クーポンならでは。
「最近は限定特典も増えてきました。酒蔵や店舗とは毎回、情報共有や意見交換をして、まち全体で魅力あるものにしていこうと取り組んでいます」（市川さん）
試飲酒のほか、持ち帰り用の限定酒も充実。100ml～300mlの飲みきりサイズで、旅の思い出とともに家でゆっくり味わったり、日本酒好きな人へのプチギフトにもぴったり。日本酒のほかにも梅酒や甘酒、ぐい呑みなどの酒器とも交換できます。
少し疲れたら、昭和レトロなカフェでひと休み。酒蔵通りのもっとも東側に位置する賀茂泉酒造には、県の醸造試験場だった建物を改装したお酒喫茶「酒泉館」が併設されており、クーポンで引き換えた試飲酒を日本酒スイーツと一緒にいただけます。お酒を使っていないスイーツや仕込み水でいれたコーヒーなどもあるので、お酒が飲めない人や家族と行っても気兼ねなく楽しめます。
7月からは、賀茂泉の仕込み水でつくった氷に梅酒に浸かっていた梅の実を使ったシロップをかけていただく、夏季限定の大人の梅酒かき氷「梅ごこち」も登場。散策で火照った体をクールダウンするのにぴったりです。
スイーツやドリンク、グッズとも引き換え可能
そのほか「ほろよい散歩クーポン」は、ほのかに日本酒が香る白牡丹酒造の酒ようかん、酒蔵通りにある人気の和菓子店のスイーツやベーカリーのグリッシーニ、これからの季節のまち歩きにうれしい冷たいグリーンティーやソフトクリームとも引き換えられます。「お友達同士でクーポンをシェアしたり、あまり飲めない方はお持ち帰り用のお酒やスイーツを中心に使うなど、皆さんに幅広く楽しんでいただいています」（市川さん）
クーポンは2つの観光案内所でも使用可能。西条酒蔵通り観光案内所では、東広島市観光マスコット「のん太」のマスや酒粕キャラメル、JR西条駅2階にある東広島市観光案内所では、東広島市の観光ガイドブック「E magaizine」と引き換えられ、旅の思い出を彩ります。
多様な楽しみ方ができる「ほろよい散歩クーポン」の販売場所や各酒蔵、店舗の営業時間は東広島市観光協会ホームページで。8月10日（土）～8月16日（金）のお盆期間中は購入・使用ができないので注意してください。数量限定販売のため、販売数量に達した場合は期間内に終了することがあります。
「日本酒がお好きな方も飲めない方も楽しめる『ほろよい散歩クーポン』。このクーポンをきっかけに、酒都西条の様々な魅力を発見していただけるとうれしいです。酒蔵通りでお待ちしています！」（市川さん）
＜取材協力／東広島市産業部ブランド推進課 取材・文／カラふる編集部＞
