馬路村のユズのすし酢がさわやかで美味! ちらしやポテサラにも

―[アンテナショップで見つけたご飯のともでおいしいレシピを提案]―

 女性誌の料理企画の編集歴はウン十年。フードコーディネーターの顔も持つ、編集者兼、出版プロデューサーの坂口明子さんが、都内アンテナショップで見つけた「ご飯のとも」とご当地調味料を使ったおいしいレシピを紹介します。

料理の隠し味に、ユズの香りが役に立つ

 日本のかんきつ類で料理に使用する代表の1つといえば、ユズ。日本料理では夏は青ユズ、10月から1月は黄ユズが、季節を演出する食材として使われます。料理には香りのよい皮を仕上げに、汁はポン酢やドレッシング、さらにユズコショウ、ユズ茶、和菓子や洋菓子など、その使い道はいろいろあります。

 この香りのよさを料亭やプロだけでなく家庭でも、ということで、もっと気軽に使える調味料を買いに、ユズの日本一の名産地、高知県のアンテナショップ「まるごと高知」を訪れました。

店内
店内は高知県の人気商品であふれている

 東京・有楽町にある「まるごと高知」。1階は高知県の名産物が所狭しと並ぶ「とさ市」、地下1階は地酒と工芸品を扱う「とさ蔵」、2階がレストランの「TOSA DINNING おきゃく」があって、アンテナショップのなかでも充実しているお店の1つです。

外観
JR有楽町駅から徒歩5分と便利な場所に

 冷凍のカツオのたたきやショウガの加工品、おやつに塩けんぴやミレーのビスケットを買いに何度も通っている、私にとってはヘビーリピートショップ。そして、今回ご紹介する、ユズ風味のすし酢も、ここにくれば購入できます。

ユズのたっぷり効いたすし酢「馬路ずしの素」

 馬路村(うまじむら)ってご存知ですか? 高知県安芸郡にある、ユズの名産地です。ユズドリンク「ごっくん馬路村」が大ヒットして一躍注目をあびたのが、馬路村農協。人口わずか900人程という小さな村ながら、数多くのユズ製品を製造したり、「日本で最も美しい村連合」に加盟したりと、ホームページをチェックすると、訪れてみたくなる魅力的なところです。

ゆず
馬路村のゆずは香り高い

 そんな農協製造では、「ごっくん馬路村」や「ぽん酢しょうゆ ゆずの村」が知られていますが、今回ご紹介するのは、すし酢「馬路すしの素」(650円税込/賞味期限:6か月/製造者:馬路村農協)です。

酢
かわいいイラストが印象的

 ふるさと納税の返礼品としても人気です。

 馬路村は有機循環方法でユズを栽培。そのユズの果汁がたっぷり入ったすし酢です。馬路村でもお祝いごとやなにかでよくおすしをふるまうとか。私もユズの季節は皮のせん切りをすし飯に入れたりします。でもこの「馬路すしの素」があれば、白いご飯に混ぜるだけで、ユズ香るおいしいすし飯がすぐつくれます。

「馬路すしの素」は、ほんのり甘く、おだやかな酸味とユズの香りが特長。おすしだけでなく、酢の物やピクルス、オリーブオイルと合わせてドレッシングなどにも使えて本当に便利。

 市販のすし酢には昆布だしがきいたものがありますが、だしの香りがなくかんきつの香りなので、洋風にも合うのです。海外在住の料理好きな友人たちにもファンが多く、ライスサラダやピクルスにも使うそうです。

カラふる×ふるさとチョイス