―[地方創生女子アナ47ご当地リポート/第10回:多賀祐子アナ(石川県)]―
全国47都道府県で活躍する女子アナたちがご当地の特産品、グルメ、観光、文化などさまざまな角度から地方の魅力をお届け。第10回は石川県でフリーアナウンサーとして活躍中の多賀祐子アナが石川県の魅力をリポートしていきます!
金沢市から車で1時間半で着くワイキキビーチ!?
石川県でフリーアナウンサーを務めつつ、ときどきアイシングクッキー先生をやっている多賀祐子です。石川県は南北に長い地形で、地域によって雰囲気ががらりと変わります。金沢は、加賀百万石の歴史と伝統文化が現在も残り、古き良き町並みを楽しめますし、北の能登半島は、世界農業遺産にも認定された里山里海をめぐることができます。
今回ご紹介するのは、金沢から能登方面へ約1時間半の地にある、志賀町・増穂浦(ますほがうら)海岸。全長4キロの白砂の浜辺で、海の透明度はまるでワイキキビーチ!
そんな石川県のワイキキ・増穂浦海岸は、海水浴のオフシーズンでも楽しむことができます。それは「貝拾い」。増穂浦海岸は、和歌山県の和歌浦、神奈川県の由比ヶ浜とともに日本小貝3名所と言われています。11月から3月にかけて、浜に『貝寄せの風』が吹き、淡いピンク色のサクラ貝をはじめ、ベニ貝、ムラサキ貝など、さまざまな貝殻が砂浜に打ち上げられるんです。
幸せを呼ぶサクラ貝を探す
そこで、子どもたちを連れて増穂浦へひとっ走りしてきました。ふっかふかの砂浜の3分の1ほどが、小さくて色とりどりの貝殻で埋め尽くされています。
歩きながらうっかり貝殻ゾーンを踏んでしまうと、パリパリと音がして、「踏んだらダメやよ~、レアな貝があるかもしれんし!」と子どもたちに怒られる始末。
そう、私たちのお目当てはサクラ貝。『幸せを呼ぶ貝』と言われ、古来より開運のお守りとして信じられているそうです。そのサクラ貝を集めようとやってきたわけですが、すでに拾われ尽くしているのかなかなか見つかりません。ではここで問題です。優しいピンク色のサクラ貝が下の写真の中に1つ隠れています。
正解は、真ん中の少し下にある貝でした!破片はいくつも見つかるのですが、割れていない完全体を見つけることは至難の業。私はずっと腰をかがめて探していたので、帰る頃にはすっかり腰が痛くなりましたよ。
こうして苦労して容器いっぱいにお気に入りの貝を集めた私たち。サクラ貝を見つけるのは、子どもの方が上手でした!本当にきれいな色です。
増穂浦海岸から徒歩1分のところに、道の駅『とぎ海街道』があります。こちらのお土産コーナーには、サクラ貝をつめた小瓶をはじめ、キーホルダーや絵葉書などが並んでいるので、サクラ貝が見つからなくても、幸せを運ぶ貝を手に入れることができます。眺めているだけで優しい気持ちになれる、不思議な貝ですね。
予約をすれば、道の駅やスギヨファーム能登、ロイヤルホテル能登などで、さくら貝を使った作品作り体験もできますよ! フォトフレームやストラップ、ブローチ、タペストリーなどのオリジナルクラフトを作ることができるそうなので、お友達やご家族での思い出作りにピッタリです。
残念ながら施設でつくることはできませんでしたが、後日おうちで、貝がらアートやアクセサリー作りに挑戦。下写真の左は8歳の息子作で、右は5歳娘の作品です。集めた貝がらは、アイディア次第で夏休みの工作の材料にも活かせますよね!
ちなみに、増穂浦海岸には全長460.9メートルある世界一長いベンチもあります! 460.9メートルとはどれくらい長いのか、皆様にお伝えすべく、リレー選手に選ばれるほど足が速い息子にお願いして、ベンチの端から端まで全速力で走ってもらったところ、約2分5秒かかりました!
かなり長いのがおわかりいただけたでしょうか。このベンチに座って眺めるサンセットは、美しいに違いありません。環境省が選定する『日本の水浴場55選~清潔安心楽しい水辺~』にも選ばれており、マリンスポーツや海水浴が楽しめる増穂浦海岸。近くにはケビンやキャンプ場もあるので、夏のおでかけにぜひお勧めしたい場所ですよ。
コロナで大変な時期ですので、すぐに行くわけにはいきませんが、コロナが収束した暁にはぜひ一度、石川県志賀町にある増穂浦海岸を訪れてみてください。
※同取材はコロナウィルスによる不要不急の外出自粛要請が出る前のものです。
<取材・文・撮影/多賀祐子(地方創生女子アナ47)>
多賀祐子(たが・ゆうこ)さん
石川県在住。大学を卒業後、金沢ケーブルで9年間アナウンサーを務めた後、フリーに。CMナレーションが得意で、年間30社以上のCMを担当。育児休暇中にベビーマッサージとアイシングクッキー講師の資格を取得し、県内各地で体験教室を開催している。マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャーとしても活動し、親子のコミュニケーション力アップのサポートも行っている。2児の母
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地方創生女子アナ47
47都道府県の地方局出身女子アナウンサーの団体。現在100名以上が登録し、女子アナの特徴を生かした取材力と、個性あふれるさまざまな角度から地方の魅力を全国にPRしている。地方創生女子アナ47公式サイト