淡路島の牛乳と藻塩を使ったプリン
甘じょっぱいものが好きです。塩っけが加わったというだけで、その甘味がより好きになってしまうのですが、今回見つけたのが兵庫県「パティスリー・クリ」さんの「うずしおプリン」。
淡路島の牛乳と淡路島産の藻塩(もしお)を使ったこだわりのプリンとのことで、さっそくお取り寄せ。
以前「あわじ島アイスクリーム」の回でも取り上げましたが、淡路島は気候が温暖で酪農も盛んです。まだ古来から塩づくりを行ってきた歴史もあるんだそう。
せっかくなので「うずしおプリン」と、「シェフのこだわりプリン」各3個入のものをチョイス。開けてみると…
シェフのこだわりプリンはプリンらしい黄色ですが、うずしおプリンは真っ白。そして付属のソースがカラメルではなくメープルシロップなのが珍しい。
兵庫県「パティスリー・クリ」の「うずしおプリン」を食べ比べ
さっそく、うずしおプリンからいただいてみます。私が誤って捨ててしまった可能性もありますが、冷凍で届いたプリンの解凍について記載がなかったので地味に困りました。フィーリングで解凍していく。
いただきます。うおお、これはクリーミーかつ甘じょっぱくて美味ですね! カスタードクリームのような、卵を感じさせるマイルドな甘さのなかに、藻塩のアクセントでより甘さが際立つ感じ。
結構しっかり甘いので、個人的にはシロップがなくてもおいしいくらいでした。口溶けはかなりやわらかいタイプで、ミルクのムースのような感じも。
そして次は「こだわりプリン」。こちらもかなりやわらかいクリーミーなプリンで、メープルシロップは珍しいなと思いましたが、なるほど穏やかな甘さがよく合います。
卵は「エコロ」という卵を広島県尾道の農場から直送、生後450日までの健康な親鶏に限定し、産みたてを使用。牛乳は自然な風味や栄養を生かす低温殺菌のパスチャライズ牛乳が用いられています。こだわりプリンの名に恥じないこだわりぶりだ…。
個人的にはやはり甘じょっぱい「うずしおプリン」のほうが好きでしたが、3歳&5歳の子どもたちには「こだわりプリン」のほうが好評でした。甘じょっぱいプリンはまず甘いプリンを通過してからの大人向けなのかもしれない。
パティスリー・クリさんは西洋で生まれ日本の風土に溶け込んだ「日本菓子」というコンセプトの洋菓子店。プリンの賞味期限は製造日より6日間のため、お土産としてはマッハで&冷やして持ち帰ればなんとかなるかな?という感じですが、焼き菓子も充実しており、名物の「栗ケーキ」や、材料の重量の半分がはちみつというぜいたくな「パン・ド・エピス」などで数々の賞を受賞されています。
シェフのこだわりがみっちりつまった、珠玉のプリンやスイーツを味わってみてはいかがでしょうか。
パティスリー・クリ うずしおプリン・シェフのこだわりプリン 各3個入 (メープルシロップ付) 2528円
日もち ★★☆☆☆
配りやすさ ★★☆☆☆
クリーミーで甘じょっぱい大人のプリン ★★★★★
※紹介した商品は、取材時に販売されていたものです。同じ商品がない場合や価格変更、すでに販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。
西園フミコ
漫画家。「コミックDAYS」で2018年から全国のおみやげをとりあげる『おみやげどうしよう?』を連載(全4巻)。コミックエッセイ『ゴミ屋敷住人の祖父母を介護した話』が好評発売中!