あんがもちもち。鎌倉市「かぼちゃきんつば」6種類を食べ比べ

―[ビビっとくる日本全国おみやげ日記]―
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鎌倉のきんつば専門店がつくる「かぼちゃきんつば」

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 神奈川県鎌倉市は大好きな場所の1つ。「コクリコ」のクレープ、「キャラウェイ」のカレー…お土産的にも「はとサブレ」やソーセージ、「かまくらカスター」など魅力的ラインナップ目白押し。

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 そんな鎌倉グルメのなかでも前々から気になっていたものが、きんつば専門店「鎌倉いとこ」さんの「かぼちゃきんつば」。イモのきんつばは聞いたことがありましたが、カボチャのきんつばなんてどれだけおいしいことやらと「かぼちゃきんつば ミックス6個入り」を早速お取り寄せ。

 きんつばとは、寒天で固めたあんこを小麦粉や米粉で包み焼き上げたもの。江戸時代の関西発祥の伝統和菓子で、個人的におばあちゃんちこと石川県でよく「中田屋」さんのきんつばを食べて育ったためか、「おなじみのお土産」というイメージ。

 寒天であんこを固める製法ではなく、スチーマーで蒸してあんこをよりモチモチに仕上げ、衣も小麦粉+2種の米粉をブレンドしてさらに食感を重厚に仕上げているのがこちらのこだわりだとか。

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 こちらはきんつばは、かぼちゃ、小倉、抹茶、安納芋、うぐいす、こがしきなこの6種入り。

「鎌倉いとこ」のきんつば6種を食べ比べ

中身

 早速カット&いただきます。

2種類

かぼちゃ
 強い甘味が特徴の北海道産えびすカボチャを使用したカボチャあん。意外に小豆がきいていて、あと味にカボチャという感じ。

安納芋
 イモあんにダイスカットしたイモが練り込んであります。イモようかんに似た、ほくほくとした食感とイモの甘味がおいしいです。安納芋ってunknownに似てない?

こがしきなこ
 白あんに炒ったきなこを練り込んだもの。きなこ味濃い! 香ばしさがきんつばの食感とよく合っていて、緑茶が欲しくなります。

抹茶
 白あんに抹茶を練り込んだもの。おだやかな抹茶味という感じで大人の味わい。

2種類

うぐいす
 青エンドウ豆からできたあん。甘さひかえめで食べやすいですが、ちょっと印象がぼんやりしてるかな?

小倉
 甘さひかえめで小豆の味がひきたつ定番のきんつばですね。老若男女に喜ばれると思います。

 6種食べ終えて印象に残ったのは「こがしきなこ」と「安納芋」でしょうか。かぼちゃはもう少し「THEカボチャ」感があったほうが好みでしたが、こがしきなこは今まで食べたことのない香ばしいあんでとてもよかったですね。

 ほかにも紫芋、くるみ、黒ごま、ゆずレモン、生チョコ、栗や季節限定のきんつばなどが販売されています。

 現在、長谷本店と小町通り店の2店舗あり、イートインも可能。鎌倉散策してきんつばでいっぷくもイイですし、お取り寄せも可能です。日もちは未開封で7日間ですが、価格もお手頃でうれしく、個包装なのでバラマキもできそう。

「姑はきんつばが好き」という情報をキャッチした私は、コラム外でもこちらのきんつばを贈ったりしたのですが、好評でした! 嫁姑関係にも活躍してくれるかぼちゃきんつば、使い勝手もよく、だれでも楽しめる伝統和菓子です。

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きんつば専門店 鎌倉いとこ
かぼちゃきんつば ミックス6個入り 1550円
日もち ★★☆☆☆☆
配りやすさ ★★★☆☆
みんな大好き+お手頃価格 ★★★★★

※紹介した商品は、取材時に販売されていたものです。同じ商品がない場合や価格変更、すでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。

―[ビビっとくる日本全国おみやげ日記/第77回]―

西園フミコ
漫画家。「コミックDAYS」で2018年から全国のおみやげをとりあげる『おみやげどうしよう?』を連載(全4巻)。