食材のうま味を損なわない抜群の切れ味。生活情報誌『ESSE』の読者が選ぶ「ふるさとグランプリ2024」で日用品部門1位となったのは、岐阜県関市の超硬合金包丁。同部門の各賞に選出された注目の返礼品とともに、ご紹介します!
日本一の刃物のまちが生み出した包丁の逸品
「KISEKI: 三徳包丁『ヤマザクラ』」は、日本初の超硬合金包丁。高級ステンレス包丁の半分の力で切れて10倍長持ちするという切れ味が自慢で、超硬合金製の刀身と岐阜県産天然木の接合も、高い技術力のたまもの。「ニンジンは甘く、タマネギは苦味が減ることを科学的に証明したのがすごい」「毎日の料理を格上げしてくれそう」と、会場からも熱い視線が送られました。そのほか「天然木の柄が手によくなじむ」「商品名がおしゃれ」など、多方面で高評価を獲得。寄付金をものづくりの現場の見学・体験に使う取り組みも「技術を絶やさず次の世代につなげてほしい」と賛同を得ました。
柄は岐阜県産ヤマザクラの天然木。洗練されたデザインのパッケージも大好評
シカ対策から生まれたジビエ100%のペットフード
熊本県八代市の返礼品「愛犬用 鹿肉 ジャーキー500g」は、愛犬家の肉屋さんが無添加でつくる大容量のイヌ用ジャーキー。「安心して与えられる」「食いつきがよさそう」「ペットフードにありがちな臭みがなく、品質のよさが感じられた」と、愛犬家の審査員を中心に興味津々。地元で急増するシカ対策から生まれたことについても「地域課題を解決できてエコ」と評価。寄付金を手厚い子育て支援に使う点も心をつかみました。
人間でも食べられるという安心の品質
国産タオル発祥の地が誇るホテルライクなタオル
同じく銀賞を獲得した、大阪府泉佐野市の「ヒオリエ ホテルタオル フェイスタオル6枚」。国産タオル発祥の地・泉州で開発されたオリジナル綿糸を使用。「特注の綿糸ならではの手触りや吸水性。ものづくりの姿勢がすばらしい」「ホテルライクでシンプルな色合いがすてき」「毎日使うからこそ、いいものがほしい」との声。寄付金の使い道では、学校での朝給食や、災害時に飲み水として使用できるろ過技術を備えたプールの整備が注目されました。
審査会では現地からリモートで返礼品の魅力をアピール
生活情報誌『ESSE』の読者インフルエンサーが見て、聞いて、試して、さまざまな角度からふるさと納税返礼品を徹底チェック。生産者のこだわりや自治体の魅力、寄付金の使い道などを審査する「ESSEふるさとグランプリ2024」。
審査会場は、明治18年創業の老舗『料亭 大宮 一の家』。全国各地から届いた自慢の返礼品を、懐石料理風に提供してくれました。
取材・文/カラふる編集部 撮影/林 紘輝、星 亘