シャネルやルイ・ヴィトン、グッチなど、世界中の名だたるブランドが岡山デニムを採用しているって、ご存知ですか?
古くから繊維産業が発達しデニムの生産が盛んな岡山県には、デニム生地やジーンズ製品をつくる会社が100社以上も集結し国内屈指の一大産地を形成。デニム仕様のタクシーや階段、自動販売機など、駅や通りのいたるところにジーンズがあります。
国産ジーンズ発祥の地、倉敷市の児島ジーンズストリートが大人気
なかでも、1965年に初の国産ジーンズを生産し“国産ジーンズ発祥の地”として知られる倉敷市児島には、30店以上のジーンズショップが集まる『児島ジーンズストリート』が。ほかにもジーンズの歴史&生産工程を展示した資料館やジーンズづくりを体験できる工房がある『ベティスミス・ジーンズミュージアム&ヴィレッジ』などの観光スポットが大人気。
資料館には「リーバイス501XX」の復刻モデルなども展示され、ジーンズ好きにはたまらないアミューズメントプレイスです。
さらに、倉敷市随一の観光地「美観地区」には「倉敷デニムストリート」も。ジーンズの聖地・岡山のエッセンスがぎゅっと凝縮されたこちらのエリアには、デニムまん(中華まん)やデニムバーガー、デニムタピオカなど、デニムをイメージしたおもしろグルメが話題に。
食べ物としてはちょっとびっくりな青色ですが、クチナシなど天然素材に由来するものなので、安心して食べられます。
そんな岡山のデニムは、糸の染色から生地づくり、縫製、洗い加工、仕上げにいたるまで、プロの職人によってひとつひとつ丁寧につくられます。その確かな品質と技術は世界でも高く評価され、「岡山デニムは色合いや風合いがすばらしい」と、国内外のバイヤーが大絶賛! だからこそ、世界中の名だたるブランドが岡山デニムを採用しているのです。
岡山デニムは今、カジュアルウエアにとどまらず、スーツや着物、学生服、インテリアの壁紙、バスのシートなど、さまざまなシーンにも使われており、その可能性はますます広がっています。
世界でも高く評価されている岡山デニムの世界、ぜひチェックしてみて!
<取材・文/カラふる編集部 撮影/林 紘輝 写真提供/岡山県>