うま味と栄養を丸ごといただけるスーパーフード。生活情報誌『ESSE』の読者が選ぶ「ふるさとグランプリ2023」で銘品部門1位に輝いたのは、宮崎県都城市のつまみニンニクでした。同部門の各賞に選出された注目の返礼品とともに、ご紹介します!
ニンニクの開発秘話に心打たれる人が続出
見事、銘品部門の金賞1位となった都城市の「スーパーフード! つまみにんにく&ディップセット」。丸ごと食べられ、健康維持に役立つGABAの含有量が一般的なニンニクの35倍、ほかの発芽ニンニクの2.5倍。その味わいは、「クセがなく美味」「やわらかくておいしい」と好評で、まろやか風味の2種のディップも「いろんな野菜にあいそう」と大人気。水の管理に気を配り、クラシック音楽を聴かせる栽培法や、事業を始めるきっかけとなった亡き娘への思いを語る生産者のプレゼン、障がい者の就労支援などの活動に、「心が温まった」と感動の声が続出しました。
金賞2位は、味変も楽しい天ぷらセット
熊本県八代市の「日奈久竹輪 天ぷらセット(竹)」。市内の名湯・日奈久温泉街名物のちくわと天ぷら(さつま揚げ)のセットは、「魚の味を感じる! 歯ごたえも味わいも完璧」「スーパーのものとは全然違うコクと甘味が最高」と品質の高さに加え、「ユズコショウが効いて絶妙」「ピリ辛もおいしい」など、味のバリエーションも好評で、「すてきな名物がある温泉に行きたくなった」の声が。寄付金の使い道では、特産のい草農家を守る取り組みに「畳い草は日本の大切な文化」と注目が集まりました。
希少なカツオ節の濃厚な香りに全員うっとり
金賞3位は、鹿児島県指宿市の「一本釣鰹本枯節『こころ節』 削り節2種と粉末パウダー1種セット」。カビつけ・天日干しでうま味を凝縮。カツオ節生産量のわずか3%と希少な「本枯本節」のなかでもさらに高級な一本釣りカツオ使用の削り節は、「すごくいい香り! うま味もたっぷり」「普通のカツオ節と全然違う」など180日かけてつくるカツオ節の尊さを実感。その場で削る実演もあり、濃厚な香りを思いきり吸い込む人も。寄付金を活用し、本枯本節で子どもの味覚を育てる活動にも興味を引かれた人多数。
銀賞は、味バリエが楽しい登別市のわら納豆
北海道登別市の「北海道のわら納豆 4種6本セット」は、小粒・大粒各2本、ワサビ・激辛各1本の詰め合わせ。「粒感と味のバリエーションが楽しい」「大豆の味がしっかりしていて、品質のよさを感じる」「特産のワサビを使った納豆が、さわやかな辛さで上品」「激辛はお酒といただきたい」など、味はもちろん、「専用の浄水器や納豆にもこだわりがあるとは、奥が深い!」と、製法も高評価でした。
フレッシュなトマトジュースも好評
おなじく銀賞を獲得した、北海道沼田町の「契約農家が露地栽培した完熟トマトジュース(食塩無添加)」。手摘みの完熟トマトを使用したジュースは「フレッシュな酸味で、飲み口すっきり」「子どももおいしく飲めそう」の声のほか、「濃厚でおいしい。そうめんとの相性もバッチリ」など、料理にアレンジしやすいことも高評価。生活に困窮する全国の大学生に特産のお米を届けるなど、若者支援に積極的な町の姿勢も好印象でした。
生活情報誌『ESSE』の読者インフルエンサーが、ふるさと納税返礼品を試食し、生産者のこだわりや自治体の魅力、寄付金の使い道などを審査する「ESSEふるさとグランプリ2023」。
審査会場は、明治18年創業の老舗『料亭 大宮 一の家』。全国各地から届いた自慢の返礼品を、懐石料理風に提供してくれました。
取材・文/カラふる編集部 撮影/林 紘輝、中川菜美